佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部   第九話 強大なる悪魔がわずかに鉤爪を振るう

<<   作成日時 : 2015/02/24 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



ま、言ってしまえば僕は何者でもない。
ひとりのデュエリストであり、デュエリスト能力者であり、モリンフェン様の崇拝者。
どこにでもいるような、平凡で普通の、ありふれた人間。取るに足らない存在。
そのことを卑屈に感じていた僕だけれども、今は謙虚な気持ちで同じことを受け止めている。

平凡な人生が、つまらないとは限らない。ありふれた人生が、退屈だなんて思わない。
どこにでもいるような人間が、人生を面白く豊かに出来れば、きっと世界は輝かしい。

ああ、そうそう。僕は風森無々。かざもり・むむ、だ。
童実野高校の一年生で、デュエルモンスターズ倶楽部のメンバー。
僕以外に6人いるという部員のうち、5人まで会ってデュエルした。

赤髪ツインテールの比呂子ちゃんは、僕が能力を発動した次のターン、即座に《プロミネンス・ドラゴン》2体を並べてくるロックで、僕の攻撃を完膚無きまで封じると共に、自動火力で詰ませてきた。

ずんぐりむっくりした次郎くんは、《モリンフェン》様のレベルが5であることを逆手に取り、《グラビティ・バインド−超重力の網−》で、やはり僕の攻撃を封じ込め、キュアバーンでライフを粉砕してきた。

小柄で女顔の敦くんは、能力で増幅した火力で僕のライフを焼き払ってきた。彼とのデュエルで僕は、慢心から相手の引き運を高めてしまった。返す返すも悔やまれる。あれは痛いミスだった。

ショートヘアの立夏さんは、僕にライフを削られるや否や、戦術を変更し、《バーサーク・デッド・ドラゴン》による全体攻撃と、デュエリスト能力のコンボによって、反対に僕のライフを削り尽くしてしまった。

中肉中背の都さんは、僕のデッキが全て《モリンフェン》様であることを見抜き、更にそれを逆手に取って、ライフギリギリまで追い詰められてからの《ヘル・テンペスト》で、デッキを全て吹っ飛ばしてきた。

他にも、外から来た呉星十字さんというレベル5能力者とデュエルしたこともある。
1ポイントもライフを削れないまま、能力を見ることもなくジャストキルされてしまった。

そして顧問は金髪を伸ばしたカノン先生。彼女とのデュエルでも、惜しいところで負け続けている。
部員の中でカノン先生の【練習用デッキ】に勝ったことがあるのは、3人だけだとか。

やはりと言うべきか、みんなモリンフェン様への理解度において、それぞれ異なる面で僕を凌駕している。
驚くべきことではないのかもしれないが、正直ショックを隠せない。僕が凡人であることを突きつけられる。
しかし僕は、めげない。次があるから、まだ先があるから、モリンフェン様への探求は僕を惹きつけてやまない。



◆ ◆ ◆



その日、カノン先生は休暇を取っていた。
顧問のいない部活で、僕たちはデッキ調整に勤しんでいた。
都さんと立夏さんも休んでいて、来ているのは4人。
静かな空気の中、しゅっしゅっとカードを捌く音だけが響き渡る。

丁度4人いるから、タッグデュエルがしてみたいと思ったり・・・。
チラッと比呂子ちゃんを横目で見たりする僕は、傍目から見れば挙動不審かもしれない。

そうだ、今はデッキ調整。
恐れ多くもモリンフェン様の分身が60体も鎮座あそばされておられる、僕のデッキ。
更には、エクストラデッキに15体も鎮座あそばされておられる。

さて、どうしたものだろう。メインデッキとエクストラデッキに上限いっぱいまで《モリンフェン》様を鎮座あそばさせたまうのは当然としても、問題はサイドデッキだ。
僕のデュエリスト能力は、メインデッキとエクストラデッキの全ての枠に《モリンフェン》様を鎮座あそばさせたまうことを許されているが、サイドデッキに関しては、その限りではない。

真に遺憾ながら、サイドデッキに《モリンフェン》様を鎮座あそばさせることが、僕には出来ないのだ。
となれば必然的に、サイドデッキの枚数はゼロになるしかない。
僕のデュエリスト能力は、デッキ・エクストラデッキの全てのカードを《モリンフェン》様によって構成することによって発動するものだ。上限15枚のサイドデッキでは、どう入れ替えてもルールに抵触してしまう。

