佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 「めだかボックス」より 〜球磨川禊ハァハァ〜(その−4)

<<   作成日時 : 2012/12/30 00:00   >>

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※アッキーは集英社の回し者ではありませんので安心してお読みください。





◎第116〜118箱

安心院さんは色んな意味で危険だなぁ。
しかし善吉ちゃんに厳しいこと言ってるかと思えば、むしろ黒神めだかに対して厳しいのか。

本日の宗像形:「きみ達は黒神さんのいいところしか見ていない。あの子の完全さの犠牲となった人吉くんの十三年間は、所詮は彼女に助けられたきみ達なんかにわかるはずがない。」
これまた誰かに言って欲しかったセリフ。
私としては、球磨川くんは勿論、高貴ちゃんも、いいところだけしか見てないとは思ってないが・・・それでも、このセリフは誰かが言わなければならなかったと思う。
いいところしか見てないわけではなくても、黒神めだかに肩入れしすぎているきらいはあるのだから・・・。

黒神めだかは、人の心がわからない。
だからこそ彼女に人間味を感じない。係わり合いになりたくない。
小中学校時代、自分の気持ちを理解されない状況をずっと過ごしてきただけに、この手の人間とは善悪に限らず、一生係わり合いになりたくないと思うのだ。

ちなみに三大タブーとは、親殺し、人食いと、近親相姦だろうか?
タブーだからこそ創作では大人気な要素だなぁ。



◎第119箱

バーミーとは何だったのかwwww
ダーク・・・・ヒー・・・ロー・・・?
高二病患者の間違いでは。

確かに、あまり友達になりたくないタイプ。本作のキャラの多くは、私なんかと友達になってくれないだろうけれど、バーミーは私の方からもお断りしたい。

トラブルだーくねぇーすで思い出したが、お色気路線は嫌いじゃないんだ。ホントだって。むしろ好きだから。
しかし全てのマンガがお色気になったら逆に萎える。そういうことだ。
「めだかボックス」が、女子の色気が少ないマンガだというのは、良いことだ。要するに、住み分けだ。
というか、個人的に本作がお色気主体の方向性になってほしくないだけな気もするが。

本日の人吉善吉:「なんでジャンプ派とSQ.派の抗争みてーになってんだよ。」
吹いたwwwww
というか、黒神めだかの後継者編は、危険な発言が多すぎて困るwwwww
名瀬ちゃんとかも感化されてるし・・・。
安心して読めねぇ。(安心院さんだけに)

そんな心境を再び代弁してくれているのが喜界島さんだろうか。
そして、くまー可愛いよくまー。



◎第120、121箱

名勝負である。はっきり言って名勝負である。
ボロボロになっていく球磨川くんを見ていると、痛ましいと共に言い知れぬ快感が押し寄せてきて、私もう駄目になりそう・・・・・・何か前にも似たようなことを書いたような。

本日の迷言:『・・・こんなときに言うのもなんだけど』『喜界島さん』『初めて会った時』『おっぱい揉んでごめん・・・』
これまたひじょーに球磨川くんらしい!
シリアスな空気を一気に滑稽にしてる! お手本!

本日の名言:『思い通りにならなくても』『負けても』『勝てなくても』『馬鹿でも』『踏まれても蹴られても』『悲しくても苦しくても貧しくても』『痛くても辛くても弱くても』『正しくなくても卑しくても!』「それでもへらへら笑うのが過負荷だ!!」
途中から括弧が取れているのが、また熱い。
しかし、へらへら笑えない私はマイナスですらないのかなぁ・・・。そう思うと寂しくなってくる・・・。

ところで2人とも、どうして服を脱ぐのかな?(いいぞもっとやれ)
「読者サービスは主に男子によって行われる」そんな感じの第121箱です。

復活時の球磨川くんの指がエロい。しゃぶりたい。
このポーズがまた、実に、そそる! 表情が、萌える!
ペロペロペロペロ・・・・・・・・・・・・・・

・・・そして裸エプロン同盟ついに設立! やったぜ禊ちゃん!



