佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 決闘倶楽部PX   インターローグ 真夜中の少女

<<   作成日時 : 2015/10/11 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



それは、正史とは異なる、ひとつの可能性だった。


デュエルモンスターズには、通常とは異なる特殊な召喚方法が、幾つか存在する。
融合召喚、儀式召喚、エクシーズ召喚、ペンデュラム召喚・・・そして、シンクロ召喚。
モンスターのレベル演算によって新たなモンスターを生み出す、シンクロ召喚は、モーメントと呼ばれる回転エネルギーによって生み出されたものであり、また、シンクロ召喚そのものがモーメントを成長させる。
それは元を糺(ただ)せば、“正しき闇の力”と“破滅の光の力”の接点が、渦を巻きながら無限の黄金回転を生み出したものだとされている。ゆえにモーメントは、人の意思如何によって、光にも闇にも傾く。

不動博士は、ミスティックサイエンスを利用した装置で、より良くモーメントを利用することに成功。童実野町は急速な発展を遂げ、その名をネオドミノシティと変える。科学は急速に、回転し、成長した。
無尽蔵にエネルギーを生み出すモーメントは、エネルギー問題を解決し、経済の概念を塗り替え、戦争を終わらせていく役割を果たした。中でも、不動博士の息子である不動遊星は、シンクロ召喚の到達点“トップ・クリア・マインド”へ達し、ネオドミノシティの英雄となって、その名を歴史に刻んだ。

だが、遊星の死後、しばらく経ってから、世の中に暗雲が漂い始める。
平和とは、戦争が無いだけで実現するものではない。人間の意志は、綺麗なだけではない。
例えば、人間関係。エネルギー問題が解決されても、人と人との関わりは、問題が山積みだ。
それは、大金を持っているだけでは幸せになれないのと似ているかもしれない。
基本的に、幸せならば物的に豊かであるが、物的に豊かであっても幸せとは限らない。

やがて、人類に破滅の時代が到来する。
突如モーメントは逆回転、マイナスの回転を始め、“機皇”という存在を生み出した。
人々に鬱積した心の闇は、物的な力を伴った殺戮兵器として、動き始めたのだ。
機皇帝の力は強く、それだけでなく数が多かった。無尽蔵のエネルギーを生み出せるモーメントは、無尽蔵に殺戮兵器を生み出し、悪夢としか思えない兵站で、人類を殲滅していった。

両親を殺されたアポリアは、機皇帝と戦う戦士となったが、それは彼の絶望を加速させる結果となった。
やがて年老いた彼は、どこへともなく歩き続け、やがて人類最後の生き残りの1人となる。
パラドックス、アンチノミー、そしてゾーンと共に、彼はイリアステルの一員となった。

シンクロ召喚、そして、クリア・マインドについて語るとき、どうしてもゾーンを語らずにはいられない。
滅び行く世界で彼は、自らを“不動遊星”として改造し、世界の為に身を捧げた。
遊星と同じく、クリア・マインドを会得し、人々を導いた。それは英雄以上に、英雄そのものだった。
社会の矛盾軋轢の中で生きていく為には、タフな精神力を必要とされる。クリア・マインドとは、まさしく強き心が織り成す境地であり、逆境を砥石にするが如し生き方であったのだ。どんな苦難も自分を磨く糧とすれば、それは最強の精神力である。ゆえに、クリア・マインドは、世界を救うかと思われた。
実際、ゾーンは、局地的には機皇帝を退けていた。年老いた後でも、全盛期の力を持つ若いアポリアを相手に、実力の10分の1程度を発揮しただけで圧勝してしまったほどだ。
自らを「未来の不動遊星」と称するだけあり、いわゆる“主人公補正”のようなデタラメな強さを得た彼は、機皇帝など問題にならないほどの力を持っており、人々の希望となっていた。
だから、だから・・・もう少し早く、あと10年でも早く、彼が歴史に登場していれば、本当に彼はモーメントの逆回転を元に戻し、機皇帝を殲滅ないしは制御して、未来王となっていたに違いなかった。
だが、結論から言えば、彼は英雄になり損ねた。仲間を、愛する人々を、彼は永遠に失った。

