佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部   第二十五話 彼女たちの願い (後編)

<<   作成日時 : 2015/08/11 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



それは、都や立夏にも知られることのない物語。


ベクターのカケラに引きずり込まれたペルソナは、長い長い旅をしていた。
果ても知れぬ、闇の中。どこまで行っても変わらない景色。痛みの無い苦痛。
何も無いことは、地獄よりも最悪だ。ペルソナが悪霊でなければ、心は死んでいた。
いっそ死んだ方が良かったのかもしれない。心が死んだまま、永久に漂い続ける。それが敗者には相応しい。
しかしペルソナは、死ななかった。ベクターのカケラとも、はぐれてしまい、酷く寂しかった。
もう一度、ベクターの声が聞きたい。良からぬ睦み合いをしたい。たとえ苦痛であろうとも。
死ぬことも、壊れることも出来ず、ペルソナは涙を流しながら虚空を漂い続けた。

今まで犠牲にしてきた人々のことを思い浮かべるようになった。
自分が活動する為に、生贄にしてきた女たちのことを考えていた。
あの頃は楽しかった。充実していた。
しかし、自分は間違っていたのだろうか?

悪霊は誰かを犠牲にしないと生きていけない。
ならば、犠牲になる誰かの縁者が、いずれ自分を討伐することは必然だったのだ。
ここにいるのは必然なのか。永遠に漂い続けるのが運命なのか。
そんな存在に生まれたくなかった。独りは嫌だ、ひとりぼっちは寂しい。

さびしいよ
さみしいよ

ペルソナは泣き続けた。泣いて泣いて、まだ泣き続けた。
壊れることも出来ず、枯れることも出来ず、悲しみに塗り潰されていった。
悪霊の涙は宝石に変わらない。いつまでも悲しいままだ。
ここには誰もいない。独りは、ゼロだ。

人間は、独りでは生きていけないという。
それの是非は置いておくとしても、ペルソナは思うのだ。
独りで生きていけないのは、人間でなくても同じなのだと。
それは、デュエルが独りでは出来ないのと同じように。

誰も犠牲にしないで生きていきたい。
寄生虫にも劣る生き方は、もう嫌だ。
こんな結末は、もう嫌だ。
デュエルがしたい。

デュエルしたい。
デュエル。

デュエル
デュエル
デュエル


あるとき、声が聞こえてきた。


『僕はノヴァ・クリア。僕と契約して魔法少女になってみないか?』


こうして、ペルソナは魔法少女になった。



◆ ◆ ◆



栗間都:LP13500、手札2
場:魔法少女ペルソナ(攻7000)
場:魂吸収(永続魔法)、闇次元の解放(永続罠)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:ラーの翼神竜−DM4(攻5500)、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(攻3500)、カードガンナー(攻2400)、カードガンナー(攻2400)、カードガンナー(攻2400)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)、ゴーストリック・アルカード(攻2500)




少女はフリルだらけの、白を基調とした服装をしていた。ミニスカートに、ニーソックス。
青と緑が渦を巻いてコントラストを成している肌は、人外なる美しさを発している。
小柄でスリムな肉体は、小悪魔的なポージングをしていて、悩ましげ。
滑らかな肌は艶を放っており、少し開いた胸元が、つんとした唇と相まって扇情的だ。
舞踏会にでも出かけるような、蝶々を模したマスクは、大きな瞳を際立たせている。
魔法少女ペルソナは、小生意気な笑みを浮かべて、ひらひら指を振って挑発した。

『さあ、かかって来なさいよ!』


この光景に、無々は面白い顔のまま固まっていた。
あの悪霊ペルソナが、どうしてツンデレ化して味方になっているのか。
まるで意味がわからない。

「こんなの絶対おかしいよ!」

「そうだな風森。オレ様も思った。百歩譲って、こいつがリッカとの契約で力を貸しているまではいい。生贄の女と引き換えに、ペルソナは比良野家に協力していた。今や比良野はリッカひとり。筋は通っている。」

「な、なるほど。」

「だが、魔法少女になっているのは、オレ様も理由がわからない。おかげでリッカも、おかんむりだ。疲れるぜ。」

『何よミヤコ、嬉しいくせに気取っちゃって! 大体あんたは、我を登場させるのが遅すぎるのよ! そ、そりゃ、主役は最後に現れるってもんだけど、だ、だからといって、見せ場を作ってくれて嬉しいだなんて、思ってないんだからね! デュエリストなら、勝つことを第一に考えなさいよ!』

