佐久間闇子と奇妙な世界

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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (十四) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2016/05/01 00:03   >>

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◆ ◆ ◆




「あっ・・・・・・んっ・・・・・・ああっ・・・・・・」

暗がりの中で少女の喘ぎが響き渡る。
豊かな胸を覆うサラシは、相手の手によって小さく凹み、その弾力で押し返している。
きりりとした知性のある顔立ちも、今は快感に蕩け、腰まで伸ばしたツインテールが淫らに揺れる。

「淡希・・・・・・僕、もう・・・いっちゃうよ・・・・・・」

少年は小さな体を懸命に動かして、年上の少女に大いなる悦楽を贈っていた。
彼自身も額に汗して、生まれたままの姿に愛らしい帽子だけを被せて、迫り来る波に瞼を震わせていた。

「だ、ダメ・・・中は・・・・・・」

しかし少女には、この快楽に抗うすべはない。
他ならぬ自分自身の奥底から湧き出でる欲望によって、能力を行使することはおろか、腕力さえ発揮できない。

「―――ァ・・・」

未熟な体から迸る精を受けて、少女は声にならない叫びを発しながら仰け反った。
そのまま彼女は言葉を失い、小刻みに震えながら少年を両手で抱き締めた。

「淡希・・・・・・僕が必ず・・・」

抱き締められた少年の目には、強い意志が宿っていた。
年上で頼りになる“壊れた”恋人を、必ず学園都市の闇から救ってみせると。


少年の名は美山写影。

“予知能力者”である。



◆ ◆ ◆



常盤台、図書館。


食蜂 「御坂さん」

御坂 「 」ウゲ

食蜂 「みぃーさぁーかぁさぁーん」

御坂 「・・・図書室内の私語は厳禁よ。」

食蜂 「なんかぁー、新入生や無所属のコを手篭めにしてるって聞いたんだけどぉー」

御坂 「は? アンタじゃあるまいし。」

食蜂 「表向きは一匹狼を気取って、影で裏番力をつけてるってコトかしらぁ?」

御坂 「アンタ達がやってる政争ごっこに興味なんかないわ。」

食蜂 「でもでもぉ、御坂さんがそう思ってても、周りが神輿に担ぎあげるって可能性もあるしぃ」

食蜂 「御坂さんの取り巻きを私の洗脳力で寝取っちゃおっかなぁとも考えてるんだけどぉ」

御坂 「・・・わかってると思うけど」

御坂 「私の友達に手ェ出したら許さないわよ。」

御坂 「私とやり合って勝てるとは思ってないわよね?」

食蜂 「・・・・・・」

食蜂 「まぁ確かに」

そう言いながら食蜂はリモコンを押した。

御坂 「――ッ、痛―――ッ」

食蜂 「御坂さんてば私の干渉力が効かないんだモン」ハァ

御坂 「・・・アンタねぇ、自分がやってることの意味わかってんの?」

御坂 「報復でアンタの内臓破裂させてやることも出来るのよ!」

常盤台の誇るレベル5が
シングルスで争っている。

しかもここは図書館だ。
周りから注目の的になっていた。

食蜂 「ええ、そうね」

食蜂 「でもぉ」

再び彼女がリモコンを操作すると、
図書館内は静まり返った。

少女たちの無機質な目線が
御坂ひとりへ向けられる。

御坂 「 」

食蜂 「常盤台生をこれだけの数相手にするのは流石に厳しいんじゃなぁい?」

食蜂 「それにぃ」

食蜂 「御坂さんは、何の罪も無いこのコたちに暴力を振るうようなキャラじゃないでしょう?」

御坂 「・・・・・・」

食蜂 「・・・なぁーんてね。」

すぐに食蜂は洗脳を解き、自分と御坂が争っていた記憶も消した。

そして“警告”だと告げて、
図書館を後にした。


- - - - - -



食蜂 「・・・・・・」

食蜂 「・・・はぁ〜」

食蜂 「恐かったぁ」プルプル

自室に戻った食蜂は、
真っ青な顔で冷汗をかいていた。

自身に“心理掌握”を使うことで
余裕たっぷりの態度を作っていたが、
内心は恐怖で逃げ出したかった。


『報復でアンタの内臓破裂させてやることも出来るのよ!』


あのときは本当に身が竦んだ。
物理的に可能な脅しは、本当に恐ろしい。

食蜂 「・・・でも、確かめたかったのよねぇ。」

わざと挑発して、怒るように仕向け、
周囲の生徒を操って牽制する。

そうした理由とは、言葉通りだ。


『御坂さんは、何の罪も無いこのコたちに暴力を振るうようなキャラじゃないでしょう?』


一万人のクローンを殺してきた女。
その暴力が向けられたら、
自分も派閥も、ひとたまりもない。

実験前の御坂美琴であれば、
力に訴えることも可能だった。

“心理掌握”の統率力と、
派閥メンバーの総力を合わせれば、
ほぼ互角の戦いが出来ると踏んでいた。
“外装代脳”もあるし、
いざとなれば派閥メンバー以外も手駒に出来る。

しかし実験を経て、一万人の脳を統べている御坂には、
常盤台の全戦力をぶつけたとしても、到底勝ち目が無い。
なればこそ、その人格を計っておかねばならないと考えたのだ。

