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zoom RSS 【とある】 第一位・御坂美琴 (20) 【パラレル】

<<   作成日時 : 2016/08/31 00:00   >>

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◆ ◆ ◆



『世間知らずの金持ちで、その上高レベルの能力者の集まり』
『自分達は特別な人間だと思っている、歪んだ方達が多く集まっていても、不思議ではありませんわ。』

『はあ・・・・・・』

『中でも“超電磁砲”などと呼ばれるレベル5がいるらしいのですが』
『きっとコーマンチキでいけ好かない性悪女に決まってますの。』

『知らない人の事よくそこまで言えますね・・・。』



◆ ◆ ◆



二日目。

御坂 (木原幻生・・・SYSTEM研究分野の元老にして、絶対能力進化実験の提唱者。)

御坂 (ミサカネットで何をするつもりなのかは、おおよそ見当がつく。)

研究者の立場からしてみれば、
レベル6へ進化するのが御坂である必要は無い。

あの実験が開始された段階では、
レベル6へ到達できるのは
御坂だけだったかもしれないが、
“樹形図の設計者”が破壊された今、
もはや過去のデータでしかない。

理屈にしろ、期待にしろ、
他にもレベル6へ到達可能な能力者が
いると考えるのが自然である。

御坂 (警策看取と“メンバー”が動いている以上、ママや友達が危険な目に遭うかもしれない。)

御坂 (黒子たちに注意するように言っておかなくっちゃ。)



- - - - - -



御坂 「黒子ッ! ちょっと頼みたいことが・・・」

黒子 「なんですの? 人の名前を気安く呼ばないでいただけますか?」ナレナレシイデスワネ

御坂 「 」

初春 「白井さんのお知り合いですか?」

黒子 「いえ、うちの学校の御坂美琴という先輩ですわ。」

佐天 「わー、有名人じゃん。確か“超電磁砲”って呼ばれてるんですよね?」

御坂 「 」

御坂 「・・・みんなで私をからかってるわけじゃないわよね・・・・・・」

黒子 「?」

黒子 「何言ってますの?」

御坂 「初春さん、佐天さんも・・・」

初春 「えっ」

佐天 「なんであたしたちの名前・・・?」

初春 「白井さんが話したんですか?」

黒子 「いえ、わたくしも面識はありませんの。」

黒子 「わたくし達のこと、どこで耳にしたのか知りませんが、お困りでしたら話を聞きますわよ。」

黒子 「“風紀委員”として。」

御坂 「 」

御坂 (やってくれたわね食蜂・・・)



- - - - - -



数時間後。

黒子 「御坂美琴が、わたくしたちの知り合いかもしれない?」

黒子 「呼び出しておいて突然何を言ってますの?」

佐天 「いやだから“かもしれない”だってば。」

佐天 「私の携帯に、登録した覚えの無い御坂さんの番号があったんですよ。」

佐天 「食蜂さんって、記憶を操るレベル5なんでしょ? もしかしたら・・・」

黒子 「食蜂操祈がわたくしたちの記憶を? 何の為に?」

話の筋は通っているが、黒子としてはピンと来ない。
記憶を奪われている黒子にとって、御坂美琴は、
よく知らないまま悪い印象を持っていた、
かつてのイメージでしかない。

気に食わないから、ピンと来ない。
頬杖をついて口を曲げる。

黒子 「それに、そのように考えているなら、なぜ初春は呼びませんの?」

佐天 「ん―――」

佐天 「あたしの推測が合ってるとしたら、初春に伝えるのはちょっと・・・」

佐天 「とっ、とりあえず伝言もあるし、御坂さん本人に確認してみよ?」

黒子 「・・・・・・」

佐天 「あの、もしもし・・?」

《もしもし、佐天さん?》

佐天 「あ・・・えと、御坂さんですか?」

佐天 「あたし、佐天涙子と申します。」

《う・・・うん》

黒子 「なにを緊張していますの?」

佐天 「あの・・・食蜂さんを探してるんですよね?」



- - - - - -



警策 「御坂さん」

警策 「チョチョットおねーさんに教えてほしいことがあるんだけどー?」

御坂 「“液化人影”・・・警策看取ね。」

警策 「・・・!」

警策 「やっぱりウチらの“別荘”を襲撃してたのは御坂さんだったのねー?」

御坂 (食蜂の仕業とバレてるわけじゃないのか。)

