宵子の童話「サンタ少女」

良い子にしていたら、サンタさんがプレゼントをくれる。
そのように信じて、少年は1年を過ごしていました。
朝は眠くても頑張って起きて、学校に出かけます。
勉強も運動も真面目に頑張ります。
好き嫌いだってしません。
苦手な国語も、漢字の書き取りを10回ずつしました。
走るのは遅いけれど、マラソン大会は最後まで走ります。
野菜も食べて、元気元気。お肉が好きなのはご愛敬。

そして迎えた12月24日の夜。
少年はワクワクしながら布団を被りました。
小さな手で毛布をギュッと掴んで、目を瞑ります。
ドキドキする心臓の音が、いつしか遠くなっていきます。
今年こそサンタさんが来てくれると、少年は確信していました。

少年の家は、あまり裕福ではありません。
これまでサンタさんが来たことはありませんでした。
サンタさんの正体は、お父さんか、お母さん。
そんな話を知らない少年ではありません。
けれど少年は、自分が悪い子だからという可能性を考えたのです。
宿題を忘れたり、夜更かしして朝寝坊したり、遅刻したり。
お肉ばかり食べて、野菜を嫌ったり。
そんな悪い子だから、来なかったんだと思っていました。

(神様、今年の僕は一年間、良い子だったでしょう?)
少年は祈るように手を擦って、布団の中で寝返りを打ちました。
ちゃんとパジャマにも着替えています。
寝る前に歯磨きもしたし、トイレにも行きました。
だから今年こそ、今年こそ、願いが叶うはずです。
少年は、あったかい服が欲しかったのでした。



「スースー・・・・・・むにゃ・・・?」
夜中の変な時間に、少年は重苦しさを感じました。
誰かが布団越しに乗っかっている。
いったい誰だろうと思って、少年はすぐに分かりました。
「サンタ、さん・・・?」
布団から顔を出すと、赤い服が見えました。
「やっぱりサンタさんだ!」
「そうよ、私はサンタさんなの。」
しゃんしゃんと鈴を鳴らすような声が、優しく降り注ぎます。
雪のように儚げで、けれど冷たくない。
「おんな、の、こ?」
「ええ。女がサンタやってちゃ悪い?」
少女が笑って口を尖らせると、少年は顔を真っ赤にしました。
暗がりに目が慣れてきて、彼女の輪郭が分かってきます。
帽子からこぼれた黒髪、可愛らしい顔立ち。
少年とそう変わらない年頃なのに、発育の良い身体。
厚手の服に包まれながらも、膨らみを主張していました。
「わ、悪くないけど・・・」
「そうね。君のここは、私が良いって言ってる。」
布団越しでしたが、そこは少年の陰部でした。
少女は目を細めて笑いながら、手を動かします。
「ま、待って、サンタのお姉ちゃん!」
「直接してほしい?」
「ちょ、直接!?」
「嫌なら、もう帰るわ。他の子にもプレゼントを・・・」
少女は布団を擦った指を、ペロリと舐めて言いました。
「・・・配らなくちゃ、いけないの。」
「嫌じゃない!」
少年は反射的に叫んでいました。
気が付くと布団から出て、少女の腕を掴んでいました。
「ふふっ、良い子ね。」
少女は少年のパジャマを下だけ脱がして、馬乗りになりました。
「サンタのお姉ちゃん、僕、こわいよ・・・!」
「可愛い。大丈夫よ、ゆっくり入れてあげる。」
少女は小さく息を吐いて、腰を動かしました。
未知への恐怖が快楽と入り混じります。
「あっ、あっ、なんか変! お姉ちゃん、僕、おかしいよ!?」
「何がおかしいの?」
「お、おちんちんが、おっきくなって、すごく気持ちいい!」
「おかしくなんてないわ。男の子なら当たり前よ。」
「あっ、あーっ! なんか出るっ!?」
少年は紅潮した顔で、小刻みに体をビクビク揺らしました。
「ちゃんとトイレ行ったのに、おしっこ出ちゃった・・・」
「気持ち良かったでしょ?」
「ぐす・・・僕、悪い子になっちゃった・・・」
「君は良い子よ。この一年間、ずっと頑張ってきたのよね?」
「うん・・・」
「だから、これはプレゼント。私の身体で気持ち良くなって?」
少女は少年の涙を舐め取りました。
そのときには既に、少年の陰部は再び活力を取り戻していました。
「ふふっ、元気ね。今度は口でしてあげる。」
「な、なにするの、お姉ちゃん!? そんなとこ汚いよ!」
「はむっ」
「あうっ!?」
少年は、咥えられた途端に抵抗する気力を失いました。
その後は、もう記憶が定かではありません。
とっても気持ち良かったことだけ覚えています。

「んん・・・くひゅ・・・君の、とっても濃くて・・・」
少女の顔は、べっとりと白い液体が、こびりついていました。
それは少年の身体から出てきたものでした。
「・・・おいひぃ・・・・・・」
この光景を見ていると、少年は再び息が荒くなってきました。
「サンタのお姉ちゃん・・・」
「ん?」
「僕、もっと気持ち良くなりたい!」
「うん、偉い偉い。ちゃんと自分の気持ちを言えたね。」
少女は笑顔で少年の頭を撫でました。
「だけど、今年はこれでおしまい。」
「え・・・?」
「君が良い子にしていたら、また来年も来るわ。」
「うん! 僕、ぜったい、ぜったい、良い子にしてるから!」
「ふふっ、約束よ。」
少女は少年の指に、自分の指を絡ませて、小声で何か呟きました。
「おまじない。また来年も会えますようにって。」



