七月は梅雨だから薔薇を語るぞ♪

薔薇を語る語るぞ♪薔薇を語るぞ♪



男性の漫画家で、ゲイを色物としてではなく
キャラクターとして描いている作家は極めて少ない、
みたいな話を以前どこかで語った覚えがあります。

しかし思い浮かべてみると案外そうでもない。
(少々基準を緩くしたからでもあるけれども)


ゲイをキャラとして描いている男性作家として、
思い浮かぶ筆頭は何故か、
山川純一より先に柴田ヨクサルだったりします。

「エアマスター」に登場する、長拳使いの長戸は、
そう言えばゲイだったな、と思う程に、
セクシャリティー以外の部分でキャラが立っている。
「ハチワンダイバー」のキリノも、
例の三間飛車や、人形師としての個性が強く、
だいぶ後になってから、ああ成程と思い当たる。

これらだけでも高評価ですが、
実のところ「谷仮面」のラスボス・清河の件が
特記作家筆頭の決め手になっています。
まともにゲイを描いたマンガは、今や少なくないですが、
ラスボスに据えたマンガとなると、一気に少なくなる。
私の知る限り、確定なのは
「荒野の天使ども」のMr.ブルーと合わせて2例しかない。
(あちらは言うまでもなく女性作家)


まともに、というのは
デザイン的にも色物でない、という意味でもあります。

サハラ砂漠をイメージするとき、
さらさらの砂が地平を埋め尽くす光景だと思いますが、
実際それは全体の3分の1程度であって、
3分の2は柱状の岩石が砕けつつある“岩石砂漠”なのは
「地球大紀行」で得た知識ですが・・・

・・・ゲイと聞いて多くが想像するであろう
類型的なデザインは、ゲイの1割にも満たないでしょう。
多分“女性”の中の“ギャル”の割合くらいかな。
少なくとも私が今まで出会ってきたゲイの中に、
類型的な外見や性格の人は皆無でした。
このあたりは「きのう何食べた?」で
イラスト付きで描かれています。一瞥即解!

ヤマジュンの描くゲイも、当時のスタンダードからは
だいぶ外れているデザインとのことですが、
成人マンガとしての“性的なカリカチュア”に即しており、
つまりはスタイルが良くてエッチ、なのです。
(例外はあるけど有名どころは基本そう)
色物ではないけど色気むんむんではある・・・。


私の“萌え”の話でもあるのだけれど、
デザイン、というのは案外でかい要素で、
それは例えば、マンガ版「腐女子彼女」の黒船氏が言う
ある種の“薄気味悪さ”みたいなものに(19話)
賛同こそしないけど、分からなくもない、というか。

意見としては完全に雅姐の側なんだけど、
アッキーの好みと一致するかは別問題。
えーと、例えば「残酷な神が支配する」だと、
グレッグが好みストライクで、ゆえに彼の死後は正直、
だらだらと引き延ばしてる感があるとか・・・そういう感じ。

言うまでもないけど萩尾望都作品でアッキーが好きなのは
「11人いる!」及び続編の「東の地平 西の永遠」ですんね。


話が脱線しているので元に戻します。
ゲイをキャラとして描いている男性漫画家の、
パイオニアは永井豪だと思っています。
「デビルマン」の時点では、まだ異性愛ありきなので、
時期的に最初ではないとは思うのですが、
そこらへんはアッキーの萌えに基づくので悪しからず。

つまりは、男性としての魅力や、ある種の“むさ苦しさ”と、
フィクションとしてのディフォルメやカリカチュアの、
程よい配分、リアリティの中庸とでも言うべき描き方が
アッキーが思い描く“萌え”のストライクゾーン。
吉田秋生、樹なつみ、あたりを思い浮かべていただければ。

樹なつみ自身が永井豪の影響を強く受けていると、
「エキセントリック・シティ」のコミックスおまけマンガで
公言されているわけですが、
同じく“黒い産湯”に浸かった作家というと、和月伸宏。

武田観柳の男色設定は、没になったと書かれていますが、
それは、作中で明言しないという意味であって、
高荷恵の「情婦ではない」発言に設定が残ってるのですね。
バルザックの小説よろしく、たった一言で“匂わす”ような、
後に「エンバーミング」で作者自身が述べている技法は
アッキーも好きです・・・。

言うまでもなく観柳も、類型的なゲイ像に収まらない。
ともすれば小悪党スレスレなのに、
たまに主役を食いかねない存在感の最大風速は、
キャラとして作り込まれた証左であります。


微妙なラインとしては、石渡治と奥浩哉。
異性愛を基準としており、同性愛への造詣では
若干の物足りなさを感じなくもないけれど、
挑戦的な姿勢、類型的でないデザイン、
なんてったってキャラクターが生き生きしている。

類型的なデザインも、使い方次第なのは、
たかしげ宙&皆川亮二のコンビと、安西信行。
ヴォルフや神威は、ガチムチだとかオネェ言葉だが、
色物に留まらない強烈なキャラクター性を持っている。
「なにっ!?これが~」などの魅せ場や、
忍者関連で“カムイ”を当てるなどの優遇っぷりだ。

少年愛、ソドミィとしては、平野耕太、瀬名陽太郎。
たかしげ&ミナガーのマンガに毎回のように
生意気なショタが登場するのと同じ理屈ですね。
アッキーはショタコンではないので、
このくらいの年齢の“美少年”が良いと思います。
“子供”よりも“青年”寄りというか・・・。

いやまあ、原義のロリータと現代のロリコンには
ズレがあることから、ショタコンの定義を広く考えると
アッキーもショタコンの枠内に入るのかもしれませんが、
その基準だと人類の8割がショタコンですよね。
はい、控えめな数値でございます。


低気圧でしんどいので、このへんで切り上げる無念。





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