気象病には「テイラック」!

気象病について調べていると、
小林製薬の「テイラック」が最近
よく検索ヒットするようになっていた。

モノは何かというと、どうやら漢方薬らしい。
元々、二日酔いの症状などを抑えるべくして
粉薬として発売されていたものを、
錠剤として固めて、パッケージ新たに
気象病の薬として売り出しているとのことだ。

急ごしらえでなく、以前からある薬の新装版ならば、
一般販売における治験も十分であり、
たとえ何かあっても対処も確立されていよう。

中身も漢方薬らしく、副作用も少なそうだ。
漢方薬と聞いて、あの耐え難い苦みが心配だったが、
そこを錠剤にしたのが新装版たる所以と言える。
錠剤ならば、買いだ。


というわけで服用してみた。
予想通りに、あまり劇的な効果は無い。
それは一般販売されている薬剤としては良いことである。

これが劇的な効果があれば、逆に不安だった。
劇薬は副作用も強いものだし、
そうでなくても、手放せなくなるのは恐い。

低気圧ラッシュの中、ただでさえ品薄なのだから、
“あんまり効かない”くらいがベスト、とまで言わずとも
ヴァリッドであると考える。

そもそも気象病だけでなく、
双極性障碍だか複雑性PTSDだか、
数々の精神疾患を抱えている身なので、
たとえ気象病の症状をパーフェクトに鎮めたとしても、
さしたる効果にならず、猶更“劇薬”に用は無い。

そういう意味では、気象病のみで苦痛を抱えている人には、
より高い効能を持つかもしれないが、
とりあえず服用してみた感想を以下に記す。


頭痛、眩暈・・・激減。元が二日酔いの薬なだけあって、
耐え難い痛みが、普通に痛いレベルまで収まる。
ゼロにこそならないが、思考もままならない激痛が、
普通のズキズキする程度まで改善。

吐き気、嘔吐・・・半減。これまた二日酔いの薬ゆえに、
とりあえず普通の食欲不振レベルまで改善。
頭痛を増幅するほどの吐き気が、
せいぜい胃が重たい程度まで軽減される。

倦怠感・・・半減。体が怠くて動けない状態から、
しんどくても動けはするレベルまで持ち直す。
仕事や作業までは無理でも、まずまず落ち着ける。

動悸・・・軽減。動悸それ自体には効かないものの、
頭痛や吐き気との連動が断ち切られるので、
間接的に軽減される。

その他・・・あくまで気象病の一次症状への効能であり、
筋肉痛や神経痛、気管支炎など、二次症状に対しては
さすがに効能が及ばない模様。


なんといっても、副作用が無いのが素晴らしい。

厳密にゼロではないのだろうけれど、
少なくとも私には全く感じられなかった。

それと、服用してから1時間くらいで
しっかりと効いてくる、即効性も頼もしい。
(その代わり持続性には欠ける。過信は禁物)


プラシボ効果なのか、薬があるという安心感が、
薬を飲んでないときでも症状を僅かに軽減している。
これはプラシボというより、
症状が改善する過程を、身体が学習した効果だろうか。

生理的な学習効果の凄まじさは、疑うべくもない。
どれほど暗黙的に体を動かしているかを考えるほど、
肉体の構造に驚嘆を禁じえない。

不安障害は、その不安がフラッシュバックを引き寄せる、
おぞましい悪循環が特徴として挙げられるが、
それは“気の持ちよう”などでは決して解決しない、
身体の生理的な学習効果の負の側面である。

なればこそ、快癒の学習が、
不安障害と同程度の絶対値を伴って、
プラスにはたらくことも頷けるわけだ。


なんにしても、様々な症状の連動が切り離されるだけでも、
だいぶ楽になるのは事実である。

精神疾患の症状そのものは、
およそ理解や快癒を望むべくもないが、
副次的な身体症状に関しては、
広範な現象であるがゆえに、理解も快癒も存在する。






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