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zoom RSS 決闘迷宮 65.5   雲井忠雄の事情 (後編)

<<   作成日時 : 2014/06/23 00:00   >>

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『いきますよ、僕のターン、ドロー。』


雲井:LP8000、手札5
場:
場:

伊月:LP8000、手札6
場:
場:



『僕はデッキワンサーチシステムを使用します。』

いきなりかよ・・・!
前のときも最初から使ってきてたよな・・・。

『だが、俺もカードを引かせてもらうぜ!』

『どうぞ。僕は手札から《堕天使の楽園》を発動します。』


堕天使の楽園 (永続魔法・デッキワン)
ライフポイントを回復する効果をもつカードが15枚以上入っているデッキにのみ入れることができる。
お互いのプレイヤーは自分のスタンバイフェイズ時に、手札1枚につき500ライフポイント回復する。
1ターンに1度、デッキ、または墓地から「堕天使」または「シモッチ」と名のつくカード1枚を手札に加えることが出来る。
このカードが破壊されるとき、1000ライフポイントを払うことでその破壊を無効にする。



真っ赤な液体が溢れ出し、黒い羽根が舞った。
いつ見ても不気味なカードだぜ・・・これでまだ2回目だけど。

『この効果で僕は、デッキから《堕天使ナース−レフィキュル》を手札に加え、そのまま召喚します。そしてカードを2枚伏せて、ターンエンドします。』

『俺のターン、ドロー!』

『あなたの手札は7枚。スタンバイフェイズに3500ポイント回復しますが、《堕天使ナース−レフィキュル》の効果でダメージに変わります。』

『くっ・・・!』


雲井:LP8000→4500


『そして《ギフトカード》2枚を発動。終わりです。』


ギフトカード (罠カード)
相手は3000ライフポイント回復する。

ギフトカード (罠カード)
相手は3000ライフポイント回復する。



『なっ・・・・!!?』


雲井:LP4500→1500→0


嘘、だろ・・・!


『最初から本気を出せば、この通りです。これでも戦う資格があると思いますか?』

『っ・・・!』

・・・ちくしょう、何も出来なかった。
ここまでの力の差があるなんて・・・!
あんときは本当に手加減されてたんだな・・・。



『自分の力不足を認識してもらったところで、作戦を説明しましょうか。』



え・・・・・・?

『どうしました? 最初から、あなたを連れて行くことは計画のうちに入っています。星花町にも相応の戦力を置いておかねばなりませんが、あなたの性質は守りには向いていません。こちらの作戦に組み込むのがベストだと、既に薫さんに進言してあります。』

『師匠が、進言したのか?』

半信半疑の顔で、俺は師匠を見つめた。

『おやおや、先程の言葉は覚悟を試しただけですが? これでも僕は、あなたを買ってるのですよ。ただし、自分の実力を過信したデュエリストとは、共に戦うことは出来ません。あなたには“初見殺し”の恐ろしさを、知っておいてもらいたかったのです。』

『初見殺し・・・。』

そう言えば、“風の神”が、そんなんだったって聞いてるが・・・。

『この戦いは、情報戦になります。あまりフェアではないですが、相手の能力とデッキを丸裸にすれば、あなたの攻撃力が最大限に活きます。もっとも、デッキを大幅に組み換えることになりますが、よろしいですか?』

『・・・わかったぜ。』

負けたのは俺だ。
悔しいが、言う通りにするぜ。



◆ ◆ ◆



そして俺は、師匠の組んだデッキを持って、薫さんと佐助さんの援護を背景に、ダンジョンへ乗り込んだ。

彩也香とタッグを組むことになるなんて、あのときは思ってもいなかったぜ。



「私のターン、ドローするよ!」

彩也香はドローした魔法カードを使用し、そして手札から1体のモンスターを召喚した。

それを見て俺は、はたと閃いた。


そうか・・・確か、デュエルモンスターズには―――




―――このデュエル、勝てる!!




あとは、俺が“あのカード”を引き当てれば・・・!






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「堕天使の楽園。何か小説のタイトルになりそう」
ゴリーレッド「ろくな内容になりそうもない」
コング「そんなことはない。堕天使ナースが生まれたままの姿で磔にされ、黒い羽で全身をさわさわ」
ゴリーレッド「レッドカード」
コング「レッド? 赤い液体のことか?」
火剣「何、雲井が負けた?」
ゴリーレッド「強い」
火剣「過信を砕くためか。なるほど」
ゴリーレッド「過信は怖い。無敵の豪傑・関羽ほどの大丈夫でも、最後は過信に破れた」
コング「相手を丸裸にするか。いい作戦だ」
火剣「文章を省き過ぎだ」
コング「薫、彩也香が丸裸候補か」
ゴリーレッド「なぜ味方を丸裸にする?」
コング「雲井を丸裸にして喜ぶのは一人くらいだろう」
火剣「三人いるかもよ」
ゴリーレッド「低レベルな会話はよそう」
コング「彩也香や薫が丸裸にされて喜ぶのは500万人はいる」
火剣「多いな」
ゴリーレッド「丸ボーズにしようか?」
コング「せみまるかっ」
ゴリーレッド「伊月師匠。こんなに強いなら頼もしいな」
火剣「喋り方が丁寧な分怖さを感じる」
ゴリーレッド「野蛮キャラなんか大したことない。竹のように折れないしなやかな強さはつかみどころがない」
コング「でもM子は屈強な野蛮キャラに襲われるのが好き」
ゴリーレッド「ここまで本編とズレまくる人間も珍しい」


火剣獣三郎
2014/06/23 17:38
>火剣さん
日常パートでは勝率の悪い雲井ですが、それすなわち強さにムラがあるということでもあります。あわや死ぬところだったのは今回が初めてではなく、師匠が心配するのも無理ないところですね。
しかし危機的状況での実力は誰もが認めるところ。ここから例の快進撃へ続き、そして場面は現在へ―――

佐久間「自信と過信は、心持ちは大して違わないが、過信した者は無謀に闇雲に戦う。自信を持った人間は、周りがよく見える。」
山田「ちょっとした意識の差に見えても、行動が大きく違うわけか。」
八武「敢えて味方を丸裸に・・・いやいや、デッキの話だよ?」
山田「コングの言ってるのもデッキの話か?」
佐久間「それ以外に何がある。」
山田「それならいいんだが・・・。」
佐久間「雲井を丸裸にして喜ぶのは、私と栞とアッキーと・・・どうした山田、デッキの話だ。」
山田「死根也はともかく、佐久間は本気か嘘か見抜けない。」
八武「何だね、私はともかくって。」
佐久間「薫と彩也香は改造候補だ。」
八武「改造!?」(ギラッ
佐久間「デッキの。」
山田「それはさておき、丁寧で強いデュエリストだからこそ、その言葉に説得力があるよな。」
佐久間「しなやかな強さ。そうかもしれない。」
八武「しなやかな肉体の女子を丸裸にして改造・・」
山田「レッドカード! フェイスクラッシャー!」
八武「ぐわあああ!?」
アッキー
2014/06/23 22:57

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