◎第122箱

伏線と言えば、たびたび脈絡もなく巨大螺子が出現するというのは完全に物理法則を無視しているわけで。
本物の螺子であるにしろ、能力の一部であるにしろ、どちらにしろ“大嘘憑き”は消えてなかったということになる。

相変わらず不知火が好きな善吉ちゃん。
でもこれって友情的な意味なのよね・・・。
怒江ちゃんのことといい、善吉ちゃんは回収する気も無いのにフラグ立てすぎだ。悪い子だぁ。

本日のバーミー:「(1人というのは)意外と楽でいい、だよね?」
これも自分では言いたくないが誰かに言ってほしかったセリフ。
バーミーは、友達にはなりたくないのだが、意外と私の心をくすぐる。
今の私は1人でいても精神病の症状が襲ってくるので全く楽ではないのだが、精神病になる前、特に幼い頃は、1人で空想を巡らせるのが好きだった。
今は人と話しながら空想できるので、敢えて1人になる必要は薄れてきているが、それでも1人でいる時間は、やっぱり必要だと思う。



◎第123箱

本日の名言:「あー、でも言われてみれば小学校の頃、女子を好きになる時、確かに私は上履きから好きになってたっけなー。」
ちょっとバーミーと友達になりたくなった。ちょっとだけだけど。

落ち込む球磨川くんハァハァ。
つまるところ私は、球磨川くんが落ち込んだりボロボロになったりしているのを見ると興奮するのか?
もっと正確に言えば、誰かが球磨川くんを虐げたとき、側に寄り添ってハァハァしたい、となるだろうか。

球磨川くんと安心院さん、「自分との戦い」を違う意味で使っているようだが、コマが連続してるとギョッとする。
“自制を利かす”という意味では同じことを言ってるのに、表面的な結論は真逆になるのが面白いなぁ。

「スキルを作るスキル」と聞いてギョッとしたが、テーマそのものが矛盾してたり破綻したスキルは作れないようなので、おかしなことにはならなさそうだ・・・とか思ってたら、本日の安心院さんに「頭おかしいんじゃねーの」と呆れられてしまった善吉のアイデア。すっげえ気になった。



◎第124箱

鴎システムとは何だったのか。本誌では明かされているのだろーか?

本日の名言:「悲しいこととは、自分が生きてる間に、好きな漫画の最終回を読めないこと、さ。」
言われて思い出した。これ、ずっと思ってた。
いつか死を迎えるとき、好きなマンガが連載中だったらと思うと、やりきれない。
多くの人間がマンガを読まなくなるのは、今際の際の絶望を回避している側面もあるのかと思ってみたり。(そういう意識でマンガを読まなくなるわけではないだろうけど)
マンガや小説を読み続けていると、ふと思う。このまま永遠に読書を続けられたらいいのに、と。
例えばバベルの図書館とやらは、5の2624000乗冊の本を収めているらしいが、永遠に生きて、それら全ての本を読みつくしたいものだ・・・などというようなことを、昔から考えてきた。

それはさておき、学ランってイイよね! 怒江ちゃんもそう思うかい。そうだよね。
学ランはエロスの宝庫。異論は受け付けない。
怒江ちゃんの服装もグッドである。

本日の迷言:「ちょっと靴を食べただけでこの仕打ちですよ。」
バーミーぃいいいwwww



◎第125箱

前々から人間味を感じられない黒神めだかだが、特に今回は恐い。
恐い奴とは何か?
暴力を振るう奴? 悪いことをする奴?
そうではない。話が通じない奴が一番恐い。

そこらへんの道を、包丁を持った男が歩いていたら、どうして恐いと思うのか?
キッチンで家族が包丁で肉や野菜を刻んでいても、恐くない。
大工さんが、電動ノコギリで材木を切断していても、恐くない。
話が通じるという、確信のようなものがあるからだ。
常識的に考えて、いきなり包丁や電動ノコギリで襲ってくることはない。そんな妄想に怯えた経験は多いが、それが実際に起こったことは一度も無い。

話が通じない相手は、凶器を持ってなくても恐い。
自分の言ってることが、相手に理解されないときは不安を感じる。それを突き詰めた先にある。
自分を理解しようとしない・理解できない人間は、こちらからも理解できない。
恐いというより、相容れないと言うべきか。だから係わり合いになりたくない。不毛だ。



◎第126箱

ハァハァ善吉ちゃんハァハァな回ぃいい!
やべえ思春期の男の子の潔癖さオイシすぎるモグモグ!(←ゲスである)
「赤面しながら善吉ちゃんの羞恥心を舐めずり尽くしたい」そんな感じの第126箱です。

