佐久間闇子と奇妙な世界

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<<   作成日時 : 2017/08/03 00:00   >>

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アッキー 「ここに100枚の金貨があります。」

佐久間 「金貨なんてどこにあるの。」

アッキー 「金貨なんてありませんよ。」

佐久間 「だったら金貨があるなんて言わないでよ!」

山田 「ワンダーランドかっ!」

佐久間 「冗談はさておき、論理クイズを始めよう。」

八武 「ふむ、論理は苦手だ!」

維澄 「得意そうに見えるけど・・・。」

八武 「人間は論理的でないから困るのだよ。」

神邪 「それ、論理でなく人間が苦手って言ってませんか?」

アッキー 「では、ルールを説明します。」

アッキー 「100枚の金貨を、この5人で分けます。」

佐久間 「金貨なんてどこにあるの。」

山田 「黙ってろ。」

アッキー 「金貨は1枚単位であり、分割は出来ません。マイナスもありません。自然数です。あと、それぞれの金貨の価値は同一です。」

八武 「安心したまえ。それらは全て、お約束だからねぃ。」

維澄 「いちおう言っておかないと、穿った答えに掻き回される危険があるから。」

八武 「論理は苦手だ!」

神邪 「詭弁が苦手と言ってるように聞こえますが。」

佐久間 「死根也は詭弁は得意だけどな。」

山田 「お前が言うな。」

アッキー 「えーと、他に重箱の隅は・・・ああ、そうだ、全て十進法です。」

山田 「もういいよ、そのへんで。」

アッキー 「わかりました。重箱の隅を突かれたら、山田さんの責任ということにして、先に進みます。」

山田 「お前は最低だ。」

アッキー 「えーと、海賊の金貨分配パズルを知ってると、呑み込みやすいですが・・・」

アッキー 「まず、最初に分配を提案する人がいます。」

アッキー 「その人を含む、半数以上の賛成があれば、その分配で決定します。」

アッキー 「過半数の反対があれば、その人は分配から除外され、残りで新たに分配を決めます。」

アッキー 「そのときに分配を提案する人は、前の提案者から指名された人です。」

アッキー 「それを踏まえて、それぞれは自分の性質に従って行動します。」


佐久間:強欲・・・自分の取り分が出来るだけ多くなる選択をする。

山田:平等・・・それぞれの取り分と平均との差が5枚以下なら賛成、それ以外なら反対する。
自分が提案するときは、平均(3人の場合は33、33、34)を提案する。

八武:限定的強欲・・・自分の取り分が30枚以上なら賛成し、29枚以下なら反対する。
自分が提案するときは、自分が30枚以上かつ、出来るだけ多くなる選択をする。

維澄:権利・・・自分の取り分が20枚以上かつ、各自の取り分が1枚以上なら賛成、それ以外なら反対する。
自分が提案するときは、平均(3人の場合は33、33、34)を提案する。

神邪:最初の分配提案と選択権


アッキー 「佐久間さんの性質は、“強欲”です。出来るだけ取り分が多くなる選択をします。」

佐久間 「当然だ。」

アッキー 「山田さんは“平等”です。例えば5人で分ける場合、それぞれが15枚、25枚、15枚、25枚、20枚なら賛成しますが、18枚、18枚、18枚、18枚、28枚なら反対します。」