「こんなわけで、声も口調もリッカそのものだしな。姿形と一人称が違うのが救いだが。」

「はあ、先輩も大変ですね・・・。」



栗間都:LP13500、手札2
場:魔法少女ペルソナ(攻7000)
場:魂吸収(永続魔法)、闇次元の解放(永続罠)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:ラーの翼神竜−DM4(攻5500)、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(攻3500)、カードガンナー(攻2400)、カードガンナー(攻2400)、カードガンナー(攻2400)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)、ゴーストリック・アルカード(攻2500)




「あははー、まさかペルソナがモンスターになってるなんてねー。しんじらんなーい。」

この異様な光景を目の前にしても、折春は笑っていた。
虚勢や逃避ではなく、純粋に楽しんでいるように見える。

「猫ふんじゃった♪猫ふんじゃった♪猫おどろいて逃げてった・・・ラーでペルソナに攻撃!」

「・・・っ!?」

都はギクッとした。攻撃力の足りないラーで攻撃してくるということは、まさかオリジナルと同じく、ライフポイントを攻撃力に変換できる効果を持っているというのか。

(だとしても、ペルソナは戦闘で破壊されない。)

そして都の予想は、外れていた。


《ラーの翼神竜−DM4》 (破壊)

《ペルソナ》 (攻7000→11000)



ペルソナ レベル11 闇属性・悪魔族
攻撃力7000 守備力×(このカードに守備表示は存在しない)
このカードは通常召喚できない。
このカードの行う戦闘は、あらゆる効果で妨害されない。
カード効果でフィールドを離れるとき、それを無効にして、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
自分のモンスターが攻撃されるとき、相手モンスターの攻撃力が攻撃対象の表示形式ステータスよりも高い場合、その攻撃をこのカードに移し変える。
戦闘で破壊したモンスターの元々の攻撃力分だけ、このカードの攻撃力をアップする。
このカードは戦闘で破壊されない。
このカードの効果を無効化するには、テキストとは別に7000ライフポイントを支払わなくてはならない。




「ラヴァ・ゴーレムで攻撃!」

「アルカードで攻撃!」

「3体の《カードガンナー》で攻撃!」



栗間都:LP13500、手札2
場:魔法少女ペルソナ(攻17000)
場:魂吸収(永続魔法)、闇次元の解放(永続罠)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)




「ダメージを・・・受けてない・・・?」

累計61900ものダメージは、どこへ消えたのか。

「・・・・・・!」

都は戦慄した。
もしかすると、もしかすると、事態は自分の想像以上に悪いのかもしれない。


「あはははは、キュトラーはコントローラーへの戦闘ダメージを吸収してしまうのさ。もっとも、モンスターへのダメージは当然ながら通るわけだけど・・・こんな風に。」

キュトラーの1体が、とてつてと歩きながら体当たりしてきた。
ペルソナはミニスカで宙返りを行い、ジャンピングエルボードロップでキュトラーを潰して、肉片に変えた。

《ペルソナ》 (攻17000→17500)


「そしてキュトラー第2の隠し効果。破壊されたときに、シュノロスを特殊召喚する! あははははー!」


突如としてフィールドに、巨大な土偶が出現した。



栗間都:LP13500、手札2
場:魔法少女ペルソナ(攻17500)
場:魂吸収(永続魔法)、闇次元の解放(永続罠)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:オレイカルコス・シュノロス(攻62600)、オレイカルコス・デクシア(攻700)、オレイカルコス・アリステロス(守200)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)



