百合の花咲くセカイ

最近は百合漫画も増えてきたと思うアッキーです。
あるいはアッキーのアンテナが広がったとも言えますが、
だとすれば「不自由セカイ」と「春夏秋冬」の存在は、
私にとって極めて重要な意味を持っています。

昔からプレイとしての“レズもの”はあって、
それは別に嫌いではないんだけれども、
男性本位だよなァ・・・と感じるのも否めなくて、
アッキーが百合よりBL寄りの嗜好なのは、
このあたりも関係しているでしょう。

すなわち、“女目線からの百合”が
増えてきた印象がある・・・というのが、
より正しい実感なのだと考えられます。


念の為に言っておくと、男目線が駄目なわけではなく、
そもそもSGL姉貴ことシスター・ジルや、
毒蛇の百合生徒会長こと海槌麗巳は、
いずれも男性作家が描いているわけで・・・。

アッキーは“男目線”と“男性本位”の間に線引きをしており、
なおかつ男性本位の描き方を一概に悪だとも思いません。
言わずもがなアッキーは「ラブ・シンクロイド」好きだし、
「ミュウの伝説」推しキャラはカミュラ様です。

必ずしも“女目線”が全面的に好きというわけでもない。
「恋愛遺伝子XX」の世界観やテーマは
男性的価値観へのアンチテーゼとして頷ける一方で、
ストーリーにイマイチのめり込めなかったのよな・・・。
同じ作者コンビなら「春夏秋冬」の方が断然面白い。


男目線とか女目線とかではなく、
男女が共存する社会における、“馴染めない違和感”を
丁寧に描いてくれるのがアッキーのストライク。

つだみきよ「ファミリー・コンプレックス」の方の
春夏秋冬それぞれに近しい感覚があってな・・・。

アッキーの母親が“女の群れ”を嫌悪しているのも、
“境界的”な存在を疎外する悪習に対する嫌悪であり、
別に女が嫌いなわけでもなく。
むしろ「真珠夫人」の後半は百合小説である、
という考察は彼女の受け売りだったりします。


「真珠夫人」は当時の評価として、
瑠璃子のキャラがブレているとの批判も受けており、
「青春の賭け」の筆者さちりみほですら
義娘・美奈子との百合という視点には至らなかったのですが、
菊池寛は愛人が多くて同性愛的な傾向もあり、
女言葉で手紙を書いたりもしているという話もあるのよな。
瑠璃子が同性愛的な気質があるとすると、凄い符合する。

いずれにしても、アッキーとて
母に言われるまで気が付かなかった“間抜けな探偵”なので、
批判でも何でもなくてですね・・・。

となると「ガラスの仮面」の姫川亜弓も、
百合なのかな、と閃いたわけです。そのときに。


姫川亜弓は海槌麗巳と違って、
作中で明白に百合とは言われていないのですが、
マヤと違って男性に恋をしない、
(演技の為に付き合うフリをした男も捨てている)
マヤに向ける感情のベクトルを考えると、
多分そうなんだろうな、と思うわけです。

同じことを考えている人は割と多くいるようで、
やはり悟空とベジータよろしく
ライバル同士が組んだら最強なんですよ!

悟空とベジータの“合体”はBL的な意味ではないですが、
少年漫画における男同士の熱いバトルにBLを見出すのは
もはや古典芸能と言ってもいいくらいで、
それは少女漫画でも同じことです。


姫川亜弓の百合ターニングポイントは、
間違いなく吸血鬼カーミラであると考えられます。

ストーリー的にはマヤの仇討ちとして、
明日香のパチモンをコテンパンにしていますが、
この頃からマヤへの感情ベクトルが
いっそう強くなっているのですね。

海槌すずえ・・・じゃなかった、美内すずえが
どこまで意識しているかというと、
かなり明白に百合として描いていると思っています。
なんてったってカーミラは百合の吸血鬼なので・・・。

GXカミューラは遊戯王らしくショタコンですが、
「ミュウの伝説」の妖将鬼カミュラは明らかに女好きで、
「ふしぎ遊戯」の神代魅は若い女を200人近く吸血と、
それぞれ設定に倣っています。


バイセクシャルについても書きたいところですが、
やたら長くなりそうなので別の機会を待つとして、
連載中の百合漫画で注目株を挙げておきます。

「ムルシエラゴ」は何度か語ってますが、
他にも色々と面白いものが出ていますね・・・。

ライバル心は恋心に転化しやすいカリカチュアこと、
「少女漫画主人公×ライバルさん」や、
超人的な委員長を筆頭に変態に満ちた尊い世界こと、
「ナメられたくないナメカワさん」、
変態主人公によるSM魔法少女物語こと
「魔法少女にあこがれて」など・・・。


・・・百合が好きなのではなくて、
変人や変態が好きなのでは?というツッコミは受け付ける。

読む分にはBL寄りのアッキーですが、
書く分には百合の方が高評価を得ているのは、
単純にキャラクターの変態度の差なのかなあ・・・と。

結局はキャラが立っているかどうか、というのは、
考えてみれば創作の基本ではある。
野宮瑠水の「誰がモラルの話をしましたか」は名言。






2021年04月
            1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30   

過去ログ

テーマ別記事

最近の記事

最近のコメント

QRコード