しかしデュエルに使わないからといって、思考を停止してもいいのだろうか。
《カオスエンドマスター》や《ヘルウェイ・パトロール》などの、モリンフェン様の従属モンスターを控えさせておくべきではないだろうか。

僕は悩んでいた。



- - - - - -



非日常は突然に訪れた。

「みんな・・・オレに力を貸してくれ・・・!」

青ざめた顔で息を乱して、都さんが部室へ駆け込んできた。
ただならぬ様子だ。服も泥で汚れている。

「どうしたんすか栗間センパイ!?」
「それ、血・・・?」

敦くんの言葉に、僕もハッとする。
都さんの服の汚れ、泥に混じって赤いものが・・・。

「て、てっきり、リッカとデートしてるとばかり・・・!」
「僕も、そう思って、ました・・・。」

比呂子ちゃんの後付けみたいだけど、今日来てないのが都さんと立夏さんだから、そう思うのは当然だ。
でも、事態は得体の知れない方向に動いてるみたいだ。
モリンフェン様、僕はどうすれば・・・!

「・・・なんて、わかってますよ。この程度の答を出すのに、モリンフェン様のご託宣を仰ぐ必要など・・・無い!」

そして僕は呼びかけた。

「皆さん!」

それだけで十分だった。
比呂子ちゃん、次郎くん、敦くんは、無言で眼光を燃やし頷いた。



- - - - - -



道中、都さんから受けた説明は、にわかには信じられないものだった。
デュエルモンスターズに超常現象は付き物だけど、それを実感として味わったことは今まで3度しかない。

言うまでもなく1度目は、偉大なるモリンフェン様の御力の一部を賜ったことだ。
そして、小学生の頃のダークネス事件と、中学生の頃の全世界デュエリスト能力者大会。

数々の怪奇現象を体験してきたという海馬瀬人さえも、オカルトには否定的であったという。
まして僕のような平々凡々のデュエリストが、この手の怪異に身が竦んでしまうのは当然のこと。
既に“非日常”という圧迫感は、僕の体をギチギチに締め付けて血流を滞らせているんだ。

「平野家の、守り神・・・ですか・・・。」

闇坂(やみさか)と対を成す、冥府に触れし家系の片割れ、平野(ひらの)。
そこには、人間の影の部分を増幅するという、邪悪な仮面が祀られている。
10年に1度、自らの依代となる人間を、生贄として捧げることで、一族に繁栄を約束する―――
・・・そんな悪魔じみた迷信。

「は、笑えるよな。事実を知ったのは、オレも昨日今日の話なんだ。10年前、ハクロねえちゃんが生贄にされたときは、ねえちゃんが出来心から蔵に入って、運悪く仮面に触れたんだって・・・そんな大人の嘘っぱちを、ずっと信じてしまってた。信じたかったんだろうな、あんな連中でも・・・。」

平野白露。ひらの・はくろ。立夏さんの従姉だという。
童実野高校の卒業生で、大学を出たばかりで結婚を控えていたという。
きっとモリンフェン様にも祝福されていただろう。

そうだよ、大事なことは決まっているんだ。
オカルトだから恐いんじゃない。何気ない日常が破壊されてしまうから恐い。
大切な人が奪われてしまうのが、この世で最悪の出来事なんだ。



- - - - - -



平野家は、大きな屋敷だった。
都さんの話を聞いた後では、古めかしい荘厳さだけでなく、おどろおどろしい不気味さを感じる。
屋敷全体が、ひとつの生き物のように見えた。

「リッカは屋敷の地下にいるはずだ。だが、地下への入口は3つある。そこでオレたちも3つに分かれる。」

どれだけの人が屋敷にいるかわからないが、その全てが敵側だと思って間違いない。
ただでさえ5人しかいないのに、戦力を分散することに不安が大きくなる。

でも、横を見れば、比呂子ちゃんが震えていた。

「・・・!」

そうだよ、比呂子ちゃんだって恐いんだ。
恐いからって、逃げるわけにはいかない。

モリンフェン様、僕に勇気を!