「攻撃力6万オーバー!? 助けてモリンフェン様! 土偶が、土偶が恐い!」

無々が怯えるのも無理はなかった。
ずんぐりとした遮光器土偶は、無駄に人を竦ませる威圧感を持っていた。

「あはははははは、《オレイカルコス・キュトラー》の最終効果だよーん! シュノロスの攻撃力は、キュトラーが吸収した戦闘ダメージ分だけアップする!」

「まずいですことよ! この破格の攻撃力・・・!」

「そ、おりのバトルフェイズは終了してないぜ! 遮光器土偶で、ペルソナを攻撃! フォトン・リング!」

巨大な光の輪っかが、ペルソナに向かって放たれた。
華奢な少女の肉体を、光のノコギリがぎりぎりと切り刻む。

『あうあああああああああああああああああああああああ!!!』

魔法少女ペルソナは、叫びながら仰け反った。
デュエルモンスターズのルールによって、この攻撃を回避することは出来ない。

『あうううううううう!! いああああああああああ!!』

仰け反りながらペルソナは、びくびくと全身を痙攣させ、涙を流した。



「手札から《クリボー》を捨てて、戦闘ダメージを0にする。」

都は事も無げに手札を提示した。
それを見て無々は、顔を赤くしながら、疑惑の目で都を見た。

「栗間先輩・・・? 《クリボー》を持ってるなら、どうして早く使わなかったんですか?」

「そりゃあ風森、リッカを辱めたコイツには、相応の苦しみを与えてやらないと。」

「そのドSぶりに、此方はドン引きですことよ・・・。」

「おりもドン引きだぉ。」

「何とでも言え。どうやら、そのデカブツは、戦闘相手の攻撃力分だけ攻撃力を下げるみたいだな。」



栗間都:LP13500、手札1
場:魔法少女ペルソナ(攻17500)
場:魂吸収(永続魔法)、闇次元の解放(永続罠)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:オレイカルコス・シュノロス(攻45600)、オレイカルコス・デクシア(攻700)、オレイカルコス・アリステロス(守200)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)




「あ・・・シュノロスの攻撃力が、62600から45600に下がってる!?」

「そういうことだ風森。モンスターを倒せば倒すほど強くなるペルソナと、戦うほどに弱くなるシュノロス!」

『ふはははは! この差は、すぐにでも圧倒的な優劣となって現れるわ! 反撃よ、ミヤコ!』


「んー、ターンエンドだぉ。」

折春は憮然とした顔でエンド宣言をした。
伏せカードを出さないということは、手札事故なのだろうか?

「オレ様のターンだ、ドロー! まずは《闇次元の解放》をコストに、《マジック・プランター》を発動する。」

引き当てた《マジック・プランター》を、早速使用。
そして《ペルソナ》は、自身の除去を無効にして、攻撃力を上げる。


《ペルソナ》 (攻17500→18000)


「行くぞ、《カードガンナー》の効果で墓地へ送った、《レベル・スティーラー》3体を蘇生する!」


レベル・スティーラー レベル1 闇属性・昆虫族
攻撃力600 守備力0
このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。

レベル・スティーラー レベル1 闇属性・昆虫族
攻撃力600 守備力0
このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。

レベル・スティーラー レベル1 闇属性・昆虫族
攻撃力600 守備力0
このカードはモンスターゾーンに存在する限り、アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。




天道虫に似たような形状の、大きな虫が3体。
魔法少女ペルソナの周りを飛び回り、その肉体に舞い降りる。
おぞましさに嫌悪あふれる表情をするペルソナに、虫たちは感情なき顔を近付ける。

ちゅう ちゅう ちゅう

『嫌ああああ!! 我のレベルが下がる! やめてえええ!!』

何かを吸った虫たちは、背中に星のマークが浮かび上がる。
ペルソナは息を荒くしながら、レベルを奪われた恥辱に身を震わせていた。

『うっ・・・うう・・・こんな虫ケラなんかに、我が・・・辱めを・・・・』



栗間都:LP13500、手札3
場:魔法少女ペルソナ(攻18000・L8)、レベル・スティーラー(攻600)、レベル・スティーラー(攻600)、レベル・スティーラー(攻600)
場:魂吸収(永続魔法)

闇坂折春:LP11000、手札3
場:オレイカルコス・シュノロス(攻45600)、オレイカルコス・デクシア(攻700)、オレイカルコス・アリステロス(守200)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)




「3体のモンスターを生贄に、デビルズアバターの召喚!!」



邪神アバター レベル10 闇属性・悪魔族
攻撃力? 守備力?
このカードは特殊召喚できない。自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
このカードが召喚に成功した場合に発動する。相手ターンで数えて2ターンの間、相手は魔法・罠カードを発動できない。
このカードの攻撃力・守備力は、「邪神アバター」以外のフィールドの攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力+100の数値になる。




《邪神アバター》 (攻?→45700)



