テーマ:佐久間闇子

佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その5)

(分裂の話が本当なら、今の状況も記憶喪失で説明できてしまう。) 佐久間闇子(A)は、山田に言われたことを思い出していた。 あの逞しい顔つきと筋肉も同時に浮かんできて、体が疼いた。 (しかし罠という可能性は否定できない。) (近くに私がいることは知っているとなれば、私が見聞きしていることも織り込み済み。) (となると、偽者を用意…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その4)

「男を侍らせて歩くのは、遍く女のロマンたる・・・。右にスマートハンサムガイ、左に無骨なマッスルガイ、これこそ私の理想形!」 邪悪な目つきで佐久間闇子(B)は、誰にともなく言い放った。 これから佐久間闇子(A)を捕獲しに行くのだが、山田と八武は心中穏やかではない。 本当にこれでいいのか。元に戻してしまっていいのか。 八武がそう思う…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その3)

「元に戻すというか、ひとつに戻る方法は、そんなに難しいことじゃない。」 佐久間闇子(下品な方)が、やけに真面目な顔で言い出した。 どうやら嘘をついている様子は無い。 「ただし、お前らの協力があればの話だ。」 「どういう意味だ?」 「そのまんまの意味だ。お前らで私の片割れを羽交い絞めにして・・」 「おい。」 「何だ童貞。」 …
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その2)

その星の名は、エイガトーミトス。 モンスターと人間が共存していた星だ。 「俺は佐久間と違って魂も丸々こっちに転生したし、前世のときから性格は変わってないと思っていたが、やっぱり人間になって色々と違うもんだと気付かされた。」 光の領域はオワリン・ビックスが支配し、その養子のマドウ・ビックスが首領補佐、そしてアストロン・ビックスはマド…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十三話 ~意識~(その1)

※ 「男ども、チンポおっ立ててるか?」 突然、佐久間そっくりの女が現れた。 艶やかな長い髪、あどけなさと妖艶さを備えた容貌、均整の取れたプロポーション。 どう見ても佐久間だが、しかし決して佐久間ではないはずだった。 山田太郎と八武死根也は、警戒心MAXで身構えた。 「そう硬くなんなって。硬いのはチンポだけで十分だっての。…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その7)

果てしない陵辱は続いていた。 「あうっ、あうっ、ああ~っ!」 佐久間は目が虚ろになりながら、ついに腰を振り始めた。 「おおっ、ようやく堕ちたか!」 怪人まくべす男は佐久間の華奢な体躯を両手で掴み、更に激しく力任せに揺らした。 「へへっ、まだまだこれから、たっぷり可愛がってやるからよ!」 「んんっ!」 佐久間は男の首に手を回…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その6)

「嫌あああああっ!!」 佐久間の双眸が衝撃で閉じ、反対に口は大きく開かれる。 甘い息と共に絶叫が漏れ、その体がユサユサと揺れる。 「おおお、イイ具合じゃねえか! マガツの奴に開発されたって話は本当みてえだな! おおっ、いいぜ~、こりゃあ最高のマンコだぜ~!」 「ああんっ、やめて! 嫌あ~!」 「おおうっ、おおうっ、こいつぁ最高…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その5)

「何かと思えば、自分より弱い奴としか戦わない腰抜けか。」 信号機の上に立って、ショートヘアの佐久間闇子は言った。 「仕方ねえだろ。オレより強い奴がいないなら、弱い者いじめしか出来ない。」 怪人は軽く笑って返す。 「そうじゃねえよ。お前の能力、というより特性・・・“女には負けない”ってやつのことだ。私の意図を読み取れないとは、ちょ…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その4)

(闇の刃が弾かれた・・・!?) 腹部を強打され、佐久間は内臓が破れていた。 すぐに修復しようとするが、溜まった血を吐き出した瞬間に、怪人に詰め寄られた。 「おらあっ!」 怪人は佐久間の髪の毛を引っ掴んで持ち上げ、残る手で佐久間の顔を殴る。 「おらっ、おらっ、おらっ、女のくせに生意気なんだよメスが!」 「・・・“メ・サイド”!…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その3)

「怪人あかんぼう男・・・恐ろしい相手だった・・・。」 もしも怪人あかんぼう男が、単独ではなく仲間と組んでいたらと思うと、佐久間は身震いした。 怪人なんぱ男はともかく、怪人れいぷ男や怪人どくしょ男と戦っているときに乱入されていたら、怪人せんきょ男に加勢されていたら、苦戦は必至だっただろう。 (もう打ち止めか? いや・・・) 天空よ…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その2)