「行こうか、比呂子ちゃん。」

僕は自然と彼女の手を取っていた。

・・・あ、これは別に、やましい気持ちじゃなくて。
次郎くんは敦くんと組むだろうし、比呂子ちゃんを1人で行かせるわけにはいかないから!

「誰に言い訳してるの?」
「・・・っ!」

まさか心の声が漏れていたのだろうか。
無人の屋敷を進みながら、僕は何よりも比呂子ちゃんの反応に怯えてしまっていた。

「・・・あ、ほら、ここだ。都さんが言ってた場所。」

カラクリ仕掛けの操作も教えてもらっていたが、既に起動していた後だった。
ぽっかりと開いた、地下への入口。僕たちは本命を引き当てたんじゃないだろうか。
これもモリンフェン様のお導きだろうか・・・?



- - - - - -



地下通路も屋敷と同じく木製で、亀裂や染みが目立つ。
蜘蛛の巣が張っていたり、カビが生えていたり、普段から掃除されてなさそうだ。

「迷路みたいになってると思ってたけど、一本道みたい。」

比呂子ちゃんに言われて意識したけど、その通りだった。
これなら、これ以上は戦力を分散しなくて良さそうだ。都さんは、あらかじめ知ってたのだろう。

不意に、都さんへの疑いの気持ちが湧き起こる。

「大丈夫だよ、ムー君。」
「え?」
「栗間くんは、そんな人じゃない。だから、わたしたちは余計なこと考えずに、先へ進もう。」

また心を見透かされてしまったみたいだ。
しっかりしなきゃ。比呂子ちゃんに気を遣わせてしまって、どうするよ僕。

「うん、そうだね。先を急ごう。」

僕はデッキの《モリンフェン》様に手を当てて、心を落ち着かせた。
こんなときでも、モリンフェン様は僕を助けてくれる。ありがたい。



- - - - - -



曲がりくねった通路を、早足で進んで行くと、開けた空間に出た。
どういう建築技術だろう、と考えている間も無く、そこには10人ばかりの人間がいた。

「・・・っ!」

反射的に比呂子ちゃんを庇うように前に出る。
けれど足が竦む。膝が震える。

「侵入者か。」

数えてみれば、確かに10人。
それぞれデュエルディスクを装着している。

「この先では、大事な儀式の最中だ。」
「ここは通さん。」

まずい。10人が一斉にかかってこられたら、勝ち目は無い。

「大丈夫だよ。」
「え?」

振り返ると、比呂子ちゃんが震えながらデュエルディスクを構えていた。
けれど、その震えは恐怖ではないように見えた。

「大丈夫だよ、ムー君。」

だって、比呂子ちゃんは、笑っていたんだ。



―――デュエル!



「手札から《先取り天使》を捨てて、わたしの先攻・・・ドロー!」

比呂子ちゃんはデッキからカードを引いた。
あの5枚の手札に、僕たちの運命が懸かっている。

「わたしはカードを1枚伏せて、ターン終了。」
「え・・・?」

次は僕のターンだ。
それが終われば、相手の10人が続けざまにターンを重ね、あっという間に僕たちは詰んでしまうだろう。

現実的な話、このターンで相当なアドバンテージを稼がないと―――

・・・・・・。
・・・・・・・・・。

・・・あれ?


「・・・・・・そうか。僕のターン、ドロー。」



風森無々:LP8000、手札6
場:モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)
場:

安藤比呂子:LP8000、手札4
場:モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)、モリンフェン様(攻2550)
場:伏せ×1




「これが僕のデュエリスト能力“唯一神”(モリンフェン)・・・『デッキ・エクストラデッキのカードを全て《モリンフェン》様で構成することによって、自分のスタンバイフェイズに手札・デッキ・墓地・除外ゾーン・エクストラデッキから《モリンフェン》様を任意の数だけ降臨させることが出来る。この効果で降臨した《モリンフェン》様は生贄・コストにすることは出来ず、攻撃力はデュエルが開始してから経過したスタンバイフェイズの数×フィールド上の《モリンフェン》様の数×50ポイントアップする。また、守備表示モンスターを攻撃したとき、攻撃力が守備力を超えていれば、その数値分だけ戦闘ダメージを与える。』・・・レベル1だ。」


驚愕で顔を彩る十人十色の相手に対し、僕は自分の能力を説明する。
そう、僕は独りじゃない。比呂子ちゃんとタッグを組んでいるのだ。

だから、わかった。
比呂子ちゃんが伏せているカード・・・伏せてくれたカードが何であるかも!


