佐久間闇子と奇妙な世界

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<<   作成日時 : 2016/05/07 00:00   >>

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僕の名はティム・タロニス。世界で11番目の神化系能力者さ。
相方のティアは今はタロンという組織に所属しているので、今回は僕の出番というわけだ。
僕の父親はマルチプル・タロニス。その父親、つまり僕の祖父は“デビルズ”と呼ばれた神化系能力者。
かつてはアルカディアの最高幹部を務めていたんだけど、すぱっとしゃきっと裏切ったんだ。見たかったなー。
そのときの成果のひとつが、服用すれば常人でもエスパーになれる不思議な液体。その名も“神酒”(ソーマ)。
僕がグランパ・ノットーから受け継いだ遺産ってことになるのかな。

1940年当時に何やかんややったせいで、残りは100ccも無いんだが・・・楽しむには十分すぎる量だ。
どういう使い方をするのが一番楽しいかと考えていたんだけどね、なかなか思いつかなかった。
そこで自分で考えるのはやめて、誰かにそっくりそのまま渡しちゃって、それを後ろで眺めることにした。
僕が飲んだって意味ないしね。ハリボテの腕力を得ることに興味なんか無いんだ・・・・。

さてさて、移譲するといっても人を選ばないといけない。でもそれはすぐに解決した。
僕の所属している組織は“リバース”という超精鋭集団でね。そこの現リーダー(4)が教えてくれたのさ。
ちなみにグランパは(2)で、僕は(7)ね。相方のティアも(7)さ。僕らは、どちらも同じ僕なんだから。

というわけで、とある女の子に渡したのが1966年のことなんだけど・・・。あれから6年。
さてさて、(4)の話だと、そろそろ面白いことが起こるはずなんだけどな。

貪るな。
嘘を吐くな。
盗むな。
犯すな。
殺すな。
父母を敬え。
安息日を設けろ。
見栄を張るな。
偶像を崇拝するな。
我を唯一の神とせよ。

(4)が僕に教えてくれたのは、たったこれだけ。何のことだろうねー。
もちろんこれが有名な“モーセの十戒”だってことは知ってるよ。
しかし(4)が言うからには別の意味があるに違いない。
何しろ(4)は“計画者”・・・運命の操り人だ。底の知れない化物だ。
でも僕には教えてくれてもいいのにな。口は重い方だよ。本当だよ。
“リバース”は10名ともダイヤモンドよりも口が堅いって、(4)は誰よりも知ってるはずじゃないか。
だからこそ、あのギガマイル・クレッセントの目も欺き続けているわけだろう。

まあいいや。その時が来たら誰の目にも明らかになるだろうよ。気長に待つとしよう。
6年も待ったんだから、あと少しくらい、どうってことないさ。
こうやって待ち遠しいと思うのも、ひとつの楽しみ方かもしれないし。楽しい方がいいんだ、何事も。
まあ“リバース”ってのは共通目的以外は敵味方に分かれることも有り得るわけだし?
(4)に(4)なりの思惑があるとしても、僕は僕の勝手で動かせてもらうさ。人生は何をしてもいい。
“神酒”を使って騒動を引き起こすだけじゃ、それで終わりだ。だから騒ぎに乗じて目的をひとつ果たしておく。
まあそれも結局は(4)の為に動くことになるのかもしれないけどね。僕は楽しい駒なのさ。

近くにいるだけで冷汗びっしょりになる程の重圧を感じる(4)。けれども僕は(4)が大好きだよ。
この楽しい僕に重苦しいプレッシャーを与えられる人間が他にいるかい? グランパだって無理だと思うよ。
あれは本当に人間なにかって思うくらい。計画が遂行されるのが、あまりに当然で疑えない。
史上最高の予知能力者と言われるギガマイル・クレッセントだって、この計画は防げやしない。

ふふふ、本当に(4)は恐いよ。
だから(4)が好きだ。
大好きだ。

さあ、始まるよ。
空前絶後のスペクタクル!
阿鼻叫喚の地獄絵図!
誰もが知っていて、誰もが見たことのない世界の幕開けだ。
破壊と混乱に満ちた悪徳のトラジディ、あるいはコメディ。
そのファンファーレが鳴り響く、高らかに!
ハァッハッハッハ・・・・・・・


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エスパー奇譚』長編小説 「千里」 NEKTAR 目録
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2016/05/07 00:00

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
コング「ティムが出て来てしまったか。ただでは済まない」
火剣「神化系能力者はやはりひと味違うのか」
コング「残念ながら食ったことはない」
ゴリーレッド「コングでは勝てない」
火剣「(4)というと」
コング「フォー!」
ゴリーレッド「阿鼻叫喚の地獄絵図?」
コング「貪るなと犯すなは美女を目の前にして守れない」
火剣「予告編通りか」
コング「(4)は怖い。(4)は大好き。何かかなり危険なことが始まる予感」
ゴリーレッド「誰もが知っていてとは?」
コング「誰もが見たことがない世界」
火剣「空前絶後のスペクタル。詩人だな」
コング「破壊と混乱に満ちた悪徳のトラジディ、あるいはコメディ・・・コメディなのか?」
ゴリーレッド「コメディにはなりそうもないが」
コング「ハービスのヒロピンはあるか?」
ゴリーレッド「この状況で軽薄な感想はよそう」
火剣「クレアでも防げないなんてことはあるのか」
コング「いざとなれば首領がいる」
ゴリーレッド「どうだか」
火剣獣三郎
2016/05/07 22:13
>火剣さん
出てきました、ティム・タロニス。ひと味違う神化系能力者。
これから始まる戦いを、コメディと言ってしまえるあたり、かなり破綻していますが、語り手(?)となってくれることでしょう。

神邪「どこが僕と似てますね。」
山田「似てるのか。」
佐久間「T2は神邪の元になっているキャラの1人だ。」
維澄「そうだったんだ。」
神邪「“リバース”は揃って、精神状態どころか存在自体が普通ではなさそうです。」
八武「私も美女を前にしたら普通の精神状態ではいられない! ふおおおお!」
佐久間「だから常に狂ってるのか。」
維澄「佐久間は罪深いね。」
神邪「維澄さんもターゲットになってますが。」
八武「目玉が爛々♪」
山田「バイキンマンかっ。」
佐久間「ハービスのヒロピンは、あるかもしれない。」
八武「ほう。」
山田「かもしれないとしか言ってないぞ。」
佐久間「首領は頼りにならない。」
維澄「そんなことないと思うけど・・。」
アッキー
2016/05/07 23:05

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