失意のゾーンは、世界の未来を諦めた。諦めざるをえなかった。
人工衛星で世界を隈なく探して、ようやく3人。自らを含めて4人。たった4人の、老人。それがイリアステルだ。
動植物も大半が死滅し、地獄のような世界で、もはや未来への希望は無くなっていた。

しかしゾーンが諦めたのは、あくまで“自分たちの未来”であった。
“この世界”は、もう終わりだ。終わってしまっている。ならば、過去へ戻って、歴史を分岐させよう。
たとえ自分たちの世界に未来が無くても、救われる世界があっていいはずだ。
そのように考えたゾーンは、残された科学力を駆使して、ついにタイムトラベルを完成させた。
皮肉にも、マイナス回転のモーメントが生み出す無尽蔵のエネルギーと、光速を超えるクリア・マインドが、それを可能にしたのだった。

ゾーンが最初に行ったのは、モーメントを暴走させ、破壊することだった。
これで人々は、モーメントの危険性に気付き、頼ることをやめるだろう。実際、そうなった。
だが、そうなると今度は、エネルギーの枯渇問題が生じ、戦争が無くならない。それどころか激化した。
更には、人々の心の闇についての問題も依然として残っており、より酷い形で破滅の未来は訪れた。
その世界で、アポリアは女であったが、両親を失った後で、機皇帝に対抗する組織の男たちに強姦され、子供が産めない体となった。
年老いた彼女は死後、その世界のゾーンの手によって再生され、生殖機能も復活させられた。3人の女として分割された彼女は、それぞれ、ゾーン、パラドックス、アンチノミーの子供を授かるが、未来の苛酷な環境は、新たなる命が産声をあげることさえ許さなかった。
やがてゾーンは死に、劣化した機械も壊れていき、メンテナンスが行われなくなった再生者たちも死んだ。

最初のゾーンは、結末を見届け、悲しみに暮れる間もなく、次の計画へ移行した。
早送りで歴史を見てきた自分などに、その世界のことで悲しむ権利などは無いのだと、気持ちを切り替えた。
旧モーメントに問題があったのなら、新型のモーメントを作ればどうか?
そのアイデアは悪くなかった。その世界の遊星は、重い十字架を背負いながらも、早々とトップ・クリア・マインドに達し、より偉大な英雄として名を馳せた。
ゾーンは期待した。失っていたはずの希望が、心に点ってくるのを感じた。冷えた心が熱くなった。
しかし、問題は遊星が死んでからだった。繁栄が高いほど、没落も激しいのだろうか。世界はゾーンが知る以上の速さで悪化し、彼のいた世界より15年も早く、モーメントはマイナス回転を始めた。
機皇帝は、生まれるはずだったアポリアを殺し、その世界でイリアステルは3人だった。
その世界のゾーンも、歴史を変えようとしていたが、ディヴァイン率いるアルカディア・ムーブメントに阻まれ、失意のうちに死を迎えることとなった。

ゾーンは自らの存在が、個ではなく記号になっていくのを感じながら、次の計画へ移った。
元より自分は、個人を捨てて、未来の不動遊星となったのだ。今更、自分が2人や100人に増えようと、どうということはない。少々の気持ち悪さなど、取るに足らないことだ。
このときゾーンは、不動遊星という個人ではなく、デュエルモンスターズそのものに考えを巡らせていた。
もしもデュエルモンスターズが無ければ、歴史は、どうなるだろう?
ゾーンは、1つのアイデアだけで全てを解決するのでは、無理があると感じていた。科学技術を駆使して、寿命を延ばせるが、それでも永遠に生きられるわけではない。
必要なのは、データだ。デュエルモンスターズが無い場合、どうなるのか。純粋な興味もあり、ゾーンは更に過去へ行き、ペガサス・J・クロフォードを殺害した。
その世界では、M&Wというカードゲームは生まれず、デュエルモンスターズが世界を席巻することもなく、武藤遊戯はゲームの好きな、平凡な少年のままであり、海馬瀬人は養父の後を継いで軍事に力を入れた。
KCクラントンをはじめとする様々な軍事兵器は、日本を世界有数の軍事国家に変えていき、破滅の光の力を得た海馬は、サテライト・キャノンのバージョンアップを繰り返した。
やがて世界は、成す術もなく、ダークネスの闇に食い尽くされることとなった。
デュエルにおけるダークネスは、限りなく脆弱であったが、デュエル無き世界のダークネスは、無敵だった。
やがて人類は、悪夢を見ながら繁殖を繰り返し、ダークネスに肉体も精神も食われるだけの、家畜となった。
滅びはしなかったものの、人類は尊厳を、永遠に失った。
この計画は、それ自体は失敗だったものの、後に不動遊星に歴代デュエルキングの力を継承させる為の、パラドックスの計画に転用されることになる。