食蜂 「まぁこれでぇ、少しは安心力が湧いたわぁ。」

仮に実験が無かったとしても、おそらく同じことをした。
直接的な戦闘力に乏しい自分が生き残るには、
そして仲間を守っていく為には、

ごっこ遊びと言われようが、“最適化”をしていかなければならないのだ。

食蜂 「だけど肩が凝るわねぇ。」

食蜂 「ただでさえ御坂さんとは部分的な重さが違うのにぃ」

食蜂 「・・・まぁこれも上に立つ者の務めってやつよねぇ。」


- - - - - -


放課後、ファミレス。

麦野 「よう、ドMの美琴ちゃん。あれ以来ね。」

御坂 「・・・何で会っていきなりドM認定されてんのかしら。」

麦野 「自分自身に一万回も殺された記憶を何十回もリプレイして、同じ苦痛を味わっているのが」

麦野 「ドマゾでなくて何なのかにゃーん?」

御坂 「あのね」

御坂 「せっかく死んでくれてるのに、あの子たちの命を無駄になんか出来ないでしょ?」

御坂 「成長に必要なことは何でもやる。そうしないと、死んでいった“妹達”に申し訳が立たないわ。」

麦野 「・・・はあ、マジメとマゾめは紙一重だな。」

御坂 「サムいわよ。」

御坂 「・・・ともかく」

御坂 「食べるために殺すけど、食べ物を粗末にしないでしょって話よ。」

麦野 「人殺しと食事が同じ括りかよ。」ククク

麦野 「テメェも何か頼むか?」つメニュー

御坂 「いらない。さっき食蜂に絡まれて食欲失せたから。」ウプ

御坂 「・・・アイツ何で私に絡んでくるのかしら。」

麦野 「テメェのことが好きなんじゃねーの? あいつレズみたいだし。いやバイなのか?」

御坂 「どうでもいいわよ。シイタケに好かれるとか勘弁してほしいわー」ウゲ

麦野 「とことん相性わりぃな。レベル5同士は仲良くしろよ」ケラケラ

御坂 「・・・まー、別に本気で嫌いってわけじゃないのよね。」

御坂 「気に食わないヤツだけど、悪人じゃない。」

御坂 「食蜂のやってる“くだらない政争ごっこ”のおかげで」

御坂 「“シャレにならない争い”が回避されてるって面があるわけだし。」

御坂 「みんなでひとつの目標を成し遂げようって姿勢は立派だと思うしね。」

麦野 「食蜂が来るまでは、常盤台に“派閥”なんて無かったんだっけな。」

御坂 「そ。アイツが“心理掌握”で、常盤台に“派閥”という概念を持ち込んだ。」

御坂 「生徒たちの闘争心を、理性的な方面へ向けることで、暴力的な争いを激減させた。」

御坂 「実際たいしたもんよ。派閥の運営だって楽じゃないはずだし。」

御坂 「私にはマネできないわー。」ノビ


青ピ 「えらい話してんねー。ここは天下のファミレスやで?」

青ピ 「まー、内緒話なんてどこでやっても、漏れるもんは漏れるんやけど。」

青ピ 「こーゆートコの方が案外ええって話はよく聞くわな。」

御坂 「藍花さん、今日はアンタなの?」

青ピ 「せやでー。」

麦野 「遅い、藍花。罰としてここ奢りな。」

青ピ 「そんなこと言わんといてーな。天下のレベル5がケチくさいで?」

麦野 「テメェもレベル5だろ・・・いや、“そうとは限らない”んだったな。」

麦野 「決して本気を出さないレベル5、藍花悦。テメェが“本物”かどうかすらわからない。」

御坂 「・・・“能力模倣”(AIMネームレス)。どんな能力だろうとコピーしてしまう、反則的な能力。」