ここでの怒江ちゃんがまたカッコイイのだ。惚れ惚れする。
自分だって善吉のことが好きなのに、けなげすぎるだろ・・・(涙)
そっとハンカチを差し出してあげたい。



◎第127箱

遅れてもちゃんと謝るのは善吉ちゃんの良いところの1つかもしれない。
もっとも、ここまでストレートに誤られると、くまーよろしく何も言えなくなりそうだが。

本日の迷言:「十巻以上続くコミックスは惰性ってのがそれに僕の持論でね。既にそれを五冊もオーバーしてやがる。だから見てな、アニメが始まる前に、僕がこの漫画を終わらせてやるぜ。」
酷いメタ発言wwwwwwwwwwかと思いきや、何と伏線だったという罠。
10巻というと、安心院さん絡みのエピソードを抜いた構成で、球磨川事件決着までが、だいたいそのくらいでまとまりそうだ・・・。何かヤだな。
まさか、本来はそこで終わらせるつもりだったのに、人気が出たからやめられなくなって路線変更したとかいう裏事情があったりするのか?
逆に、こういう嫌な発言をすることで、ラスボス(≠)である螺子巫女なじみへの敵愾心を煽っているという見方も、同じだけ出来るわけだが。
「悲しいことは、好きなマンガを貶されること」そんな感じの第127箱でした。



◎第128箱

引き続き安心院さんのメタ発言wwww
しかし球磨川くんによれば安心院さんはツンデレなので、単純に球磨川くんにデレてるだけかもしれない。

それはそうと、民主主義が弱者優遇というのは、どうにも納得できない。
むしろ、強者と普通の人間が、よってたかって弱者を虐げるシステムだと思うのだが?
しかし、もう少し深く考えてみると、ここで私の言う「弱者」と、安心院さんの言う「強者」は、実は同じものなのかもしれないと思ったり。
要するに、集団に属せないことを私は「弱さ」だと考えているが、安心院さんは「強さ」だと考えている・・・そのように捉えても辻褄が合う。
といっても「幽遊白書」の仙水忍あたりの言葉を借りれば、「多数者から疎外される人間は2種類いる。強いから疎外される人間と、弱いから疎外される人間だ。」ということになるのだろうが・・・。
ちなみに私の言う「強者」とは、戦闘能力の高い者、そして集団を束ねるタイプあるいは地位にいる人間である。

本日の名言:「正義と違って必ずしも、愛は勝たなくてもいい。」
不知火ちゃんも、報われない恋をしてるよなぁ・・・。
これだから不知火ちゃんは好きなのだ・・・もっとも、小説版の彼女は嫌いだが。



◎第129〜131箱

わーい、球磨川くんだー! 球磨川くんだー!
私も球磨川くん欲しい! 太刀洗ズルい!

いやもう、球磨川くんが絡む勝負は何度でも読み返してしまう面白さがあるねぇ。

本日の迷言:『委員会連合の才媛達がパンツ丸出しで廊下を歩いてたら』『あの二人もバトルとかどうでもよくなると思うんだよね。』
凄まじくシュールな光景だなオイwwwwwwwwwww
まるで「謎のドンドコドンを追え!」みたい。

本日の名言:「・・・愚問ですな、雲仙殿。私達は裸エプロンにまでならなる覚悟はありますよ。ゆえの裸エプロン同盟でして・・・。私達こそ逆に問いたい。パンツを見せる覚悟もなく、あなたがたは人の上に立ってるのかと。」
つまり、その論理でいくと、球磨川くんは率先して裸エプロン姿になるべきだということになる。そのような、とても素晴らしい結論に達するわけだ。
「裸エプロンになる覚悟もなく、球磨川くんは同盟を作ったわけではない」そんな感じの第130箱ですね。

ウインクする球磨川くん、かーわーいーいーぞー!
ぺろぺろはぁはぁ

かつて、「本当に頭が終わってる」と言われた球磨川くん、そのエロさは健在!
派手な下着に惑わされるな! 女子のパンツに正気を失うな! 球磨川くんが「この程度」じゃないことを、みんな知ってるね? もちろんさ!

