太陽神の系譜

遊戯王シリーズは長く、
鮮烈な印象を残した場面やカードは多い。

あらためて5Dsのチーム太陽戦を視聴していたが、
これがまたオマージュとしても優れている。


三幻神の頂点《ラーの翼神竜》は、
原作において、私に最も鮮烈な印象を残したカードだ。

ステータスが生贄3体の合計値になる、というのは
当時としては極めて画期的であると同時に、
平凡なモンスターを束ねて凄まじい強さになる
ギャップ萌えや結束の尊さを感じていた。

言わずもがな《手をつなぐ魔人》は、
守備力だけとはいえ、同じような効果を持っている。
そしてチーム太陽は、魔人には無い耐性を
他のカードで補うことで、よりラーに近づけている。


チーム太陽の切り札は《眠れる巨人ズシン》だが、
決してズシン頼みではなく、
ルールの利用とカードの使い方が上手い。

防御一辺倒に見えるのは、
単純にチーム5Dsの攻撃性能が高いからであって、
スピードワールド2を利用したバーン戦術だけでも
厄介である・・・なにしろライフ4000の世界だ。

メインキャラのエースの種族がバラけていたDMやGXと違い、
5Dsのシグナー竜は、機械竜以外はドラゴン族。
そこに《ドラゴン族封印の壺》が刺さる快感っ!
あらためて“ドラゴン”を意識させられる演出でもあった。


《ラーの翼神竜》と同じくらい戦慄させられたのが、
言わずもがなRの目玉、《邪神アバター》である。

決まった強さや形を持たず、他者の現身となり、
1ポイントだけ凌駕する、まさしく頂点たる性質。

チーム太陽の切り札、《眠れる巨人ズシン》は、
様々な意味でアバターに“近い”カードと言えるだろう。
(音声的には「ずしん」と「じゃしん」で掛かっている)
チーム太陽は、黄金から暗黒まで太陽尽くしなのだ。


当然だが、ズシンもアバターには幾つもの点で及ばない。
アバターは“現身”ゆえに、ステータス変動が常に最終適応で、
直接対決ではズシンを完封してしまう。
ズシンはモンスターとの戦闘ありきなので、直接攻撃力はゼロ。
そして何よりも、出しやすさに圧倒的な差がある。

だが、決してアバターの下位互換とも言えない。

ひとつは単純に、変動幅が1000ポイントであること。
加えて、戦闘するモンスター効果を軒並み封殺するので、
戦闘破壊に耐性を持っていても突破できる。

アバターは全フィールドを参照するといっても、
変動幅は1ポイントであり、
単独での突破力はズシンに軍配があがる。
アバターは神ゆえに、ズシンに効果を殺されないが、
あくまで直接対決では勝つ、という話である。


しかし、それらを考えに入れても、
あまりに過酷な召喚条件が立ちはだかっていた。

過酷というのは、単に困難なだけではなく、
《終焉のカウントダウン》の存在である。
GX時代には既に存在していた、20ターン特殊勝利の
このカードこそがズシンを「使えないカード」として
忘却の彼方へ閉じ込めていた・・・。

・・・が、大会のルールが、評価を覆す。

初期ライフ4000、終焉のライフコストは2000、
スピードスペル以外の魔法を使うと2000ダメージなので、
1人目が発動した時点でリタイアする。

そうなると作中でチーム太陽が使っていた
カウンター4つの効果が、そのまま牙を剥いてくることにもなる。

予選で戦ったチームに、そういうのがいたらと妄想すると
これまた熱い気分になってくるぜ!






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この記事へのコメント

豆戦士
2020年06月10日 00:28
5D'sのWRGP編、ほんっっっっと大好きな豆戦士さんです。

ユニコーン戦。
実力者のジャックは事前の仕込みで罠にはめて倒し、初心者のアキは実力で圧倒し、遊星に対しては勝つのを諦めて確実に2000ポイント削り切って
リタイア。
えっ、これ、勝てなくね? 感がやばかった対戦でした。下手しなくてもラスボス戦以上の絶望感ありました。

「リアルアタックで潰して勝つ」という極めて合理的な戦術を見せてくれた名前思い出せない彼ら。

太陽戦はアッキーさんが語ってくれてるので割愛。

主人公sと互角の戦いを繰り広げて、1人1人実質引き分けに持ち込んでいくが、1体倒すだけでもやっとだった神のカードの数が増えていってどんどん絶望感が増していくチーム・ラグナロク。

そしてシリーズボスの風格たるニューワールド。これも最後の機皇帝に戦力を集中させる戦術。

と、決してワンパターンにならず、それでいてチーム戦の面白さを全力で魅せてくれるんですよねぇ。

LP100フィールド空手札0からの逆転が面白いのに、さらに相手側に3人分の積み重ねがあったらさらに面白くないわけがないじゃないですかー。
アッキー
2020年06月10日 21:35
>豆戦士さん

まさしくライディングデュエルとチーム戦の面白さ奥深さが、これでもかと詰め込まれた集大成っっ!!

ユニコーン戦の絶望感ほんと同意です。
世界の命運が懸かっているわけでもない、真っ直ぐ健全な対決だからこその、純粋にゲームとしての複雑さ、戦略の妙が冴え渡るうううう!!
個人戦とチーム戦の違い、スタンディングとライディングの違い、繰り広げられる駆け引きの巧みさは、大会随一!
チーム戦、という面では完全にユニコーンが圧倒してましたよ・・・。

バイクに乗ってデュエルすることの危険性という、大切な事実を伝えてくれた、チーム・カタストロフ。(選手名は思い出せない)

ラグナロク戦の、極神が徐々に増えていく展開、この圧迫感!
撃破は出来るんだけど、復活してくるからもう・・・!
ユニコーンもそうなんですが、誰が世界を救ってもおかしくないほどの、強豪が集まっているんですよねぇ、この大会。

そんでもって言わずもがなニューワールド!
ライフ大幅増強からのグランエルと、それを操るホセのタクティクス、シューティングの連続攻撃、しかし更なる変形合体ぃ!!

ひとつひとつがすっごい面白く、バリエーション豊かで、やはりWRGP編は5Dsの熱さ最高潮ですよねええええっっ!!


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