「そうだよムー君・・・速攻魔法発動、《時の飛躍》!


僕のターンで3ターン後のバトルフェイズへ移行する。
すると、どうなるか?
それにより、スタンバイフェイズは36回経過する。

すなわち・・・!


《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)
《モリンフェン》様 (攻2550→20550)



かつてない力が漲ってくるのがわかる。
これほどまでにモリンフェン様の御力を引き出すことが出来たのは、生まれて初めてだ。

そうか、そうだったんですね、モリンフェン様!

僕は間違っていたんだ。
今までの僕は、偉大なるモリンフェン様に近付こうとして、独り善がりになっていたんだ。
モリンフェン様への理解度を他の人と比べて、敵わないからと落ち込んで、手を取り合おうともしなかった。
人と手を取り合うなんて、そんな当たり前のことを考えもしなかったなんて、恥ずかしい!

偉大なる存在に近付くのは、選ばれし一握りであるなんて?
そんな選民思想に、僕は知らず知らずのうちに染まっていた。
なんたる傲慢、なんたる恥知らず! 馬鹿馬鹿馬鹿!

ああ、モリンフェン様。僕は未熟者です。
嫉妬という感情は、こんなにも思考を曇らせるのですね。
強欲は、当たり前のことすらも忘れさせてしまうのですね。

このデュエルに勝つことで、僕の傲慢と怠惰、そして嫉妬と強欲の罪は、少しでも清められるのでしょうか?

強大なるモリンフェン様の御力が、10人もの敵を薙ぎ払うのを見ながら、僕は涙が出そうになった。

大罪に穢れた僕に、モリンフェン様は、こんなにも美しい光景を見せてくださった。
それに応えるべく、僕は比呂子ちゃんと共に、先へ進む。



◆ ◆ ◆



退屈な日常を過ごしている人は、どこかで日常が破壊されてしまうのを待ち望んでいるかもしれない。
おそらく僕も、心のどこかで、そんな期待をしているのだろう。してないと言えば嘘になる。
けれど僕は、そんなの真っ平御免だと言ってやる。平凡な僕は、一歩ずつでいい、日常を面白くする方を選ぶ。

どんなことになっても、みんなで一緒に、モリンフェン様のいる日常へ帰るんだ!






   決闘倶楽部   第九話 了

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「モリンフェン様の崇拝者ですぐに誰だがわかってしまう」
火剣「風森無々を、どこにでもいるような平凡で普通の人間と思っている人はいないだろう」
ゴリーレッド「危ないほど個性的だ」
火剣「しかし名言連発」
ゴリーレッド「どこにでもいるような人間が、人生を面白く豊かに出来れば、きっと世界は輝かしい」
火剣「大切な人を奪われてしまうのが、この世で最悪の出来事なんだ」
コング「じゃあNTR夫は?」
ゴリーレッド「大切な人と思ってないんだろう」
火剣「嫉妬という感情は、こんなにも思考を曇らせる」
コング「退屈な日常を破壊し、非日常に運ぶのが僕の使命」
ゴリーレッド「ハカイダーか」
火剣「小説も非日常を描くものだからな。非日常に連れて行くのが作家の役目かもしれねえ」
コング「立夏は全裸で監禁されているのか?」
ゴリーレッド「そういう物語ではない」
火剣「愛する比呂子と組むことでパワー百倍。進化したかムー」
コング「カバムー」
火剣「10人いるのにさっと比呂子の前に行く。パズーのようだ」
コング「パズーほどの勇気はまだまだ」
ゴリーレッド「ムーは非日常を望んでいないのか?」
火剣獣三郎
2015/02/24 10:20
>火剣さん
どう考えても豊かな個性を持つ風森無々。逆に言えば、彼のような人間が増えたら、世の中は明るくなるかもしれません。
非日常を望む心は嘘ではないけれど、みんなで日常へ戻ろうと思っているムー君。しかしモリンフェン様のいる日常は、ある意味で非日常かもしれない・・・?

