テーマ:魔談亭

魔王『人間は素晴らしい』

側近♂ 『寝言は寝て言ってもらえますか?』 魔王♀ 『そうだな、正確に言い直そう。人間は素晴らしい生き物なのではないか・・・そう思えて仕方ない。』 側近 『世迷言を・・・。魔王様は、醜悪な人間どもを打ち滅ぼして、魔物の楽園を作るべき存在なのですよ。』 魔王 『ああ、その通りだ。そのように考え、育ってきた。』 魔王…
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勇者「何度でも立ち向かってやる」

魔王♀ 「よく来たわね勇者、和解しましょう。」 勇者♂ 「黙れ! その手には乗らんぞ!」 戦士♂ 「そうだ、俺たちは魔王を倒して平和を取り戻すんだ!」 魔法使い♀ 「炎獄魔法!」 僧侶♀ 「防御魔法!」 魔王 「暑いわ。」 勇者 「・・・効いてないのか?」 魔王 「服を焼きたかったの? 和解より…
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勇者と魔王のファンタジー   冥王編あとがき

◆ ◆ ◆ 勇者と魔王のファンタジー、これにて第2期は終了となります。 邪竜編などの構想もありますが、ここが区切り良いので、ひとまず連載終了。 いつか続きを書くことがあれば、また読んでくれると嬉しいです。 <魔物使いは志す> 本家ドラクエよりもモンスターズを主にプレイしている私による、モンスターマス…
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孤独の王者は死を統べる (録)

勝てない、と思った。 魔法使いは、勇者に告白したときのことを思い返していた。 魔王の娘ハルと戦った後、しばらくしてから意を決して、あらためて告白した。 そのとき、返ってきた返事は、予想した通りに悲しいもので、魔法使いは泣いた。 勇者は涙を拭いてくれたけれど、心の涙までは触れなかった。触れてはいけなかった。 あのとき、実…
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孤独の王者は死を統べる (後)

この世界は死に向かっている。 生きていると、つらいことがある。 生きていると、悲しいことがある。 生きていると、苦しいことがある。 生きていると、吐き気のすることがある。 苛まれる。 胸が痛い。 お腹が痛い。 心が軋んで、いつまでも不安だけが消えない。 この世界は死に向かっている。 苦しいことを思い出…
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孤独の王者は死を統べる (至)

◆ ◆ ◆ 「これは・・・どういう状況ですか。」 すんでのところで、スーラの相殺が間に合った。 冥王の放った暗黒の禁呪は、イオグランデによって一部を吹き飛ばされ、勇者たちには及ばなかった。 「あ、あんた、第47導師の・・」 「はい、スーラ・ド・ルミです。どうやら説明されるまでもない状況のようですね。」 …
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孤独の王者は死を統べる (惨)

◆ ◆ ◆ 「ここにもいないですって?」 竜族の里に到着した魔物使いは、いっそう青ざめた。 パーティーが揃って移動するなど、話を聞くまでもなく緊急事態だとわかる。 「は、つい先程、血相を変えて北の方へ。」 竜族の里を任された“神竜”が、人間に変身して出迎えていた。 「やばいんでないですか、ベスラお…
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孤独の王者は死を統べる (似異)

◆ ◆ ◆ 恥ずかしがっている時間も短く、程なくして封印の地へ辿り着いた。 普段は極寒の吹雪が荒れ狂う最果ての地も、今は不気味なほどに静まり返っている。 空気が痛い。 「ああ、これだけ死気が流れていれば、流石に見つかるわよね。」 第46導師・紫藤ハルカが、柔らかに微笑んでいた。 これから起こることを、…
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孤独の王者は死を統べる (遺血)

この世界は死に向かっている。 世界の本質は生ではなく死である。 あらゆる生物は死から逃れられない。 何を得ようとも、何を成そうとも、いずれ死ぬ。 エネルギーは高いところから低いところへ流れる。 集積し、やがて消滅する。 宇宙は膨張を続け、やがて死に至る。 開闢は想像も出来ない温度の火の玉。 終焉は寒々しい暗黒の世界。…
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手と手を繋ごうもう一度 (後編)

◆ ◆ ◆ 究極の蘇生呪文“ザオリク”は、高度な魔法である。 ゆえに、死者を蘇らせるには、幾つかの条件がある。 まずは寿命による死亡ではないこと。 精霊の加護を受けていること。 そして、肉体の損傷が一定以上でないことだ。 ◆ ◆ ◆ 「くせえええええ!! また臭い臭い奴らが! やって来た…
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手と手を繋ごうもう一度 (中編)