ゾーンが次に試みたのは、遥か5千年、あるいは1万年と、大きく歴史を遡ることだった。
そもそもデュエルモンスターズの原点は宇宙の起源にあり、古代でもデュエルは行われている。
古代のデュエルに干渉することで、何らかの良い結果を、ゾーンは期待した。
5千年ごとに行われる、シグナーとダークシグナーの戦いで、あるときはシグナーに、あるときはダークシグナーに加担し、データを集めた。
また、1万2千年前のアトランティスへ行き、モーメントの力を分け与えたりもした。それは変質し、後にオレイカルコスと呼ばれることになる。その世界では、武藤遊戯の時代に、秘密結社ドーマなるものが世界を騒がせた。

ゾーンの実験は続く。
何度も何度も歴史を遡り、世界を分岐させ、その世界のゾーンも歴史を分岐させていった。
ゾーンは別世界の自分自身ともコンタクトを取り、アイデアや情報を交換し、それをもとに実験を繰り返した。

やがて、寿命の近くなった頃、ついにゾーンは世界を救う方法を編み出した。
それは複雑で、精密なバランスを要するものだった。
まずは45億年前へ飛び、多くのゾーンたちの協力を得て、惑星を巨大なモーメント装置に作り変えていった。
当時、太陽系の惑星は数十あり、その全てをモーメント装置に作り変えるのは、大変な作業だった。
しかし、それだけの価値はある。惑星の自転や公転に伴うエネルギーは凄まじいもので、それを逆回転させるだけのマイナス回転は、生じようもない。これにより、一部のデュエリストのみならず、多くのデュエリストがディスティニードローや初期手札の良さなど、“引き運”を獲得し、その場でカードを創造することさえ可能にしたデュエリストまで登場することになる。それ以外にも、様々な確率論を度外視し、いわゆる“主人公補正”なるものを支援した。45億年で溜まりに溜まったプラス回転のエネルギーは、ようやく“希望”を生み出したのだ。

それからゾーンが行ったことは、全て列記するには、このページは狭すぎる。
中生代で、様々な恐竜をモーメントの力で進化させ、後にティラノ剣山の恐竜デッキをパワーアップさせたことなどは、ほんの一部に過ぎない。
人類の祖先にレトロウイルスを植え付け、人類の多くに不動遊星に反応する顔ニューロンを形成させたのも、クリア・マインドへの信頼感を高める為に行ったうちの、わずかでしかない。
トムという少年にカードを与え、イレイザーの支援と合わせてペガサス・J・クロフォードを蘇生させ、ドーマ崩壊を早め、武藤遊戯とアテムに経験値を積ませる。
結城十代の目覚まし時計のアラームを解除し、武藤遊戯を呼び出して、2人を巡り合わせる。
不動遊星には、父親の製作したモーメント暴走からの苦難を経験させ、人として成長させ、更にはアンチノミーの指導によって早目にクリア・マインドを会得してもらう。更にはパラドックスを派遣して、歴代デュエルキングとの絆を継承させる。そしてアポリアをぶつけて、若いうちにトップ・クリア・マインドまで到達させる。

