佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS エンゲルスのホモフォビックな感性は彼の革命性を損なっているか?

<<   作成日時 : 2009/05/20 00:04   >>

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フリードリッヒ・エンゲルスが最も偉大な革命家の一人であることに異を唱える人は少ないだろう。私もそれ自体に異を唱えるつもりはないことを最初に述べておこう。
しかし、「資本主義社会において完璧な革命家など存在し得ぬ」という唯物論的見地からすれば、やはり彼も完璧な革命家ではないということになる。それは誰よりも彼自身がよくわかっていることだろう。今はもう死んでいるが、生前の彼ならばそう思っただろうと、私の貧しい知識でも充分に推察される。

さて、本題に入ろう。
エンゲルスは労働者の中に入って取材を行ったことが知られているが、その中で男同士のセックスを「おぞましいこと」として述べているくだりがある。
革命家に関する情報は様々に錯綜していて、中にはとんでもないデタラメを本当であるかのように書いているものも大量にある。私の得た情報が万が一デタラメである場合は以下の研究は全く意味を成さないことになる。あくまで「私自身の主観において最も信頼できる筋からの情報」という理解をして欲しい。むやみに疑っても困るのだが、下手に盲信すると後々厄介なことになるので、正確な理解でこの先を読んでもらいたい。

知人の推理では、エンゲルスは取材の中で男に襲われた経験があるということだ。でなければ、偉大な革命家として評価されている人間が、このような杜撰なカテゴリで人を批判するとは思えないということなのだろう。
単に腹立たしいということ以外にも、そういった杜撰さが含まれていることも注意しておかなくてはならない。

さて、それを聞いて、例えばゲイの人はどう思うだろうか。
もう少し拡張してセクシャル・マイノリティーの人々は?
ちなみに私もバイセクシャルだ。少なくとも私は不愉快だ。

別の知人の評価では、「マルクスやエンゲルスの行った革命の先にマイノリティーの解放運動などがあり、それらは先人の積み立てた革命の土台の上に築き上げられている」ということだ。
確かにそれは正しい。そのときは納得した。
しかし、よく考えれば運動の流れを捉えた理屈としては正しいけれど、何とも人を馬鹿にした話ではあるまいか?
「お前らキモいけど、一緒に革命やろーぜ!」と言ってるようなものだ。
何とも最悪な勧誘である。
ちなみに、この知人に対する私の印象は「人間とロボットを足して2で割ったような人」である。あくまで印象だが。

まあ、多少極端な話かもしれない。そんなつもりで言ったわけではあるまい。
何度も言うようだが、エンゲルスが偉大な革命家であること自体に異論はない。
ただ、総合すると結局は侮辱と同じ事だ。
そう言えば、リブ運動は革命よりも遅れている。革命は完成したことはないが、それを言うならリブ運動も目的を達成できている段階ではないので、それについては横へ置く。
時間的なことだけでリブ運動が革命よりも困難だと言うつもりはないが、歴史には革命的でも同時に男尊女卑的な人間も多い。私の祖父がそのような人物であったと父から聞いている。

最終的な革命は、あらゆる抑圧された人々が解放されなければならないものである。その中に、ゲイが入ってないはずはない。私のようなバイセクシャルも入っているはずだ。
かつての革命で、こう思った人はいるだろう。
「革命、革命って言うけれど、私ら女性の扱いは特に変わってないじゃん。」
ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックスなどのセクシャルマイノリティーに置き換えても同じ事だろう。部落の人々、障害者、在日外国人・・・・・差別され抑圧されている少数のカテゴリなど、この世の中には腐るほどある。
私も含めて、あらゆる被抑圧者が救われる世の中になるのでなければ革命など意味がないし、それは本当の革命ではないだろう。

余談だが、以前の記事で川原泉を指して「フリードリッヒ川原氏」と呼んだことがるのは、この考察によるものである。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
レボリューション。
私も革命戦士として、考えるところです。
黒人を差別する白人を「ひどい!」と言いながら、アジアの民を下に見る日本人。残念ながらいます。
本人は気づいていない。
私も3年B組金八先生で鶴本直に出会ってから、ガラリと変わりました。偏見がなくなった。
美輪明宏さんの話を聞いても、差別がいかに人を追い詰めるか。身に染みて感じています。
宇宙の法則でも人を軽んじる罪は重罪。国法では罪にならないが、宇宙の法は絶対なので、断罪されますね。
エゴ渦巻く社会を見ると、道は険しく遠いです。
沢里尊
2009/05/24 17:11
沢里さん、こんばんは。
遠い国や遠い過去、他人の差別には敏感でも、自分の差別意識に関してはなかなか気付きにくいところですね。指摘されたときに素直に考えを修正できるかどうか。
「3年B組金八先生」はテーマをわかりやすく伝えるからいいですね。「性同一性障害」という概念が広まったのは、この作品の影響は大きいのではないかと思っています。欲を出せば、ここはもっとこうした方が・・というのはありますが、それはこれからの我々の課題ですね。
実社会でもネットでも差別の多いこと多いこと。差別自体も恐ろしいし、過剰に「言葉狩り」や「情報規制」を行って、差別をより深くするのも恐ろしいです・・。
しかし、道は険しくとも少しずつ進んでいるという感じはします。何度も絶望を繰り返してきましたが、諦めるという選択肢だけは無いですね。
アッキー
2009/05/25 00:32

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