それから少年は、見違えるように逞しくなりました。
まだ安定しないとはいえ、成績が伸びました。
身体は小さなままでも、走るのが早くなりました。
好き嫌いだって、するわけがありません。
またサンタさんに会えると思うと、何も苦にならないのです。

気持ち良さを思い出して、少年は自分で弄ったりもしました。
「はふう・・・サンタさん、サンタさん、サンタさん!」
ドロリとした液体を放出すると、とても気持ちが良くなりました。
少年は、これは良い子の証だと思いました。
「サンタのお姉ちゃん、気持ちいいよお!」



月日は矢のように過ぎ去り、再びクリスマスがやってきます。
12月に入ってからは、自分で弄るのをやめています。
少年の頭は、ますますサンタさんでいっぱいになりました。
身体が火照って、風邪と間違えたほどです。

(サンタさん、僕は今年も良い子でした。だから・・・)
布団の中で少年は、祈るように手を擦ります。
そして自然と下に向かった手は、陰部を弄り始めました。
「はっ!」
我に返った少年は、手を折り曲げて頭を乗せました。
悶々として眠れません。
そのうち窓の外に、人の気配がします。
しゃんしゃんと鈴を鳴らす音が聞こえてきます。
「サンタのお姉ちゃん!?」
「呼んだ?」
いつの間にか部屋の中に、少女が立っていました。
「うふふ、今年も良い子にしていたわね。」
少女は一年前と同じように、少年に乗っかります。
前と違うのは、服装でした。
確かにサンタ服ではあるのですが、胸元が開いています。
そこへ少年を導いて、少女は左右から手のひらで押します。
「あっ・・・あうっ!」
「どう? おっぱい気持ちいい?」
「気持ちいい! サンタお姉ちゃんのおっぱい!」
「あんっ♪もうビクビクってしてるわ?」
少女の吐息が、少年に甘くかかりました。
「1ヶ月近くも、自分で弄らなかったのね。」
「うん、お姉ちゃんと気持ちよくなりたかったから!」
「良い子ね。じゃあ、白いおしっこ、出しなさい。」
甘い声で命令された途端に、少年の脳髄に稲妻が落ちました。
ビュルビュルと音を立てて、何かが抜けていきます。
白い液体が谷間から溢れました。
少女の顔も汚しました。
それがとっても気持ち良くて、少年は思わず笑いました。
「ありがとう、サンタさん・・・ありがとう・・・!」
「君が良い子にしていたからよ。」
しかし次の瞬間、少年は猛烈な尿意に襲われました。
サンタさんが楽しみで、トイレに行き忘れていたのです。
「おねっ・・・」
双丘から抜こうとしましたが、間に合いませんでした。
「あっ、あっ、あっ・・・」
絶望で歪む少年の顔が、事態を物語っていました。
おしっこが止まらなくて、かけてしまったのです。
「ごめんなさい、サンタさん・・・僕・・・僕・・・」
少年は顔を引きつらせて泣きじゃくりました。
「僕・・・悪い子になっちゃったよ・・・!」
嗚咽は後から後から押し寄せてきます。
しかし少女は、すぐに服を脱いで、少年を抱きしめました。
「いいのよ。悪いのは私だもの。」
「えっ?」
「君が可愛いから、悪戯しちゃった。嘘をついた。」
「嘘って・・・」
「その前に、私の身体、拭いてくれる?」
「う、うん!」
いったい少女の嘘とは何なのでしょう。
気になりましたが、少女の華奢な身体に意識を奪われます。
水で絞ったタオルで、その肌に触れました。
「あんっ♪冷たい!」
「ご、ごめんなさい!」
「謝らなくていいわ。そのまま・・・ひゃんっ・・・」
少女は身体を震わせて、楽しげに笑っています。
「・・・ああ、そこ・・・いいわ・・・上手よ・・・」

すっかり拭き終わると、少女は予備の服に着替えました。
それは去年に着ていたサンタ服でした。
「私まだサンタじゃないの。」
唐突に少女は語り始めました。
「パパとママみたく、プレゼントは配れない。」
そのとき少年は、自分が欲しかったものを思い出しました。
あったかい服を貰ってはいなかったのです。
「トナカイだっていないんだ。ソリも引けない。」
「そ、そうなんだ・・・」
「ごめんね、今まで騙していて。」
「お姉ちゃんが謝ることなんてない!」
少年は思わず叫びました。
「誰がなんと言おうと、お姉ちゃんは僕のサンタさんだよ!」
「ふふっ、ありがとう。君ならそう言ってくれると信じてたわ。」
「お姉ちゃん・・・」
少年は、あたたかいものを感じました。
寒い冬に、薄っぺらい毛布でも、あったかいのです。
「これからも私と一緒にいたい?」
「うん!」
「じゃあ、私のトナカイになってくれるよね・・・」
少女の目が怪しく光りました。
いつの間にか少年の前身は、毛皮に覆われていました。
「お、お姉ちゃん、これって・・・?」
「この一年間、私の言う通りに、良い子でいてくれて・・・」
少女の唇が、トナカイになりつつある少年の唇に触れました。
「・・・本当に、ありがとっ♪」


こうして少年は、トナカイになったのです。
ずっと欲しかった、あったかい服の代わりに、毛皮があります。
どんな寒い空だって、つらくなんてありません。
鈴を鳴らして空を駆け回り、少女を乗せて運びます。
かつての自分のような子供に、プレゼントを配るために。
そして、配り終えた後は、少女と気持ち良くなるのです。
やがて少女は次のサンタを産んで、ママになるのです。
サンタの夫婦は、今日もプレゼントを運んでいます。
明日は貴方のところへ、あったかい服を届けるかもしれませんよ?



   サンタ少女   了








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