全ての準備が整えば、最後は自分の出番だ。
壊れかけたアポリアは、遊星たちの前で全面的に希望を主張し、かつて絶望を唱えていた者が希望を唱えるという、落差の大きな希望を魅せた。おかげでゾーンも、心置きなく悪役に徹することが出来た。
もはやゾーンに、やり直しの時間は残っていない。これで駄目なら、もう仕方ない。不動遊星が、シンクロ召喚の到達点を超えた、更なる境地へ到達できなければ、どのみち世界は滅びるのだ。武藤遊戯や結城十代、不動遊星や仲間たちは、幸せな人生を送るだろうが、未来の世界は、どうしようもない暗黒が到来する。
石版だらけの世界で、暗黒神が君臨闊歩する世界などは、今でも寒気と共に記憶に蘇る。
ゾーンは“時械神”を惜しみなく使用し、容赦なく遊星を追い詰めた。若い頃ほどの力は出せなくても、トップ・クリア・マインド程度なら軽く蹴散らせるくらいの力はある。自分の背負ってきた絶望は、多くの世界から得た絶望は、たかだか“ひとつの世界の到達点”に、負けるはずもない。遊星が“そのまま”なら、負ける気がしない。
だからこそゾーンは、ひたすら遊星を煽り、挑発し、諭すように絶望を突きつけた。
どうした不動遊星、お前の希望は、絆は、この程度のものだったのか?
勝っても負けても、泣いても笑っても、これが最後のデュエル。なればこそ、徹底的に追い詰めて、ディスティニードローでも何でもさせて、不可能を可能にしてやろうじゃないか。追い詰めて、追い詰めて、追い詰めてやる。

その結末は、オーバー・トップ・クリア・マインドという、最高の形で幕を閉じた。
到達点である以上、それを超えることは不可能だ。しかし現時点の不可能は、未来の可能かもしれない。
手垢がつくほど繰り返されてきた表現だが、未来の可能性は無限大だ。全てを解き放て!
ゾーンは満足して、そして多くを語らず、わずかを語り、目を閉じた。



◆ ◆ ◆



ゾーンが分岐させた歴史の幾つかでは、“赤き龍”が、人々のマイナスを糧とする祟り神となっていた。
言わば“赤き龍”は、自然的に発生したモーメント装置、ないしは、モーメントの具現化であった。
現代から数えて1万年前に封印され、人々の欲望を叶えてきた神は、究極神として現代へ蘇る。
その世界のレクス・ゴドウィンは、究極神を用いてデュエルモンスターズの力を我が物にしようとしたが、殆どの世界で不動遊星に阻まれることになった。

《究極神アルティマヤ・ツィオルキン》のうち1枚は、「決闘倶楽部PX」の世界へ流れ着き、そこでは真の姿を見せることなく、デュエルは終わった。
崩れ行く究極神は、瞳に星空を映しながら、やがて1人の少女へ引き寄せられていった。
真夜中の名を持つ少女は、究極神の名の一部を持つ少女は、この日、究極神の力を手に入れた。
邪神は究極神を模し、取り込み、練り込み、その力を我が物とした。
Z−ONEの残した遺産のひとつは、SHIFT−ONEへと受け継がれた。





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内 容 ニックネーム/日時
火剣「正史が必ずしも正しい歴史とは限らない」
コング「エクスタシー召喚?」
ゴリーレッド「『エクソシスト』の作品の中に入りたいか?」
コング「待て。『将軍の娘』にしてくれ。アポリアの強姦で思い出した無念過ぎる輪姦シーン」
ゴリーレッド「それしか頭にないのか」
火剣「トップ・クリア・マインドにオーバー・トップ・クリア・マインド」
ゴリーレッド「幸せとは何か。これは永遠のテーマだ」
火剣「強き心が織り成す境地。どんな苦難も自分を磨く糧としてしまう最強の精神力」
ゴリーレッド「健康で裕福で何不自由のない暮らしも、病気や事故で一瞬にして壊される」
コング「強姦魔も一瞬で女の幸福を奪う」
火剣「逆境が日常というほど強き心を確立することが幸福かもしれねえ。独身か既婚か、年収肩書きなどで勝ち負け言ってる世間の風潮がいかに軽薄か」
コング「ドウドウ」
ゴリーレッド「タイムトラベルで何度やり直そうとしても人類は滅びるか」
火剣「制度や環境を整えても肝心要な人間の心が変わらない限り同じじゃねえか」
コング「今までにない斬新な発想が幸福な未来を築く。たとえば美女及び美少女の水着出勤OKとか」
ゴリーレッド「前半はいいが後半はゼロ点」
コング「ただし佐倉巡査プレイに遭っても自己責任」
火剣「冒険女子を守る法律はなきゃダメだろう」
ゴリーレッド「欲望と悪意を断ち切るのは不可能のようだ。界隈会話でわかる」
コング「真夜中の名前を持つ少女? 真由」
火剣「世界が違うのでは」
コング「ま・・・まよ、まな、岩渕真奈」
ゴリーレッド「それはサッカー選手」
火剣「未来の可能性は無限大か」
コング「解き放て! 神邪は人間だ!」
ゴリーレッド「意味がわからない」