確率の計算が出来ないという球磨川くん。
確かに小説版でもそうだったけれど、本当かなぁ。

それはさておき、同盟の立役者と言われた喜界島さん、輝いてるぜ!
あんまり語ってこなかったけれども、この子は割と好き。嫌いな要素が殆ど無い。



◎グッドルーザー球磨川

後に小説化された外伝。
やっぱり球磨川くんは最高だぜ!

涙が溢れている球磨川くんハァハァ。
ちょっとそのハンカチを私に貸してくれないかな。大丈夫、ちゃんと洗って返すから。

※洗う・・・丁寧に口で吸(この説明は無かったことにされました)

それにしても球磨川くんは、どうして安心院さんを倒そうと思っているのか・・・?
顔剥がし事件も、色々と裏がありそうな。記憶が抜けてるあたりとか。
かつての安心院さんは、螺子巫女なじむのような嫌な感じの性格ではなく、優しい人だったとかいう話もあるが。
しかし、“だからこそ”倒さねばならないという感覚は、何となくわかる気もする・・・。
駄目になるより恐いことは、自分の駄目さを忘れてしまうことだから。

これの続きは「水槽に蠢く脳だらけ」と「水槽管理のツークツワンク」で読める!
(アッキーは集英社の回し者ではありません)



◎第132〜136箱

体育祭に文化祭。
読んでいて何だか気恥ずかしくなってしまうのは、ちょっとだけ高校時代を思い出すからだろうか。
しかし咲ちゃんが高校時代の記憶が無いのは、球磨川くんに記憶を消されているからという気がする・・・。
廊下ですれ違う絵が、何だか切ない。

久々の都城。けっこうイイ男になったなぁ。
しかし浮気心って・・・これはもう、都城×行橋で妄想するっきゃない!
チンピラ×ショタおいしいです。

それにしても第二回オリエンテーションは酷いゲームだった。
マイナス十三組が内容を考えたらしいが・・・。あれ、くまーいない?

恋愛感情を全く持たない人間と言えば、私も割とそういう側面がある。
今でも、萌えと性欲の塊ではあっても、恋愛感情というものは特に無い。
まがりなりにも恋愛感情というものが存在したのは、高校時代の3年間と、断片的な幾つかの時期だけだった。
恋愛感情だけでなく性的なことに関しても、周囲の子供より発達が遅く、それで随分と嫌な思いもした。
今でも性的なことは大好きでいても、現実のそれには興味が持てないどころか、嫌悪感すらあるくらいだ。
私はアセクシャルではなくバイセクシャルではあるが、子供の頃から男子の嫌な面も女子の嫌な面も見続けてきたせいか、アセクシャル寄りのバイセクシャルになってるようにも思える。

本日の名言:「私達は偉い人には嫌われるし、賢い人には笑われる。今は応援してくれるみんなだって、すぐに私達を忘れるだろう。私達を好いていたことを恥ずかしく思うかもしれない。それがどうした奇をてらえ!」
読んでて心が痛くなる。
むしろこっちが作者の声なのかなぁ。
かつてマンガを読んでいた人々が、「卒業」などと、くだらねーカスみたいなことを言いながら、マンガを読まなくなっていく現象があるわけなんだけど、それを「それがどうした」って言ってのけるくらいの強さが必要なのかも。



◎第137箱

大変だ、みんなが与次郎ちゃんになってしまった!
・・・とか驚いていたら、ただのテーブルトークRPGだった。
放課後レイプ・・・もとい、「放課後プレイR」を思い出すなぁ。

黒神めだかにビキニアーマーが似合うというのは否定しないが、やっぱりエロスは感じない。
ブルマのときや、バニーガールのときと同じく、似合うけどエロくない。

何だか妙な展開が続いていたが、ここにきて螺子巫女なじみ!
いったい何に気づいたというのかと、すっごいワクワクした。

本日の名言:『お前』『明日死んだらどうするんだ?』(中略)『ようこそマイナス十三組へ』『こっちの水は』『甘依存。』
いやもう流石としか言いようがない球磨川くん。



◎第138〜140箱

本日の暴言その1:「しかし何より最低なのは、そんな現状をよしとしている、あなたがたの意識の低さであります。こんな現状、その気になればいくらでも改革できるはずなのに(以下略)」
チート能力者や特殊訓練経験者満載の箱庭学園で、普通の生徒にとって、改革は容易いか?
痛みを知らない人間の言うこと・・・そう言われても仕方ない。
暴力や災害に立ち向かうというのは、そう容易いことではない。
凶器を持った相手に立ち向かって、腕力の強い相手に立ち向かって、死んだらどうするんだ?
意識が高いからこそ、危険度を重々認識しているからこそ、動けないということも多いのだ。
まぁ、傷ついても、死んでも、球磨川くんに無かったことにしてもらう手もあるけど。
それはそれとして、こういう、大衆の意識の低さを咎めるような物言いは、強い奴には勝てないから、弱い奴を非難しようとする、負け犬の心理以外の何物でもない。

