進撃の巨人 32巻





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正直なところを述べると、
かつて程の入り込みは戻ってきていない。
そう、私の方に問題はある。
心が折れてしまっているのは外ならぬ私だ。

それでも最後まで追い続けたいんだ。



127話感想

なんだかんだジャンって孤独な人かもしれない。
ひとりぼっちタイプではなくて、
輪の中にあっても孤独というか・・・。
マルコのときと同じく、
自分の心を本当に分かってくれる人と共にありたい。

そしてハンジ団長の言葉。
「大半は壁の外に人類がいるなんて知らずに死んでいった」
これが“重い”のは、私も死んでいたかもしれないから。
ここまで読むことなく、精神疾患の発作で
死んでいた可能性は現実味がある。

お医者さんからは「今まで生きていたのが不思議」と言われて、
そんなに病状が悪かったのかと驚愕したものだったが、
しかし考えてみれば、「死んだら進撃の続きが読めない」と、
ずっと恐怖に怯えていたのは、生存本能からの警告だった。



128話感想

あらためて読むと、
マガト隊長とキヨミさんのセリフは対になっている構成。

マガト「元帥だ」

まさしく、同じ民族や国民というだけで
加害者と同じ罪を着せられるのは間違っているんだ。
けれども、歴史を伝えていく“義務”は
(マガトは“責任”と言ってるが)あるという話。

過去の被害を軽んじる者は、現在の加害者となる。
これは私の味わってきた、紛れもない現実だ。

「ただ世間が狭くなるだけです」
「相も変わらず同様の殺し合いを繰り返すことでしょう・・・」

振り返ってみると私は稀有な子供だった。
陥っていた血債主義も、そうと名付けられたから
そうなのかと思ったのであって、やはりズレがある。
自分では単なる“大人の感覚”だと思っていたものが、
大人の世界でも異種異様な感覚だった。早熟ではなく畸形だった。
20年前に諌山さんに出会えていなかったことが残念でならない。


129話感想

“仲間”と思っていた人から、
被害者を無視した怒り、軽んじる熱弁が出てくると、
どうしようもなく白けた嫌悪感が溢れ出す。

私は根がお人よし過ぎるのか、
自然と“良いとこ探し”をしてしまうけれども、
「ああ結局そうなるのか」という“習い性”も染みついている。

希望は、継続して与えられなければならない。
ひとつふたつ、硬貨を転がすように与えられても、
すぐに使い切ってしまう。
絶望は、継続して与えられているのだから。

そして、与えられたものが希望であれ絶望であれ、
受け取らない選択肢は用意されていない。



130話感想

諌山さんがエレンを「物語の奴隷」と呼んだのは
かなり衝撃的だったものだけれども、
ある意味それは鎖に繋がれたトラクス(ヒストリエ)であり、
解き放たれたら止まらない。
それは“檻”から“庭”に出た程度の自由でしかないが、
だからこそエレンは柵を壊しに行くのだろう。

今なお小中学校時代の記憶が
ひっきりなしに幻聴として頭に響き、
ちょっと気圧が下がれば悪夢が復活する私は、
ちーっとも自由じゃない。
加害者を皆殺しにすることを“夢見る”私は、
“次善”の皆殺しを選んだエレンを
本当に止めたいと思っているのだろうか。










<完全に包囲されている!>

・・・さて、シリアスな時間は休憩だ!

本編とは別の意味で地獄絵図な、
それでいて微妙にリンクしているような、
これはこれでリアルな恐怖。

コミカル極まりないけれど、
州知事が向こう側で警察が敵で、
仲間たちが錯乱して混迷しているっていう。


というか130話の直後に
その苦悩はエレン、腹筋に悪いよ・・・。
ひでーよ諌山センセー・・・
物語の奴隷じゃなくて、物語の玩具だよ!

もはや嘘予告ではなくパラレル化している
進撃のスクールカースト、
これはこれで次回がメッチャ気になるという罠。


ちなみにユミルたんと始祖ユミルさんが
同じ画面にいるっていうのが
私の胸中に謎の感動を呼んでいるっていう。







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