◆ ◆ ◆ 「幾らでも来てくださいよ。私のグランドクロス で浄化して差し上げますから。」 北の戦場で四天王イヴィルジェラシーは、迫り来るゾンビたちを、祈りを込めた十字真空波で薙ぎ払っていた。 残骸は兵士たちが回収し、聖水の入った容器に封印。 少しずつだが、着実にゾンビたちの数を減らしていった。 (ふぅ、やは…
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手と手を繋ごうもう一度 (前編)

この世界は決別に満ちている。 この世界は嫌悪に満ちている。 お互いに嫌い合って、憎悪の連鎖が止まらない。 被害者が次の加害者になる。連鎖、悪循環。 この世界は嫉妬に満ちている。 他と違う、他に勝る、他に劣る、それら全て僻みの理由たる。 妬み合う世界が、悔しくて悔しくて仕方ないんだ。 この世界は悪意に満ちている。…
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魔物使いは志す (後編)

◆ ◆ ◆ どうして魔物を嫌うの? こんなにカッコイイのに。 こんなに可愛いのに。 こんなに、人懐っこいのに。 ◆ ◆ ◆ 死が迫ったとき、過去の記憶が蘇った。 死ぬわけにはいかない。 人も魔物も、まだ、お互いに何も知らなさ過ぎる。 「は・・・・・あ・・・・・…
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魔物使いは志す (中編)

◆ ◆ ◆ かつて勇者パーティーが、まだ3人だった頃。 魔法使いが加わる前で、攻撃魔法による全体攻撃手段に乏しかった彼らは、イヴィルヘイトの配下である魔獣たちに囲まれ、苦戦を強いられていた。 賢者の補助魔法で致命傷は免れていたが、かすり傷でも積もれば大ダメージだ。 体力も気力も底を尽きかけ、死を意識するようになったと…
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魔物使いは志す (前編)

この世界には魔物がいる。 この世界には人間と魔物がいる。 魔物と人間の違いは何だろう。 魔物は魔力を持っている。 人間も魔力を持っている。 魔物は人間より強いか。 魔物より強い人間もいる。 人間も魔物も様々だ。 強い人間。弱い人間。 強い魔物。弱い魔物。 魔物は人間より凶暴だろうか。 魔物より凶…
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勇者と魔王のファンタジー   過去編あとがき

◆ ◆ ◆ <これが最後の戦いか> 孤独で荒んだ心を埋めてくれるエロい男が大好きな私による妄想の産物です。 現代編が男同士の語らいなので、過去編は男女にしたかったというのもあります。 ドラクエⅥ(特にマンガ版)の影響を受けている回で、ついにマダンテ登場。 <遥かなる昏き闇の中> 寝取られと闇堕…
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遥かなる昏き闇の中 (後編)

◆ ◆ ◆ 「ハルカ先輩っ! 私、ついに導師になるんですよ!」 50年前に拾った、ルミ家の末娘が、きゃぴきゃぴとスキップしながらハルカに報告してきた。 栗色の髪と、幼げな顔立ちの彼女は、この2ヵ月後に第四十七導師の称号を得る。 「驚かないわ。あなたなら、わたしの隣に立てるって思っていたから。」 「そ、そ…
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遥かなる昏き闇の中 (中編)

◆ ◆ ◆ だが、再び闇が支配すると、息をする暇もなく、嘲笑う声が聞こえてきた。 「素晴らしい力だ。その力、我が貰い受けよう。」 ぬるりとした感触が、体に染み込んでくる。 「うっ? 嫌っ、何これ・・・・!」 「我は“冥王”・・・死者は我に逆らえんよ・・・・。」 体の中を感触が駆け巡る。 全身…
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遥かなる昏き闇の中 (前編)

この世界は暗い。 世界が出来たのは気の遠くなるほど昔。 誰かが漆黒の夢を見た。 広くて暗く、何も無い世界。 漆黒の夢は果てしない。 いつの頃か、冥王がいた。 二千年前に竜王が生まれた。 千年前に魔王が生まれた。 三百年前に勇者が魔王と戦った。 わたしは勇者。 この世界は暗い。 わたしが死んだのは百五…
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これが最後の戦いか (後編)

◆ ◆ ◆ 「・・・とまあ、これが私と妻の馴れ初めだよ。」 現代。 首だけになった魔王が、勇者パーティー、竜王、ハルを集めて語っていた。 魔法使いは赤くなっており、戦士とハルも気まずい顔をしている。 賢者は微笑んでいるが、勇者と竜王は苦笑いを浮かべていた。 「どうした、みんな。」 「お父様、それ…
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これが最後の戦いか (中編)