青ピ 「せやけど使い勝手はメチャメチャ悪いねんで?」

青ピ 「コピー自体に演算を割いとるから、どう足掻いてもオリジナルの劣化版にしかならんし」

青ピ 「やから能力を研究するにしても、ボクよかコピー元を研究する方がええって話やし」

青ピ 「大体、レベル4をコピーしたらレベル4にしかならへんねんよ。」

御坂 「だけどそのおかげで、能力測定にも引っかからない。」

御坂 「第六位(アンタ)を追跡することは、誰にも出来ない。」

麦野 「ウチの滝壺でも追えねえからな。AIM拡散力場そのものが変わってしまうなんて、反則もいいところね。」

青ピ 「滝壺ちゃん、順調に成長してんの?」

麦野 「そこそこな。」

麦野 「私が不完全ながら“0次元の極点”に辿り着けたのも滝壺のおかげだし」

麦野 「流石に学園都市の全機能を賄うなんてのは眉唾もんだが」

麦野 「無能力者をレベル2まで上げることには成功したぜ。」

御坂 「あの浜面って人?」

麦野 「その浜面よ。」

麦野 「AIM拡散力場いじって、能力のレベルを上げることが出来れば・・・」

麦野 「“素養格付”なんてデタラメ、見返してやれるんだ。」

麦野 (はーまづらぁ、アンタは無能なんかじゃないよ)

御坂 「・・・ふーん、麦野さんって、その浜面って人に惚れてるんだ。」ニヤニヤ

麦野 「はぁッ!? 何言ってんだテメェ、ブチコロスぞ!?」///

御坂 「やーだ、しずりん可愛いー」ケラケラ

青ピ 「高飛車女のツンデレは破壊力でかいでー!」ハァハァ

麦野 「テ・メ・ェ・ら・・・」

青ピ 「せやせや、“八人目候補”の話やけど――」

御坂 「何かわかった?」

麦野 「・・・」

青ピ 「その前におさらいや。この学園都市には、七人のレベル5がいる。」

青ピ 「そんで、八人目以降のレベル5候補が、ボクの調べたところ十二人。」

麦野 「そんなにいるの?」

御坂 「パワーだけならレベル5並みのが結構いるからね。」

御坂 「電圧だけで考えたら、一七億ボルトと一五億ボルトの発電能力者もいる。私は三番目。」

御坂 「ま、電圧は高くてもノーコンなんでレベル4止まりなんだけどさ。」

麦野 「まぁ電位差だけで勝てりゃあ世話ないわな。クローンどもを千人つなげてもテメェに勝てるわけねえし。」

御坂 「他にも、削板さんに匹敵するパワーが出せるけど、演算持続時間が3秒しかもたない念力使いとか」

御坂 「いったん演算を始めたら、疲れて気絶するまで能力を解除できない発火能力者とか」

御坂 「あちこちで面白い連中を見てきたわ。」

青ピ 「詳しいなあ御坂ちゃん。」

青ピ 「その四人もリストに入っとるけど、十二人の中でも本命はこの二人やな。」

青ピ 「ひとりは知っての通り、滝壺ちゃん。」

青ピ 「もうひとりが、結標淡希。レベル4の“座標移動”や。」つ写真

麦野 「・・・何だ、ショタコン女じゃねえか。」

御坂 「知ってるの麦野さん。」

麦野 「テメェこそ知らねえはずはねーよな。“窓の無いビル”への案内人だぜ?」

麦野 「もったいぶるのは悪いクセだ。何の為に私らを呼んだ?」

御坂 「・・・・・・」


御坂 「“レムナント”って知ってる?」


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