「デビルズアバター! これならシュノロスの攻撃力が、どれだけ高くても勝てる!」

「ああ、そうだ。だが・・・」

都は、すぐには攻撃せずに、ペルソナを睨んだ。

『な、何よ・・・?』

「オレ様の質問に正直に答えろ。シュノロス、デクシア、アリステロスの効果を、包み隠さず答えやがれ。」

『わ、わかったわよ。我の力で、テキストを明かしてやるから、ありがたく思いなさいよ!』

ペルソナの力で3体のテキストが明かされる。

「なるほど、な・・・。」

都は先の展開を読む。

(ここでシュノロスを倒し、ペルソナでキュトラーに攻撃したとしても、戦闘ダメージは吸収されてしまう。攻撃しなかったとしても、次のターンにキュトラーの自爆特攻によって、再びシュノロスの登場。デクシアとアバターが戦った場合、どちらが勝つにしても、シュノロスの攻撃力は0となり、自壊する。すると出てくるわけか、《蛇神ゲー》とかいうやつが・・・。ライフが0になっても敗北しない効果はガチだ。デビルズアバターで勝てる保証は無い。)

実際には《邪神アバター》の効果は最終適応なので、《オレイカルコス・デクシア》に負けることもなく、《蛇神ゲー》と相討ちすれば勝利が確定する。
しかし都の懸念は、推論としては杞憂でも、的を外していたわけではなかった。

《蛇神ゲー》には、恐ろしい効果がある。
それは、攻撃宣言のコストとして、デッキトップから10枚ものカードを墓地に送るというものだ。
デメリットに見せかけた、とんでもない墓地肥やし。そしてオレイカルコスの闇は、底知れぬ深さを持っていた。


ジャックポット∞ (魔法カード)
このカードはデッキに8枚まで投入できる。
このカードの発動と効果は「オレイカルコス」カード以外の効果で無効化されない。
自分の墓地に存在する「オレイカルコス」カード3枚をデッキに戻すことで、手札・デッキ・除外ゾーンから、このカードを墓地へ送ることが出来る。
このカードが墓地に8枚揃ったとき、勝利が確定する。



新たなる闇の鼓動は、ウロボロスの字を持つジャックポットシリーズを生み出した。
折春が《カードガンナー》の効果で墓地へカードを送っていた意味は、これだったのだ。
既に彼女の墓地には3枚、シュノロス一式が墓地に送られたならば、それを戻して1枚プラス。
もちろん必勝というわけではなく、《蛇神ゲー》の効果で、残りを揃えられなければ逆に敗北するのだが・・・。


「よし、《アドバンスドロー》発動。オレ様は《ペルソナ》を生贄に捧げる!」

『え・・・? ちょっと、冗談でしょ? ま、待ってよ、やだ、やめて、生贄になるのは嫌あああああっ!!』

「あははー、そうはさせないー。《緑光の宣告者》と《ハネワタ》を墓地に送って無効にする。」



栗間都:LP13500、手札1
場:邪神アバター(攻45700)
場:魂吸収(永続魔法)

闇坂折春:LP11000、手札1
場:オレイカルコス・シュノロス(攻45600)、オレイカルコス・デクシア(攻700)、オレイカルコス・アリステロス(守200)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)




「ありがとよ、これでオレ様の勝利は確定した。」



栗間都:LP13500、手札0
場:邪神アバター(攻45700)、ラーの翼神竜−DM4(攻4000)
場:魂吸収(永続魔法)

闇坂折春:LP11000、手札1
場:オレイカルコス・シュノロス(攻45600)、オレイカルコス・デクシア(攻700)、オレイカルコス・アリステロス(守200)
場:オレイカルコスの結界(フィールド魔法)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、オレイカルコス・キュトラー(攻1200)、ヲーの翼神竜−球体形(攻500)




「あ・・・そうかっ・・・!! 《死者蘇生》で・・・! う、うまい、うますぎですよ栗間先輩!! まるでモリンフェン様のような知恵袋だ!」

「此方としたことが盲点でしたことよ。スフィア・モードと同じく、DM4は、れっきとしたカードとして存在している!」



ラーの翼神竜−DM4 レベル10 神属性・機械族
攻撃力4000 守備力4000
このカードを通常召喚する場合、3体のモンスターを生贄にして生贄召喚する。
このカードの召喚・特殊召喚・効果は無効化されない。
このカードが召喚・特殊召喚されたとき、互いの墓地のモンスターを自分のフィールドに可能な限り特殊召喚し、その後、相手フィールド上のモンスター全てのコントロールを得る。
(モンスターは攻撃力の高い順に奪い、奪いきれないモンスターは全て破壊する。)