「はうじっ!?」 それが怪人どくしょ男の最後の言葉だった。納豆が彼にレクイエムを奏でる。 そして、闇の刃に切り刻まれた肉片が、シャワーとなって佐久間に降り注いだ。 透明な水で濡れた体が、今度は赤い水で濡れる。 「はぁ・・・・・」 淫らな美貌が、降り注ぐ雨の中で嬌笑っていた。 ここまで彼女は、怪人なんぱ男、怪人れいぷ男、怪人せ…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十二話 ~満腹~(その1)

「玉納豆!」 暗黒のエネルギーを内包する納豆が、怪人れいぷ男と怪人どくしょ男に命中した。 「ぐがあああ!?」 「ぐおおおお!?」 べたつく納豆が放つ暗黒エネルギーが、無視できないダメージを与えていく。 佐久間闇子は、破れたミニスカートと純白の下着姿で、笑いながら次なる攻撃に移った。 ポニーテールが凜と揺れ、暗黒の破壊光線が放…
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8月6日は・・・

佐久間 「来てしまった。」 八武 「月経が?」 佐久間 「そうなんだ。せっかく山田の子種を、いやらしい子宮にドピュドピュ注いでもらったというのに・・・。」 山田 「そんな事実は一切ねえよ!!」 佐久間 「大丈夫・・・これから事実になるから・・・! というわけで山田、誕生日おめでとう!」 山田 「最低のタイミ…
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佐久間と山田のけだるい日常 番外編 ~熱湯~

圧倒的だった。勝負にすらなっちゃいなかった。 その少女は、からっからに乾いたサウナみたいな目つきで、俺を切り刻んだ。 すんでのところで急所を回避したが、反撃する力は残っていない。残っていたとしても出来ない。 彼女を攻撃する者、彼女に逆らう者、それら一切が沈められる。理不尽なほどに強い暴力。 視線に触れるだけで神経が凍りついたよう…
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8月3日は闇子の日!

黒いシャツとジーンズに、フリルのついた白いエプロン。 ポニーテールの黒髪と、抜群のプロポーション。 漆黒の瞳は鋭い眼光を燃やし、美貌にスパイスを添える。 冷蔵庫からキンキンに冷えた赤ワインを取り出してきた彼女は、ピカピカに拭いたテーブルにコツンと置いた。 グラスが2つ。自分と、愛する男の分。 しばし彼女は首を傾け、この光景…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十一話 ~空腹~(後編)

戦車は街中を爆走し続けていた。 《その汚いパン屋を吹っ飛ばしてやる!》 砲口がパン屋を向いた。 佐久間はパンを食べ続けながらバリアを張った。 そこへ大砲が放たれようとしていた。バリアを張ってる佐久間はともかく、パン屋は跡形も残らないだろう。 パン屋の主人は1万円札の束をレジスターに仕舞うと、佐久間が破ったところから外へ飛び出し…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十一話 ~空腹~(中編)

(腹が痛い。腹が空きすぎて痛い。) 次々と車を跳び移りながら、佐久間は左手で腹を押さえていた。蹴られたダメージも合わさって、余計に痛い。内側と外側の両方から痛い。特に外側の痛みは、普通の人間なら死んでいる。 「逃げるな佐久間闇子! わたしがレイプしてくれる!」 全裸の怪人れいぷ男が車を蹴り飛ばすように踏みながら追いかけてくる。普通…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十一話 ~空腹~(前編)

「腹が減ったな。そのへんの人間でも捕まえて食ってやろうか。」 佐久間は物騒なことを言い出した。 レンガの花壇に腰掛けて、交差点を一望する。 男物のシャツからは、スラリとした手足が伸びている。スカートも履いているが、上半分はシャツで隠れている。 腹は減ったが、同時に裸足であることも思い出した。 (靴下も貰っておけばよかった。) …
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その9)

「佐久間・・・。」 山田が力を緩めた瞬間、佐久間の唇が淫らに歪んだ。 「!?」 次の瞬間には結界は丸ごと破壊され、ロバートたち4人は魔力の刃で切り裂かれていた。 山田は力を緩めていたおかげで、攻撃圏外に飛び退くことが出来た。 緩めたせいではない。むしろ、緩めたおかげで命拾いした。 「種明かしをする義理など本来は無いんだが・・…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その8)

「さて、どうやって元に戻そうか。」 佐久間は、ロバート・スミスの結界に閉じ込められて、暗い顔で座り込んでいた。 闇の力はホーリーシャイニングライトスパークワンダフルが光の力で中和し、魔力や霊力など、闇以外の力はK介とQ介が乳力で中和している。 「待て山田。」 八武が言った。 「元に戻す前に、楽しまないか。」 「は?」 「い…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その7)