といっても、そういう心理は誰しも(もちろん私も)持っているし、それ自体を非難し過ぎるのも同じ穴の狢だ。
また、マニフェストの内容は良いと思うし、共感できるものではある。
螺子巫女なじむは、スピード優先の現代と言ったが、そもそも「スピード優先」などというものは絶対法則というわけでもなく、寝食削って倒れる覚悟で話し合いすれば、現代のスピードでも現実的である。(本当に倒れないように栄養ドリンクを用意する必要はあるが)
それにしても、自分の端末を詭弁と言った螺子巫女なじみは、自分の言うことも全てが詭弁だと思ってるフシがあって、それが何だか切ないなぁ。

本日の暴言その2:「お前ら恥ずかしくないのか。(中略)強い奴には頼っていいとでも思ってるのか。優しい奴には甘えてもいいとでも思っているのか。豊かな奴には貰ってもいいとでも思っているのか。お前ら一体何様だ。」
善吉ちゃんの数々の発言の中でも、これは最悪の部類だと言っていい。
強い奴には頼っていいに決まってるだろう。
豊かな奴には貰っていいに決まってるだろう。
優しさに甘えていいかどうかは知らんが、何を「甘え」としているのか?
理不尽に晒されたとき、誰にも頼らず1人で立ち向かわねばならないのか。
飢えて死にそうな人間は、食料も何も貰ってはいけないのか。
五体満足で、健康で、豊かで、そんなことを口にする、お前こそ一体何様だ。
突き詰めれば、寝たきりの人間や障碍者など、弱者を、自らの手を汚さず抹殺していく・・・その思想は、日之影よりも差別的で、黒神よりも独善的だ。

自分のことは自分でする。それを簡単に、随分と簡単に言ってくれる。
それが出来ない人間がいるということを、想像もしないのか。
人並みに家事も出来ない、人並みに働けもしない、人並みの腕力も、人並みの愛嬌も、人並みのコミュニケーション能力も無い、そういう人間に向かって「自分のことは自分でしろ」と言うのだろうか。
正しい。実に正しい。冷たいほどに正しすぎる。“正しすぎて駄目”だ。
いやまったく、心から残念だよ。やっとめだかちゃんみたいになれたね、善吉ちゃん。
そもそも“黒神めだか”を作ったのが彼であることを考えれば、当然の成り行きなのかもしれないなぁ。

本日の名言その1:「ここにいる人間は誰一人、もうお前を他人だなんて思ってないんだから。」
とはいえ、やっぱりトータルでは善吉ちゃんを嫌いになれないのは、こういう人間だからなんだろうなぁ。
結局、プラスの人間というのは、トータルで好かれるものなんだ。悪い男だねぇ。
蛇足ながらひとつ、善吉ちゃんの好きなとこをを挙げれば、自分の中の暗い感情から逃げない、ってとこかな。

本日の名言その2:「愛とか思いやりとか気遣いとか優しさとか感謝とかお礼とか心づくしとかも数が集まればただの残酷な暴力になる。そういうのが実に僕好みだねえ、げらげら。」
エロい人は言いました、「地獄への道は善意で敷き詰められている」と。
「ぼくの動物園日記」で、忘れられないエピソードがある。客たちがキリンにエサを与える話だ。ミカンの皮を喜んで食べるので、客たちは、善意で、キリンへの、愛で、思いやりで、気遣いで、優しさで、感謝で、お礼で、心づくしで、ミカンの皮を与え続けた。プロである飼育員たちは、それが駄目なことを知っていて、必死に止めようとするが、戦場帰りの勘違い男なども出てきて、結局キリンは死んでしまう。解剖してみたら、未消化のミカンの皮が胃の中を埋め尽くしていた。客たちの善意は、数が集まって、残酷な暴力となったのだ。飼育員・西山は、無神経な言葉を発する戦場帰りの男に殴りかかろうとするが、先輩の飼育員に止められる。彼の涙が忘れられない。

