テーマ:エスパー奇譚 サトリン

「サトリン」第二部まとめ読み

□□□□□ ◎第一部 ◎インターローグ (Ⅰ) (Ⅱ) ◎第八話 かしましく、たくましく (全) ◎第九話 人の子 (全) ◎第十話 縦の破壊 (上) (下) ◎第十一話 丸十字の選択 (全) ◎第十二話 狂戦士 (上) (下) ◎第十三話 光が繋ぐ道の先 (上) (下) …
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「サトリン」第一部まとめ読み

□□□□□ ◎プロローグ ◎第一話 サトリン~都市伝説~ 全 ◎第二話 少女と丸十字 全 ◎第三話 エイミー 全 ◎第四話 サ・ト・リ・ン? 全 ◎第五話 虎の最後 上 中 下 ◎第六話 七美の神 全 ◎第七話 ダッシュ 全 ◎番外編 トランジスター 全 ◎番外編 豹の…
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「サトリン」 第二部あとがき

■■■■■ お付き合いいただき、ありがとうございました。 これにて第二部は終幕となります。 電脳戦士が全て揃った時点で、第二部を終わらせることを決めていました。 第一部が、日常から非日常への移行で幕を下ろしていますが、 第二部は決戦の準備を整えるまで続ける予定で、何とか書ききれました。 第三部は、いよいよ…
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「サトリン」 第二部エピローグ

人を助けたい。 狂った人を助けたい。 歪んだ人に手を差し伸べたい。 壊れた人に肯定の言葉をかけてやりたい。 理不尽な目に遭った人に、澄んだ憎悪を送りたい。 善意と希望に振り回される人を、怒りと悪意で塗り固めたい。 善意で助からない人がいる。 道を踏み外した人がいる。 悪の側になった人がいる。 そいつらは助からな…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 あとがき

◆ ◆ ◆ タイトルと合わせてピンときた人もいるかと思いますが、 大正浪漫探偵譚シリーズ「うしろの守護天使」がモチーフになっています。 二葉蒼志のモデルも、広尾松葉です。 あんまり容姿は似てない(蒼志は東洋風)ですが、かなり性質が似ています。 惚れた女を守り抜く、騎士的な男性も素敵だけれども、恋愛ではない守護も…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 5

「“電脳計画”とは、人為的にエスパーを作り出す計画だと思ってもらえればいい。」 三日月海月の姉だという三日月千里は、そう言っていました。それは随分と大雑把な説明だったのですが、いきなり詳しい説明をされても理解できなかったでしょう。何しろエスパーに関してさえ、殆ど無知だったのですから。 しかし僕にとって、計画の概要を理解することは二の…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 4

7年間を無為に過ごしました。 「こんばんは、二葉くん。やっと見つけたわ。」 車椅子の女性が現れたのは、1981年のことでした。 当時20代後半の彼女は、顔に大きな傷跡があり、右足がありませんでした。 三日月海月(みかづき・みつき)と名乗った彼女は、そのときは初対面のはずでした。 「人違いじゃないですか?」 汗を拭きながら…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 3

どういう運命の巡り合わせなのだろうと思います。 もしも神様なんてものがいるとしたら、それは僕のことが嫌いか、無関心なのだろうと、ひどく感じました。 人間が孤独になるときは、突如として訪れるのです。先生が亡くなったと聞いてから、数日も経たない頃でした。 僕は義妹を守れなかったのです。 薬物中毒者が乱射した銃弾が、僕を庇った…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 2

古臭い価値観―――21世紀になった今では猶更―――かもしれませんが、僕は、男性は女性を守るべきだと考えています。四角四面なものではなく、現代に合わせてフレキシブルに変形させるべきものだとは思いますが、基本的な部分では、「男は女を守るもの」という思想を持っています。 自分の筋を通す、父親の生き方は、ひとりの人間としては尊敬に値するもので…
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「サトリン」 番外編 電脳の守護天使 1

義妹と出会ったのは、小学生のときでした。 第一次世界大戦より前に生まれた父親は、昔気質の頑固者で、良く言えば筋が通っている、悪く言えば融通の利かない人間でした。若い頃は、何かと他人と対立し、諍いが絶えなかったと聞いています。 そんな父親が結婚したのは、朝鮮戦争が終わった後のことで、それから何年も経った1959年に、ようやく生まれ…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 あとがき