「デビルズアバターは“様子見”だった。」

カード効果の処理で、フィールドのモンスターが次々と壊れていく様子を見ながら、都は言う。

「そもそも折春の手札が0なら、引いた《死者蘇生》を、そのまま発動してた。アバターを出したら、少しは動揺すると思いきや、あんた全然だ。」

「あははー、ポーカーフェイスが裏目に出るとは思わなんだ。動揺したフリしとけば良かった?」

未知のカードが多すぎる状況で、血気に逸って《死者蘇生》を使うわけにはいかなかった。
それで都は勝っていたのだが、それは結果論でしかない。
いつだってデュエルは、わからないことだらけだ。臆病かもしれないが、慎重でもある。


『ミヤコのバカバカバカーっ!! わ、我、恐かったんだからね、凄く恐かったんだからね!!』

「はいはい、いいからダイレクトアタックよろしく。」


「バトルフェー『我の攻撃は何者にも妨害されないっ!!』


闇坂折春:LP11000→4000→0


「あははー、負けちゃった・・・。」






   第二十五話   了

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2015/08/11 00:05

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「都にも立夏にも知られることのない物語?」
火剣「何も無い、虚空を漂う。これはきついな」
ゴリーレッド「八寒地獄や灼熱地獄のほうが辛いとは思うが」
コング「うろつき童子に出てきた色魔界で永遠に犯されるのは天国だと思う」
ゴリーレッド「地獄だろう」
火剣「人間は一人では生きていけないか」
コング「僕は女なしでは生きていけない」
ゴリーレッド「魔法少女になったペルソナ」
コング「ミニスカートでニーセックス? ニーセックスって何だ?」
ゴリーレッド「ニーパット!」
コング「NO!」
火剣「声も口調も立夏そのもの?」
コング「光のノコギリでペルソナのクリボーをギーコギーコ!」
ゴリーレッド「書いてない書いてない」
火剣「都はドSか」
コング「手札事故? 動画でよく女子アナの放送事故特集が」
ゴリーレッド「シャラップ」
火剣「虫はきついな」
コング「おぞましい! リョナリョナリョナー」
ゴリーレッド「女を生贄にしていたペルソナが生贄?」
火剣「ブーメラン現象か」
コング「辱めという言葉に限りなく妄想力をかき立てられるのは私だけではあるまい」
火剣「モリンフェン様のような知恵袋は褒め言葉か」
ゴリーレッド「ムーにとっては最高の褒め言葉だろう」
コング「ペルソナ、かわいくなっちゃって。メシねえ、ゆっくり食うことにします」

火剣獣三郎
2015/08/11 22:46
>火剣さん
あれから長いこと虚空を漂っていたペルソナですが、ノヴァ・クリアこと神邪によって、魔法少女として第二の人生を歩むことになりました。自分でもツッコミどころ満載です。
ペルソナのレベルが残っているので、虫責めを繰り返す案もあったのですが、そこは勘弁してあげる都は優しいですね。

山田「優しい・・・のか・・・?」
佐久間「ペルソナのせいで大変な目に遭ったことを忘れずに。」
維澄「でも仕置きを楽しんでるあたり、都がSなのは確実。」
八武「まさかの魔法少女・・・神邪くん、よくやった!」
神邪「ありがとうございます。またひとり、彷徨える魂を救済できました。」
佐久間「ジェダか。」
神邪「そして蟲姦シーンも見れて嬉しいものです。」
八武「レベルを下げられることは、女性モンスターにとって恥辱である。これは豆知識だ!」
山田「おかしな豆知識を作るな。」
佐久間「しかし実際、アニメ・・・もといドラマでは、レベルが高い方がいいという風潮がある。」
神邪「レベルが低いだけでクズカード扱いですからね。それはカードプールの違いや、使いこなせるデュエリストの少なさに起因しているんですが。」
山田「それにしても、可愛くなってしまったのは確かだな。」
神邪「素直になったんだと思います。元から寂しがり屋でしたから。」
アッキー
2015/08/11 23:06

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