山田 「俺の感覚としては後者の方が平等に近いんだが、条件だとそうなるな。」

佐久間 「分散は前者の方が大きいから、感覚と食い違う人もいるだろう。」

八武 「ふぅむ、山田くんの条件が厄介だねぃ。」

維澄 「“平等”という言葉に惑わされないようにしよう。」

山田 「もう20枚ずつで分配しようぜ。」

佐久間 「それだとパズルにならねえよ。」

アッキー 「その通りです。あくまで形式化モデルであって、実際の性格や人間関係は考慮しません。」

アッキー 「ドクターと維澄さんについては、書いてある通りですが・・・」

アッキー 「人数が変化しても、条件は変わりません。」

アッキー 「3人以下になればドクターは謙虚です。」

八武 「そう、私は謙虚なのだよ。」

山田 「どこが・・・。」

アッキー 「維澄さんについても同じです。4人で、自分が20、他が25、25、30なら、賛成します。」

維澄 「除外された人の取り分は0になるけど、それは考慮しないんだね。」

アッキー 「その通りでございます。」

アッキー 「では、神邪くんは、この条件で・・・」

アッキー 「自分の取り分を出来るだけ多くするには、どのような提案をしたらいいでしょうか?」

神邪 「ちょっと待って。今アッキーさんが説明したことは、全員が知っていると考えていいの?」

アッキー 「あ、はい。その通りです。ただし、神邪くんが取り分を出来るだけ多くしようとしている“方針”は、神邪くん以外には不明とします。」

アッキー 「ここで言う“全員”とは、佐久間闇子、山田太郎、八武死根也、維澄栞、竜堂神邪であり、偽名や重複はないとして、複数の名前を持つ人も・・」

山田 「うみねこはいいから。」

アッキー 「では、山田さんの責任で。」

山田 「もうそれでいいよ。」

維澄 「“常用的な日本語に則る”とすればいいよ。」

アッキー 「しかし“常用”の意味が・・」

神邪 「そのあたりを追求してくる人は、そもそも論理パズルに挑まないと思います。」

アッキー 「では、追求してくる人がいたら神邪くんの責任で。」

神邪 「あなたは最低だ。」

アッキー 「追及には神邪くんが対応するという意味です。」

神邪 「そこじゃなくて、パズルの答え。“そうなるように”意図したんですね。」

アッキー 「もう解けましたか。」

神邪 「動的計画法を使えば、そう難しくないです。」

アッキー 「それでは、第2問。特定の相手に出来るだけ多くの金貨を与えたい場合です。」

アッキー 「佐久間さん、山田さん、ドクター、維澄さん、それぞれの場合で考えてみましょう。」

アッキー 「同じく、神邪くんの方針は他の人には不明なままで、分配からも方針は読めないものとします。」

佐久間 「まァ、極論ランダムにサイコロを転がしただけとも取れるしな。」

八武 「にゃるほど。」

アッキー 「それでは、BGM代わりに小説を流します。」










「今日は男なのかね?」

長身の青年を見上げながら、八武死根也は意外そうに尋ねた。
女の時でも自分より10センチ以上も高いが、男となると、はっきりと見上げなくてはならない。
それは、男として劣等感を覚えるほどではないにしろ、意識せざるを得ない程度には複雑な気分だ。
普段は性的に見ている相手が男になっているというだけでも、言語化しにくいというのに。

八武は特にナルシストではないが、客観的に見て自分の外見が男として優れている自覚はある。
実際、彼は女性から評判が良く、男性からも不思議と人気が高い。その技術と内面も含めて。
やや切れ長の目つきと白髪は、子供から恐がられたりするが、それを別にすれば広く受ける容姿と物腰。
有色人種を差別する者や、日本の極右でも、彼は別だと言う者も少なくない。不思議な男だ。

その八武をしても、佐久間闇市―――男のときの佐久間には、見劣りするだろうという認識を持っている。
闇子のときも世界最高の美女と言って差し支えないが、しかし闇市の魔的な美しさは別物だ。
それは八武が、基本的に女好きで、美女・美少女を基準に物事を考えるせいもあるのだろう。

砕いた言い方をするならば、基本的に女は可愛い、綺麗、美しいという認識がある。
ゆえに、美女・美少女を見たとしても、存在そのものに違和感を覚えることはない。
特に最近は、現実においても創作においても、女子の平均レベルが高くなっていると思う。
闇子の美貌や、地球人類では有り得ない骨格も、八武の評価で美貌偏差値83というところである。

闇市の美貌は、異質さ、違和感のあるもの・・・それも人形じみてるとか、作り物っぽいわけでもない。
それはむしろ闇子を形容する方が近く、闇市のそれは“この世のものではない”雰囲気を纏う。
八武に男の美貌を評価する趣味は無いが、基本的な男のイメージからすると、別物すぎる。

かといって、決して男としての魅力に欠けているという意味ではなく、むしろ逆だ。
八武は痩身ながらも引き締まった体躯で、腹筋も割れており、ワイルドさも備えているが、それと同じ。
黙っていれば清楚で可憐な闇子と違って、黙っていても野性味が溢れ出る、獣の美貌。
事実、その腕力は八武はおろか、山田を組み伏せることさえ出来る。美と暴力の調和。