◆ ◆ ◆ そんなわけで、本編では影の薄い“アプリケイション”こと、五留吾永須の番外編でした。 どうして仲間と離れて田舎町で暮らしていたのか。その背景にも触れつつ、彼の半生を描きました。 本編でも触れていますが、世の中は概ね平和です。 この“概ね”というのが、なかなかのクセモノで、多くの人々は危機感を持てない。 …
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 エピローグ

<さとりんチャット> イヴィル:あ~あ~あ~、やだね~、ヘドが出るね~、お涙頂戴の茶番劇♪ サトリン:そんな言い方やめてよ! みんな必死に立ち直ろうとしてるんだよ? イヴィル:あ、ん、んあっん~? その“みんな”って誰のこと? ねえねえねえ? サトリン:何が言いたいのイヴィルちゃん!? イヴィル:そんなに怒らないでよぉ♪ …
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 11

「もしも、私たちを侮辱するような罪であったなら、許していたかどうかわかりません。」 九古さんは、静かに語り出した。 「ですが、千里さんの言う通り、これは社会全体が背負うべき罪です。永須さんが慎ましい人生を送ってきたことは想像できますし、それ以前は貧しい生活を送っていたことも察しがつきます。」 「だけど、それで・・・そんなものは・・…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 10

いつか、こんな日が来ると覚悟していた。 あるいは待ち望んでいたのかもしれない。 所詮オレは、楽になりたいとしか思っていなかったのか。 「加害者が立派な人物になったら、被害者は悔しくて仕方ないでしょうね。」 いつかどこかで聞いた覚えのあるセリフを、九古鈍郎の口から再び聞くことになった。 オレは咽が苦しくて声が出なかったが…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 9

第六の戦士“ジャスミン”。 第七の戦士“インビンス”。 それが新たに紹介されたメンバーだった。 “インビンス”九古鈍郎には感謝しているが、同時に得体の知れない恐怖もある。 助けられていながら恩知らずだとは思うが、あの躊躇の無さは常軌を逸していた。 オレを助ける為に、ならず者たちを殺すことを厭わず、自分の命さえも天秤に乗せていた…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 8

「助けに来たぞ! 永須!」 初めて聞くのに、どこか懐かしいような声だった。 やって来た彼は、携帯ラジオから音楽を流し始めた。 「世界の萌えキャラ救う為ー♪遠い国からやってきたー♪ちょっと腐兄なイイ男ー♪」 音楽に合わせて、彼は軽妙に踊る。 「幻想の第七戦士、インビンス! サトリンに代わって只今参上!」 何が何だかわからず…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 7

気が付けばオレは、十字架に括られて身動き出来なくなっていた。 何が起こったのか覚えていないが、思い出そうとすると嫌な気分になる。 何か不気味が声が聞こえてきたんだ。それから・・・。それから? “ガーディアン”のプロテクトのおかげで痛みは無いが、この状況はマズい。 あと2,3時間もすればプロテクトが解けてしまい、オレは殺されるだろ…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 6

「ううっ・・・くっ・・・はあっ・・!」 14年も前の夢を見ていた。 ジリジリと胸を焦がされる、夏の日差しより突き刺さる嫉妬の炎。 未だにオレは、七美にどう接していいかわからない。 人として恥ずかしい真似は出来ない。だが、側にいると感情を抑えられない。 またオレは、逃げたんだ。逃げて、逃げて、この街まで来た。 拒絶したわけ…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 5

自分の役割を理解していても、羨ましいと思う気持ちは消せないものなのだろうか。 《いくら零一くんの手助けがあったとはいえ、いきなり能力覚醒するなんて、凄いんだ。七美ちゃんの見る目は確かだね~、よ、見る目のある女!》 「光栄です、サトリン様。・・・ですが、もう少し早ければと思わずにはいられないかしら?」 《・・・そうだね。ぐすっ・…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 4

劣等感というものがあるのなら、それを心底から味わったのは、20歳の夏だった。 第一の戦士“サトリン”。 第二の戦士“ガーディアン”。二葉蒼志。 第三の戦士“アインストール”。七村七美。 第四の戦士“アプリケイション”。桐札零一。 第五の戦士“トランジスター”。五留吾永須。 5人の電脳戦士が一堂に会したのは、夏の暑さも…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 3