ちなみに第140箱、雑誌掲載時はカラーだったみたいだが、セリフも差し変わっているのだろうか。
それはともかく、シミュレーティッドリアリティには、もうひとつ、負の側面がある。
人生があまりにも上手くいきすぎるシミュレーティッドリアリティは、作中で解説されているように、理不尽や不合理を経験すればいいだけの話だ。
ところが逆に、人生があまりにも上手くいかないと、「この世界は意地悪な作者の作った物語で」「自分はバッドエンドルートを歩き続ける悲劇の主人公でしかない」と思えてくる。これがシミュレーティッドリアリティの負の側面であり、否定するのは非常に困難である。
どれほど幸せなことが起こっても、思わぬことで台無しになる。苦難を乗り越えて充実した軌道に乗れたと、喝采を叫んでも、その裏で破綻が進行していたりする。
どれだけ頑張っても、どれだけ努力しても、無駄。そんな気分になるとき、この世界が作り物に見えてくる。

シミュレーティッドリアリティは、私が子供の頃から絶えず抱えてきた病だ。(名称は本作を読んで知ったが)
人生はままならない。想定通りにいかない。マイナスの意味で出来すぎだと思っていた。
螺子巫女なじみのように、いっそ世界に現実味を何も感じなければ良かったのかもしれないが、中途半端に現実味があり、中途半端に現実味が無い。出来すぎなほどにマイナス。
これほど上手くいかないのは何故なのか。
書こうと思っていた小説も、途端に書けなくなる。
いつまで経っても文章にならない構想がある。
執筆が停滞している小説の数は、10や20ではない。
アイデアは無尽蔵に湧き出てくるのに、完成した文章は枯渇しつつある。
もっと書きたい、もっと読んでもらいたいのに、精神病が邪魔をする。
上手くいかない最大の要素。それこそ精神病だ。
こんなことが現実に起こるはずがないと、精神病を発症した頃は、現実味の無さを感じていた。
真面目で遠慮がちな人間が、虐げられ、心を病んで壊れていくなんて、フィクションとしか思えない。
いかにも私のような、意地の悪い作者が面白がって書く小説のようではないか。

とはいえ、このマイナスシミュレーティッドリアリティ、否定するのは逆に、上手くいっていればいい。
上手くいってるときだけ、自分が現実を生きているという実感がある。
生活の方面で上手くいかないことがあっても、ネット交流で現実味を感じ、回復していくのだ。
相変わらず生活面は駄目だが、最近は執筆ペースも上がってきて、かなり現実味が濃い。
この状態が続けばいいと思いつつ、多分そうはならないのが現実・・・これも現実・・・。





この140箱で最終回みたいなラストなんだけれども、言葉通りに続く。

この感想も、(その−5)へ続く。

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内 容 ニックネーム/日時
 とりあえず、アッキーさんのアブノーマル性はよく伝わってきたw
 まあ表に出してないだけで私も人のことは言えないんですけどね。人類異常化計画。

 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は永遠のバイブル。そんな感じの豆戦士です。
 ……が、その一方で、「うちのクラスの頼りないラスボス」とかも嫌いじゃないぜ、そんな感じの(略

 個人的にはこの辺のライトノベルはアッキーさんにわりと刺さるんじゃねーかと思っていますが、果たして。

 私自身のメンタルは、今現在は本記事コメントの呵々闘諍さんとだいたい同じようでいて、過去には負方向なシミュレーティッドリアリティに囚われていたっぽいこともあり。
 まさに良いとこどり。もしくは悪いとこどり。
 なんやねんそれって思うかもしれませんが自分でも自分のことをあんまり整理できてないから仕方ない。
 「不慮の事故式楽天主義」とかいう自己評を今考えました。でも3日後には忘れてそう。
豆戦士
2012/12/30 14:43
>豆戦士さん

アブノーマルというのは能力よりもむしろ人格であるという説が正しければ、私も立派に十三組入り!? いやむしろマイナス十三組か。
そんな私の心をくすぐるタイトル2つ。早速買ってみようと思う私です。