火剣獣三郎
2015/10/11 11:26
遊戯王5D’sという話の根幹にはモーメントという巨大なエネルギー装置が常に横たわっていました。モーメントによって生み出されたエネルギーはシンクロ召喚を生み、ネオドミノシティの発展を促し、そして気が付けばマイナス回転によって機皇帝を生み出し、世界を破滅へと追いやった。元を正せば不動博士の、繋ぐ力を持つ遊星粒子の発見から始まったモーメント計画であるが、絆の力が逆に働けば世界を滅ぼす力となる。モーメントという力は人間には早すぎた力だったのか。人間が扱うには大きすぎる力だったのか。
ゾーンの苦悩は見れば見るほど、考えれば考えるほど深く、そして大きい。アニメのあの世界は本当に何度となくやり直した中で生き延びた世界だったのか。多次元宇宙論によって繋がったゾーン達もまた強い絆の力、即ちモーメントのプラス回転によって滅びない道筋の未来を実現できる宇宙を探していたのか。
アポリアのアフター・グローは、希望だった。かつての機皇帝を全て倒した後に訪れると思われていた希望だった。しかし、機皇帝という存在を生み出した人間の心こそが真の元凶であった。
千花白龍
2015/10/11 18:33
人の心を変えることは出来るのか。皆の心を変えることは出来るのか。それが出来なければ破滅の未来は避けられない。ゾーンの時械神という存在は、マイナス回転をしたモーメントが生み出した機皇帝の先にある化け物だったのか。あるいは、ゾーン達以外が死に絶えた世界でプラス回転したモーメントが生み出した最後の希望だったのか。「時械」の中に「自戒」が含まれているとしたら、この破滅の未来を導いてしまった人間の意志に対する大いなる後悔と猛省から生まれた存在なのかもしれない。最終的に、その存在が遊星を更なる高みに連れて行くための力となったのだから、時械神が生まれたことにも意味があったのかもしれない。あの時、遊星達の世界の未来に希望が灯ったことでゾーン達の心も救われたのだと思います。
そして、デュエル世界は全て繋がっている。「one」の繋がり。これもまた絆の力の一つの形。そう言えばZ―oneって結局、遊星達をイリアステルの存在に気がつかせるためのカードだったってことでいいんですかね。
千花白龍
2015/10/11 18:33
>火剣さん
いわゆる“外典”扱いの歴史の数々。人間の心が変わらない限りは、何度でも同じ歴史が繰り返されていく。
タイムマシン無き地球では、やり直しの利かない人類史。必要なのは、想像力、発想の広さ。物語も過去の歴史と同じで、教訓に出来ますね。

佐久間「欲望と悪意は断ち切るものではない。自らの中に溶け込ませるものだ。」
山田「たまに真面目なことを言うが、溶け込ませてからが問題だ。魔王も言ってたが、小さな器では一滴の墨で真っ黒になる。」
八武「常に悪意を注がれ続けてきたら、今度は澄んだ水が痛みになる。」
神邪「器を大きくしようとすると、人とぶつかるんですよね。」
佐久間「カラッポの器を大きくするのは難しくない。既になみなみと注がれた器を大きくしようと思ったら、澄んだ上澄みがこぼれてしまう。」
維澄「その結果が佐久間なの?」
佐久間「そうかもしれないな。」
山田「つまり今の佐久間は真っ黒・・・。」
佐久間「だが乳首とクリボーはピンク色だ。インカの初代皇帝も。」
山田「殴るか。」
佐久間「いいけど、結婚は社会的義務とか言ってる連中を殴ってからにしてくれるかな。」
八武「おや、佐久間は山田と結婚したいはずでは?」
佐久間「義務ではない。好きだからだ。」
神邪「まあ、現状が既に結婚してるようなものですが。」
山田「認めない。」
八武「美女・美少女の水着出勤は今すぐ成立させよう。」
山田「認めない。」
八武「バニーの方がいいのかね?」
山田「そういう問題じゃない。」
佐久間「性的モラルに厳しい奴でも、何故か戦争法案には賛成したりする。」
山田「俺は戦争にも反対だ。」
アッキー
2015/10/11 20:39
>千花白龍さん