「え、死ねば?」 何が何だかわからないままに、オレは七美に連れられて、マンションの一室へ来ていた。 そこで30過ぎの精悍な男が、第二の戦士“ガーディアン”と名乗る。 自分たちは第一の戦士“サトリン”の下に集い、人助けをしている組織だという。 そこにオレをスカウトした・・・そういう趣旨だった。正直わけがわからない。 いや、慈…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 2

人を殺して、涙が出てきた。 肉を貫いた感触は、すぐに消え失せて、何も残らない。 人を殺したというのに。人を殺したというのに。オレは何も感じてない。 たかが10円に一喜一憂しておきながら、人殺しに無感動。 終わっている。人間として終わっている。 このままでは駄目になる。もう駄目になっている。後者だ。 もう駄目だ。 もう駄目だ…
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「サトリン」 番外編 折れた十字架 1

渇いた咽を潤そうにも、水道水では物足りない。 オレは咽が渇いていた。 事の始まりは、そんな理由だった。 子供の頃から貧困は、重苦しい荷物で、息苦しい。 ジリジリと灼けつくような中を、帽子も被らず歩いていた。 冬の間は自分の足が、まるで丸太ん棒のようにキシキシ言う。 オレは果てしない道を歩いている気がした。 道の先には、…
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「サトリン」 第十六話あとがき

◆ ◆ ◆ アルファ碁が韓国のイ・セドルに勝利したニュースは、私としても衝撃的なことでした。 ついにコンピューターが“囲碁で”人間に勝てる時代が来たかと、驚愕しています。 かつて韓国・中国の棋士が、日本の棋士が打たないような手を研究して、国際棋戦を進化させていきました。 それが日本ともフィードバックして、「囲碁界…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! エピローグ

「・・・ひと段落ついたな。」 熱いシャワーを浴びながら、千里は大きく息を吐いた。長い黒髪が滝のように背中を伝っている。 肉体を少女のまま固定された彼女の肌は、しずくを受ければ玉と弾き、熱を浴びれば薔薇色に染まる。 たゆたう豊かな胸と、くびれた腰は、半世紀を経た今でも微塵も衰えず、妖艶さと融合して神秘的だ。 実年齢と肉体年齢が乖離…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 19

「る・ら・ら・ら~、十戦士集結!」 暗がりの中でホログラムの少女が、帽子とシャツだけを身につけて立っていた。 帽子には漆黒の“ε”の文字が大きく刻まれており、彼女は鍔を回して、整った鼻筋を晒す。 白いTシャツはボタンを3つ留めただけの状態で、下着に包まれていない双丘と恥丘が見え隠れする。 「こんな格好で、ごめ~んね。本体が捕まっ…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 18

流石にショックを隠しきれないという顔だな。自分たちの微力さに、意気が萎えるだろう? だから出力の話は曖昧にクラスで語り、ぼかしていたのだが・・・言い出したからには続けよう。 A級出力は5万弱がA3級の標準であり、万全の七美(77000)はA3級の強い方だ。蒼志が万全になれば、A2級の標準に近い20万、そしてA1級の標準100万に近いの…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 17

96年の話に戻ろうか。“X・D”の5名は、個々は決して強力なエスパーではなかったが、連携で力を発揮するタイプだった。X・Q・ジョナルが“量”なら、それに対して“質”といったところだな。“X・D1”ダーク・リエゾン、“X・D2”ロビン・トールキン、“X・D3”ブルー・ビー、“X・D4”マリー・デスクロス、“X・D5”クリス増田。クリスは9…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 16

アルカディアの前身シャングリラには、統括者シンファの配下に“五行星”と呼ばれる5名のS級が存在していたというのは、さっきも言ったな。“裁きの雷”ジュフィエ(木)、“黒き神腕”ミィマ(水)、“無間の炎”アンティージュ(火)、“超結界師”カシャルグ(土)、“白き神刀”カリバー(金)。このうちアンティージュ・ルベディアムは1945年に死んでお…
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「サトリン」 第十六話 十戦士集結! 15

現代日本が平和か動乱か、豊かなのか貧困なのかと、抽象的に話しても無意味なことだ。歴史区分や多数者を基準にすれば平和で豊かだし、生活の苦しい者にとっては貧困で、抑圧を受けている者にとっては動乱だ。立場や視点によって評価は全く異なるし、他者の立場を想定するほど評価は複雑化する。かように評価というものは下すのが難しく、決定に足りる情報を得てい…
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