佐久間「無々は、凡人タイプであっても平凡ではない。」
山田「ふむ。」
佐久間「凡人というのは、劣っているという意味ではない。読んで字の如く、ありふれているということ。突き抜けた能力が無くても、凡人として磨きをかければ傑物になれる。」
山田「性格は突き抜けている気がするがな。」
維澄「あのレベル1能力も、だいぶ突き抜けているような。」
佐久間「いいや、まだまだ。」
神邪「そうですか? 僕から見ても、かなり非凡だと思うんですが。」
佐久間「無々に秘められた力は、まだこんなものではない。」
山田「なるほど、これからもっと進化するのか。」
八武「健全な少年が、時たまとても眩しいときがある。ジブリの少年たちは心が澄んでいるねぃ。」
神邪「僕には遠い存在です。」
佐久間「クロトワを目指すんだ。」
八武「ところで立夏は全裸?」
佐久間「よく見抜いたな、コング。」
八武「おおお!」
山田「妄想が的中してしまったか。」
維澄「10年前も全裸だったし、ペルソナというやつは・・」
八武「うむ、サービス精神の塊である!」
山田「殴るぞ。」
アッキー
2015/02/24 23:18
うおおおおおお!!!!タッグモリンフェン様キター!!!!

ツヲ「限界状況だよ、無々君!人間は一人で出来ることには限界がある!どうあがいても越えられない壁が存在する!しかし、それを打ち破る単純な答え、それこそが他者との交わりだ!」
白龍「私も無々君を見習って大いに反省しなければなりません。ずっとモリンフェン様だけのデッキでは限界があると思って、どこかでフルモリンフェンではなく、ビートモリンフェンやバーンモリンフェンにしなければいけない時が来ると思っていました。しかし、それは今までの自分を否定することであり、それこそモリンフェン様に対して申し訳ない生き方なんだと気が付きました。今までフルモリンフェンで来たのは何故かというと、無々君のデュエリスト能力がそのまま答えだと思います。そう、これは信念の問題だったのだ!」
ツヲ「デュエリストは孤独で孤高。戦う時は一人。その気持ちは大切だ。戦う意志のないデュエリストなどデュエルをするのもおこがましい。しかし、同じ目的を持つデュエリストがタッグを組み、その意志の力を何十倍にもすることもまた事実。依存ではない。共に戦う意志を持つ、二人で一人のデュエリストとなる。それがタッグデュエルだ!」
白龍「自分が自分のまま先に進む。自分が自分のまま強くなる。強さを手に入れても、自分を見失ってしまうと本末転倒。そうか、今まで無々君を応援したい気持ち、純粋に熱い気持ちが湧いてくるのは、無々君が自分のまま強くなろうとしているからだったんだ。頑張れ無々君!比呂子さん!二人なら必ず立夏さんを救い出せる!そう思えるような熱い気持ちが湧いてくる!」
千花白龍
2015/02/28 21:19
>千花白龍さん
タッグを組んだときの、この破壊力!(腹筋的にも)
ヤスパースの言葉は私もよく意識しています。読み切りのときから、他者との交わりによって変化・成長するということをテーマの1つに据えていますが、考えてみれば私のキャラには、そういう傾向が大きいです。性格や位置づけなども、関連性の中で決定されていくんですね。
【フルモリンフェン】を崩してしまうと、デュエリスト能力が使えなくなるので、ここは曲げません。実質的にも創作的にも、能力があるから【フルモリンフェン】を組んでいるのではなく、【フルモリンフェン】を組む為に能力があるんです。

山田「限界状況だよ鳴海!」
佐久間「懐かしいな。」
山田「あれでヤスパースの言葉を知った。」
アッキー「私の座右の銘になりつつあります。」
神邪「強くなる為に自分を見失ってしまっては、結局それは弱いんですよね。神原悟史もそうでしたし、僕自身も・・。」
佐久間「まあ、神邪の場合は、自分を見失ったからこそ、強さを得たというのが正しいが。」
神邪「もちろんプラス面は大いに享受していますが、タッグを組む意義が全く無いというのは、寂しいものです。贅沢な悩みですが・・。」
八武「それもひとつの有り方さ。ないものねだり、隣の芝生だからこそ、より美しく感じることも出来る。」
山田「青少年の熱い気持ちに触れて、健全に熱血。熱血だ!」
維澄「果たしてペルソナの実力や如何に・・・?」
アッキー
2015/02/28 23:29

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