果たしてモーメントとは何なのか?
今回は文学的な表現を使ってみましたが、近いうちに科学的な知見を交えた切り口でも迫っていく予定です。
エネルギー問題を解決した夢の機構ですが、人々の心を取り込む破滅の機皇でもある。それは限られたエネルギーの世界でも、同じことなのかもしれません。人々の心が作り出す流れを感じ、その大きなうねりの中では、誇りを持って苦痛の人生を送るか、誇りを捨てて付和雷同の生き方に転向するか、そんな不正解の2択を迫られているように思います。

ゾーンがいっぱい!
ともすればギャグっぽいですが、多次元宇宙を考えると、こうなるだろうなと思いました。海外版では結末が違うようなので、そのあたりも入れてます。
イリアステルを見ていると、絆というテーマは、むしろゾーンにこそ相応しいのではと思っていたりする私。アポリアの変遷が、表面だけ見ると安易なんですが、その裏に壮大な計画があったのだと思うと、むしろ納得なんですよね。(遊星たちが怪しまないかハラハラしてたかも?)
アッキー
2015/10/11 21:03
なるほど、時械神もモーメントが生み出した存在なのかもしれないですね。そのときのモーメントはプラス回転していたのか・・・?
シンクロキラーと謳われた機皇帝より、よっぽどシンクロキラーなので、マイナス回転の極致かと思っていましたが、人類が死に絶えて負の加速が止まり、ごく稀にプラス回転することもあったのでしょうか。それこそ、ネガティブな人が稀にポジティブになるように。(私とかなw)

「Z−ONE」の意味は、そうですね確かに。
カード効果は、強いけれど壊れてないし、結局シェリーさんが使っただけだったし、振り返ってみればイリアステルに気付かせる細工。
そして受け継がれる“ONE”・・・真夜も“ブック・オブ・ザ・ワールド”で様々な世界を見てきていますが、そういう意味でもゾーンの後継者たりうるか? 物語は続きます。
アッキー
2015/10/11 21:03
漫画ZEXALクライマックスの「九十九スラッシュ!」を見て「おお、見城スラッシャーと被った!」と思ったけど、よく考えたらどっちも城之内スラッシャーが原点ですねはい……。

原作の城之内ファイヤーから、二次創作(公式だけど)の城之内スラッシャーへつなぐ流れはめっちゃ上手いと思ってる豆戦士です。
原作時点では何らおかしなネーミングではないのよねそういえば。

本格的に決闘倶楽部とは関係ない挨拶。


>天神さんの能力は永続能力

あぁ……。そういえばリアルタイムデュエル編でそういう描写したなぁ……。
そう考えると永続能力っぽくはあるなぁ……。
でもテキスト観るに誘発(即時)効果であってほしいよなぁ……。
(警告されたら普通に敗北になってほしい)

というジレンマを抱えつつ、どっちだろうねこれ!

まあ、デュエリスト能力に、果たしてモンスター効果の分類がどこまで適用できるのかという話はありますが。最速適用とか、最遅適用とか、カード効果としては未知の現象だし。
豆戦士
2015/10/12 23:57
>ダブルライディングデュエル!

いずれもどっちが勝ってもおかしくない感じの、白熱するライディングデュエル。
OCGと他作品の既出オリカとアッキーさんオリカがまじりあい、すごくいい感じです。
にしてもインフレが激しい。

究極神モリンフェンのあたりは、読者にツッコミを投げられても困るレベル。

あんだけ召喚条件厳しいくせに効果は引き分けなのかよ!!(そこじゃない)

にしても、酷死病って作中設定的にはかなり重い病気のはずなのに、クリア・マインドはそれを上回るとは。


>「この子が戦っている未来では、これでも環境から取り残された戦術でしかないわ。」

めちゃめちゃテンション上がるなぁこれ!