「誰が倒れるかよ! この誇り高き闇の帝王がよォ!!」 佐久間は床を蹴って後ろへ跳び、玄関を背にした。 「おやおや、逃げる気なのかね?」 八武も見た目ほど余裕ではない。自己再生は、失った血液や肉までは戻らない。傷が治るだけだ。 しかし、山田が立ち上がった。 「逃がさん。」 山田の全身から重苦しい重圧が沸き立った。 「ひっ・・…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その6)

「ま、舌戦はさておき。」 佐久間の姿が視界から消えた。 「ぐ!」 「が!」 「げ!」 「ぎ!」 一瞬のうちに4人は薙ぎ払われた。 「遅えよ。せめて悲鳴くらい統一しろ。」 「おっぱいグラビドン!」 K介が重力波を放つ。 「馬鹿め。」 佐久間は重力波の中を平気で突き進み、K介を殴り飛ばした。 「1人。」 「よくもオ…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その5)

病院の中では、3人とも生きていた。 ミガロスが飛んできたので、八武がキャッチする。衝撃でまた骨が折れる。 「ミガロス!」 「うう・・・」 生きてるのを確認して、八武は安堵の表情を浮かべた。 「しかし、デタラメに強すぎるねぃ。私の打ち込んだ剄も、いつまで効くか・・・。」 「あれが本来の佐久間だ。俺が好きでもないのに佐久間と同居…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その4)

「名乗ってみろ。ただ死ぬより、私に名を知られて死ぬ方が名誉なことだぞ?」 その佐久間のセリフは半ば挑発だったが、細身の女と中肉中背の青年は、佐久間を睨みながら答えた。 「ミガロス99号。八武死根也の妻よ。」 「闇鮫竜太郎。八武先生の一番弟子だ。」 「そしてご存知、山田太郎。」 3人は構えて佐久間を注視した。 しかし次の瞬間、…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その3)

「これからどうするか・・・。そうだな。」 佐久間は殺気立った。 「人類を皆殺しにするとか?」 「おい・・・。」 八武は顔を青くした。 「・・・一応、訊いておくが、母親まで殺すのかね?」 「母親? 馬鹿め、私の母親は人間ではない。」 その言葉を聞いて、八武の顔は遠目にわかるほど驚愕で彩られた。 しかし冷静に、次の質問を吹っ…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その2)

「ここが私の家だというなら、何故お前がここにいる?」 佐久間は警戒心を剥き出しにして山田を睨んだ。 「記憶喪失ごっこがしたいなら、あらためて教えておこう。俺は山田太郎。前世はアストロン。現世で再会したお前と一緒に暮らしている。」 「何だと・・・?」 佐久間は顔を赤くして唇を噛んだ。 顎が震える。 「知らなかったのなら教えてや…
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佐久間と山田のけだるい日常 第七十話 ~喪失~(その1)

ある夏の日の朝、彼女は目を覚ました。 薄いシーツの上から、胸の膨らみと先端の輪郭が理解できる。 (ここは、どこだ?) 漆黒の黒髪を掻き揚げて、彼女は双眸を険しくした。白く細長い指の間から、野獣のような眼光が燃える。 (落ち着け。) (状況を確認しろ。) 自分に言い聞かせることで頭は冷えるが、指の方は不安でシーツを握り締めた。…
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本のページ、ページの本 (後編)

山田太郎は、本を机に置いた。 「不気味な本だ。」 がっしりした指が、コツコツとカバーをつつく。 「そうだろう。いや、不気味というよりは・・・」 佐久間闇子が胸の前で腕を組んだ。 本の中で描写されたのと同じ黒髪が、今はポニーテールに結われている。 「まず、私は女言葉は使わない。」 「いや、使うよ。」 「お前の前では使わない…
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本のページ、ページの本 (中編)

果てしなく砂漠が広がっている。 照りつける黒い太陽の下で、白いテーブルに男と女が差し向かいで座っている。 「その本、面白い?」 透明な声で、女が尋ねる。 男は答えない。 「面白いから読んでるの?」 腹を立てる様子も無く、女は訊き方を変える。 彼女の背中で、無惨に毟られた羽が、ひくひくと動いている。 「読んでいるから面白い…
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本のページ、ページの本 (前編)

放課後の教室で、少女が机に突っ伏して眠っていた。 「泉の精霊アーケンが♪水汲む人を争わせ♪生き血に染まった勝者をも♪パンガーニアが食べちゃった♪」 眠りながらも滑舌よく吟じる彼女は、さらさらした黒髪を床にまで流している。 耳や背中に、机や鞄に、黒い髪がかかっている。 「そのうち泉もザシュキフが♪手当たり次第に打ち壊し♪それを見て…
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