御坂 「私に聞きたいことって何?」

御坂 「答えれば初春さんとママを放してくれる?」

警策 「それは美琴ちゃんの態度次第よー。」

警策 「“妹達”と呼ばれる美琴ちゃんのクローン、一体ドコに隠してるのかなっ?」

御坂 「別に隠してるわけじゃないわよ。そのへんでフツーに暮らしてるわ。」

警策 「ノンノン、とぼけてもムダよん。」

警策 「暗部の情報網をフル回転してるっていうのに、“妹達”を探ると必ず途中で手がかりが切れちゃう。」

警策 「どんだけセキュリティに特化した組織に預けてんのよ?」ヤンナルネ

御坂 「・・・・・・」

御坂 「アンタが探してるのが“ファーストシーズン”なら、協力できるわ。」

警策 「・・・ザンネンだけど、そっちは美琴ちゃんでも見つけられない。」

警策 「だって、あの子は―――」


御坂 「ドリーには、同時期に製造された妹が一人いる。」


警策 「・・・っ!」

御坂 「これ以上の説明・・・必要?」

セカンドシーズンとは繋がってないが、“妹達”には違いない。
情報共有ネットワークで、ドリーの記憶と経験は、
もう一人に転送されて、今でも存在している。

警策 「・・・・・・」

警策 「・・・ソノ話が本当だって証拠は?」

御坂 「本人に会わせる以外、証明できないわね。」

御坂 「私に付いて来なさい。」

警策 「話にならないわ。」

御坂 「交渉決裂? だったら私は“初春さんを助けるわ”。」

警策 「!?」

途端に電撃が飛んだ。
初春が保護されると同時に、液化人影は四散した。

警策 「・・・っ」

咄嗟に警策はナイフで、
美琴の母を刺そうとする。

だが、そこへ黒子が空中から現れた。

黒子 「車椅子ですのっ!」

ロードローラーをぶつけるかの如く、
黒子は乗っていた車椅子を
警策めがけて叩きつけた。

警策 「オオゥッ!?」

警策 (何て怪力!)

持っていたナイフを投げるが、
それもテレポートで回避される。

だが、当てたかったわけではない。
この隙に警策は逃走した。



黒子 「で、どういうことか説明していただけますの?」

御坂 「今のヤツは、妹の友達で警策看取っていう・・・」

黒子 「・・・複雑な交友関係をお持ちのようですが、まずは先程のことです。」

黒子 「わたくしがいるのがわかってるような振る舞いでしたわね。」

御坂 「こっちの居場所は伝えてたし、黒子なら10秒足らずで来れる距離だから。」

黒子 「そんな不確かな憶測で、自分の母親の命を他人の任せたのですか?」

御坂 「ん―――」

御坂 「友達より身内を優先するなんて、それこそママに叱られちゃうし」

御坂 「黒子ならきっとママを助けてくれるって、信じてたからさ。」

黒子 「 」

思わず黒子は見惚れて言葉を失った。

どうしてそこまで無条件に信頼してくれるのだろう。
そして、より不可解なのは、自分の内側から発せられる歓喜。
彼女に信頼されると、何故こうも歓喜が湧いてくるのか。

黒子 「 」ハッ!

黒子 「ま・・・まあそれが、わたくしの義務ですから当然・・・・・・」///

御坂 「黒子こそ、ありがとね。私に友達の救出を任せてくれて。」

黒子 「う、初春はジャッジメント。同僚より民間人を優先するのは当然ですの。」///

黒子 「痛っ・・・」

御坂 「ゴメン、怪我してるのに無理させて。」

黒子 「へ」///

当然のように肩を貸す御坂に、
戸惑いを隠せない黒子。

黒子 「だ、大丈夫です、余計な気遣いは無用ですの」アワワ

御坂 「何言ってんの、ホラしっかりつかまって。」ギュ

たとえ記憶を失っても、身体が覚えている。
肩を抱かれると、体の奥から熱いものが込み上げてくる。

黒子 「はっ、放してくださいましっ」///

黒子 「わたくしには、そのような趣味は、ありませんのぉ〜」///


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