というか、千花白龍さんのコメントのどこが見抜いているのかすら分からないわけですが。
異常な4つの点はさておき、この戦術の正体に関しては「シフトワン的な訳の分からないこと」としか言及していないような……?



豆戦士さんの勝手に本を勧めるコーナーは、そろそろ無条件で押しときゃ安泰だべってものが無くなってきたなぁ……。
(さっそく前回のコメントと矛盾)

まあ、気が向いたときに気が向いたようにやればいいさということで。
豆戦士
2015/10/12 23:57
>豆戦士さん

2巻で見城さんが技の名前を叫び出したとき、それに不自然さを全く感じなかったアッキー(永遠の中二病)です。
ゴーレム・ボルケーノを城之内ファイヤーと言っても普通に攻撃宣言になっていることは、けっこう重要な気がします。例えば、青少年の育成に悪影響を及ぼす単語を交えて、攻撃宣言に使っても大丈夫なのか・・・とか。
・・・はい、私の頭は大丈夫ではないですね。


◎天神さんの謎能力

私も“夭折詩集”が天神さんの天敵である方が、よりワクワクすると思うのですが、どうしたものか・・・。

吉井くんとのデュエル描写や、そこでの説明などは誘発系に感じますし、召喚権だけ費やしているあたりや、コントロール変更に耐性あるあたりは、永続効果に思えるという。
本編の描写には矛盾したくなかったので、永続効果にしてみましたが、「誘発と永続の両方の性質を持つ」というのが正解でしょうか?
あたかも量子の本質が、波と粒子の両方であるように・・・。

ちなみに最遅適用は、《邪神アバター》の特殊裁定、最速はスペルスピードの優劣と《虚無を呼ぶ呪文》の組み合わせ(大本はラー不死鳥の絶対性)ですが、いずれにしても既存の分類とは異なりますね。
その意味するところは徐々に明かしつつありますが、最終的にはカンサー決戦編にて!
アッキー
2015/10/13 02:41
◎タッグ・デュエルでライディング!

今更ながらサブタイこっちの方がよかったかと思いつつ、ありがとうございます!
ようやくライディングデュエルも違和感なく書けるようになり、他作品からオリカを集める余裕も出てきました。
そしてグルマンドの悪ノリ感。どうして出てきた。

《究極神モリンフェン》は、そのツッコミを待ってました!(ぇ
他は何もおかしなことはないですよね(殴
・・・まあ真面目な話、暗にフードの人物と関連しているのですが。
(厳しい召喚条件を無視しつつ、出したとき引き分けにもならない方法を実現できる者といえば・・・?)

ちなみに酷死病も、他の病気と同じで度合いに差があります。
ゾーンの未来と同じく、何事も早期治療が大事だということですね。
(神邪あたりは内臓を食い尽されているので、病気が治ると死ぬ)

◎未来から来た人々

哀しみの決闘で、《罪神−†ヴェフォール・レミルト・アミンタ†》が登場した時点から、私の中で何度目かの飛躍が起こりました。
インフレの果てにあるのは、多分こういうことですよね。
・・・実際、初期のOCGと現在を比較しt(この発言は調整中です)

見抜かれた点が見抜かれていなかった?
そうか、この返信の書き方だと、対応が不明瞭だから・・・。
“怨牙炎モリン”の正体に関する部分、とだけ言っておきまする。

ちなみにシフト1は特に関係なく、あるカード+ある能力+未来戦術、というのが正解です。
アッキー
2015/10/13 02:41
◎読書に安泰なんて無い!(極論

多分これは豆戦士さんの意図した刺さり方ではないんだろうと思いながら、しかし私としては心を揺さぶられた作品でした。
関連することを止め処もなく語りたくなるのは、刺さった証!
(前回の豆戦士さんのコメントより抜粋)

・・・まあ、若干マイナス寄りなのは反省。
溜めたストレスは作品の方で発散させるべきですね。(現在3巻まで読み終えました。うああ、どうなるんだ・・)
アッキー
2015/10/13 02:42

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