◆ ◆ ◆ どうして自分は人間そっくりなのだろう。 人魔族でさえ、角があったり、羽根が生えていたり、違うところに耳があったりする。 どうして自分は人間そっくりなんだろう。 部下に訊いても困惑されるばかりだった。 どうして自分は人間そっくりなんだろう。 姿形だけなく、心まで。 ◆ ◆ ◆ …
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これが最後の戦いか (前編)

勇者が来る。 人間の勇者が私を殺しに来る。 魔王として私は最初に何を言うべきなのだろう。 人間の勇者が私を殺しに来る。 どうしようか。どうしたいのか。 既に答は出ているはずだ。 人間の勇者が私を殺しに来る。 これが最後の戦いになるのだろうか。 今度こそ最後の戦いになるのだろうか。 私には、どうしても…
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勇者と魔王のファンタジー   四天王編あとがき

◆ ◆ ◆ <置き去りにされた四天王> 前作まで書ききった後、どう続きを書いたらいいものかと悩み、別方向から話を進めることに。 四天王の存在は「幼馴染は夢を見る」の後書きで出していましたが、面倒なキャラを増やしすぎると後々まずい気がしたので、わかりやすくバージョンチェンジしました。(cf:嫌悪→ツンデレ) …
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四十七番目の導師 (後編)

◆ ◆ ◆ 「8分36秒・・・地上へ太陽の光が届くまでは、もちましたか。」 無傷で立ち尽くす導師スーラは、息ひとつ乱さずに感想を述べる。 いや、感想というよりは単なる事実だ。 「つ、強い・・・!」 「悔しい! 勝てない!」 「桁が違う・・・・」 「オラも限界だべ・・・。」 四天王全員、…
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四十七番目の導師 (中編)

◆ ◆ ◆ 150年ほど前の話。 王国で勢力を持っていた三大貴族のうち、ルイ家とルフ家が結託し、ルミ家を潰そうと企んだ。 祖先を同じくする3つの家は、ルイ家が武力を、ルフ家が魔法を得意とする家柄だった。 ルミ家が得意とするのは、むしろ特異と言った方がいい、先天性の素質である。努力で培った能力を軽々と超えていく…
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四十七番目の導師 (前編)

この世界は残酷だ。 奪い奪われるということを、私は知っていた。 ただ知っていただけだ。 知識として知っていただけだ。 ほんとのところは知らなかった。 感情が伴っていなかった。 家が没落して私は知った。 この世界は残酷だと。 遅い、遅すぎる。 そして私は、洞穴に引き籠もり、特製のローブを羽織り、世の中から目を…
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置き去りにされた四天王 (後編)

◆ ◆ ◆ 勇者パーティーが魔王と共に逃亡し、勇者の幼馴染が行方不明になり、それから人類社会は目まぐるしく動き出していた。混乱と変革の、両方の要素が同時に存在していた。 魔王の処刑失敗の、あの一連の騒動は、魔王の演説を抜きにしても民衆に不信感を与えるに十分だった。 熱狂しているときは国王の大声に釣られて同調した者も…
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置き去りにされた四天王 (中編)

◆ ◆ ◆ 「べ、別に、あんたたちのことなんか全然好きじゃないんだからね! あたしは人間なんか大っ嫌いなんだからね! そこんとこ勘違いしないでよね!」 「ヘイトさあー、それって最初の挨拶としてどうなのー? あ、ボクは四天王のNo.2、人魔将軍イヴィルマリス。この獣っ娘は四天王のNo.4、獣魔将軍イヴィルヘイト。」 …
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置き去りにされた四天王 (前編)

待っている。 ずっと待っている。 待つのは嫌い。 待つのは悔しい。 待つのは辛い。 待つのは楽しい。 待つのは飽きた。 魔王様の帰りを待つのは飽きた。 けれど、どうすればいいんだろう。 今まで魔王様の言う通りに動いてきたから、わからないんだ。 魔王様は自分の命を捨てて戦争を終わらせようとした。 けれど戦…
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勇者と魔王のファンタジー   魔王編あとがき

◆ ◆ ◆ <澄んだ瞳に映るのは> 魔王の苦悩を描いたり、魔王が実は正義だったり、魔王が勇者と和解したり・・・そんな話を考えたり書いたりしているうちに、自分の命を差し出す魔王はどうだろうと思って、執筆に至りました。 ドラクエシリーズのうち、「ドラゴンクエストモンスターズ+」の影響が強い回だと思われます。 …
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