プラスからマイナスへ転落したのが私だとすれば、マイナスからプラスへ転じたのが豆戦士さんということでしょうか。
確か以前に、世の理不尽を「回避すること」で乗り切ってきたという話を聞きましたが、それで「不慮の事故式楽天主義」ですか・・。
さしずめ私は「にこりともしない負不完全」というあたりか。たとえ心の中で笑っていても、あまり表情に出ないみたい。あるいは「混沌に這い寄られるマイナス」。
私も自分のことをきちんと整理できてないと、特に心の闇を吐露しているときなんかに思います。

佐久間「それでは私は“痛みと共にある戦闘狂”。」
八武「では私は“傷撫で快楽の魔術師”。」
佐久間「さぁ、山田、栞、お前らも高らかに名乗るがいい!」
山田「くっ・・・いきなり無茶振りを・・・!」
維澄「“永続中二病革命家”。」
山田「ちょ、維澄さん?」
アッキー
2012/12/30 17:46
火剣「今夜はレコ大か。もう2012年もあと僅かか」
ゴリーレッド「言ってほしかったセリフか。小説でこれを炸裂させることが大事だ」
コング「やってほしいプレイも」
火剣「例えば?」
ゴリーレッド「言わなくていい」
コング「佐倉巡査の電車シーンをもっと詳しく、省かずに。ぐふふふ」
ゴリーレッド「諦めなさい」
コング「3大タブー? 殺さない、犯さない、傷つけない」
火剣「安心して読めない。これも傑作の条件だ。ハラハラドキドキさせないと」
ゴリーレッド「主人公に共感できなくても脇役に好きなキャラがいれば夢中で読んでしまう。その典型だな」
コング「めだか。かわいいではないか」
火剣「話が通じない相手か。それは確かに友達になりたくねえな」
ゴリーレッド「正義と違って必ずしも愛は勝たなくてもいい。名言だ」
コング「♪最後に! 愛は! 勝つ!」
火剣「熱唱しなくていい」
コング「ところでキリンの話は悲しいな。ゴリーレッド。みかんの皮を食うか?」
ゴリーレッド「そろそろ逝く?」
コング「NO!」
火剣「思いやりが、優しさが、親切心が、善意が、凶器となる。そういう場面は人間社会でもありそうだな」
コング「無意識ほど怖いものはなーい!」
火剣「無意識に小悪魔ポーズを取ってる女子は好きだが」
ゴリーレッド「話を軽くするな」
コング「お、マスパンが出ている」
ゴリーレッド「テレビ見ながら喋るな!」

火剣獣三郎
2012/12/30 18:21
>火剣さん
いつの間に2012年も終わりに近付いて、毎度ながら年末は、時が経つのが早く感じますねー。
自分では言いたくないけれど、誰かに言って欲しいセリフ。それを表現できるのも創作の醍醐味。発した言葉が名言として残り続ければ幸せですね。
無意識は、無意識だけに気付けない。私も無意識的に人を傷つけてないかどうか不安。しかし無意識で人を魅了することもあり、なかなか評価が難しいです。

佐久間「キリンキリン!」
山田「おい。」
佐久間「大丈夫。ゴリーレッドは善意にも悪意にも強いから。」
八武「しかし無意識の魅了に弱い。」
山田「魅力というのは本人が意識しないことが多いかもな。」
佐久間「私は自分の魅力をちゃんと意識している。この容姿と体、強さとテクニック。」
八武「なるほど、山田の言う通りだ。」
山田「だろ。」
佐久間「おい貴様ら何を聞いてた?」
八武「それはさておき、自分の理想的なレイプを表現できるのも創作の醍醐味。」
山田「プレイだ。」
佐久間「同じことだろ。」
山田「違うから。」
八武「それにしても解せないのは、佐倉巡査の出番があれっきりということだ。」
佐久間「それもまたチラリズム。」
八武「仕方あるまい。私がレジオンを強化しよう。」
山田「棺桶に入りたいか?」
八武「これは多分、私に与えられた使命だと思うんだ。」
山田「イイ顔で何を言ってるんだ貴様は。」
佐久間「後はそれを電波ジャックでテレビに流せば完璧だな。」
山田「どこまで鬼畜なんだ貴様は・・・!」
アッキー
2012/12/30 19:35

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「めだかボックス」より 〜球磨川禊ハァハァ〜(その−4) 佐久間闇子と奇妙な世界/BIGLOBEウェブリブログ
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