八武は、狩人として、女子に嫌がられることを生き甲斐にしている。
女から声をかけられることも少なくないが、その場合でも、まずは変態的な言動から始まる。
相手が引いたら、もう八武の領域だ。引かれるほどに、惹かれる。逃げられたら追いかけたくなる。
それが狩人、それが男、それが八武死根也という生物だ。

しかし・・・佐久間闇市は、それは出来ないと思う。
彼に声をかける女は、好意の類ではなく、魔に魅入られて引き寄せられているように見えるから。
スカイダイビングと飛び降り自殺は全くの別物。
人生観が変わるのと、人生が終わるのとでは、重なりはあれど同じには出来ない。

「最初は異能を用いているのかと思っていたねぃ。」
「あん? 俺の性転換は異能だが。」
「それではないよ。」

魔的なテノールは面倒そうに答える。
性別が変わると、愛想の良さも無くなるのか・・・いや、むしろ本来の佐久間に近い気はする。
ここは山田とも共通認識だが、口数が少なく無愛想で、常に負の感情を纏っているのが本来の姿だと思う。

(山田くんと男女の仲になりたいというのを、基本的には応援する私だが、3割くらいは気持ち悪いんだよねぃ。)

前世を知っているせいもあるが、“女の佐久間”が気持ち悪い。いっそ女が気持ち悪い。ヘドが出る。
それは女好きな八武にとって、かなり認めたくない感情ではあるが、無視できるほど弱くはない。
セックスが“汚さ”の延長であるのと似たようなものだと、とりあえず落とし込めているが・・・。

「・・・ふむ、アンニュイなのはお互い様かねぃ。」

返事は無い。しかばねのようだ。
ただし、しかばねのようなのは闇市に犯されている女の方であるが。

完全に同意とはいえ、犯されているという形容が相応しい。
八武でなく普通の感覚なら、そんな言葉さえ生温いと思うだろう。
例えば山田なら、何と言うだろうか。

目玉を潰され、手足を切り取られ、全身を有刺鉄線で巻かれながら、膣穴に火箸を突っ込まれた女を。
尻穴に突っ込まれ、裂かれたハラワタを口に突っ込まれて、精液を呑まされている女を。
それでいて、幸せそうに打ち震えている女を見て。果たして何と言うだろうか。何も言えないか。

八武も女に残酷だという自覚はあるが、佐久間のそれは残酷と呼ぶのも首をかしげる。
女を辱め、嬲り、痛めつけ、死体に精液を注ぐ八武の性癖は、異常な性癖だ。
しかし佐久間は女を消耗品として、すり潰す。絹であろうと雑巾のように扱う。
それは性癖と呼べるのかどうかすら疑問である。

闇子のときは異性愛者だが、闇市は男女関係ない。見境ないとも言う。
女のときも実は女もイけるのではと思う八武だが、そう単純ではないのかもしれない。
八武の根底に女への憎悪や嫌悪が横たわっているように、佐久間にも・・・いや、逆に。
佐久間の根底にあるのは、どこまでも無機質で寒々しい虚無なのだろう。

「なんか飽きたなァ。」

佐久間の無慈悲な声が響いた。
頭蓋を握り潰される瞬間も、女は恍惚の笑みを浮かべていた。










アッキー 「以上、CMでした。」

八武 「懐かしいねぃ。」

山田 「BGM代わりに流せる話じゃねえだろ・・・。」(蒼白

神邪 「BGMは“馬鹿が見る”で、CMは“クレイジー・マッド”ですね。」

佐久間 「上手いな。」

維澄 「これを読んでも、いっそう佐久間に抱かれたい私がいる。」

佐久間 「近寄るな貧乳。」

維澄 「胸が大きくないと嬲り殺してくれないの?」ウワメヅカイ

佐久間 「こいつ気持ち悪いんだけど。」

維澄 「説得力があると言いたいんだよ。」

八武 「どうもどうも。」

アッキー 「さて、論理クイズの答え合わせをしましょうか。」

山田 「そうしてくれ。是非。」

神邪 「ここで、するんですか?」

アッキー 「何か問題でも?」

神邪 「だって、恥ずかしい・・・」

アッキー 「そうですか? 君の頭脳は答えを言いたくてたまらないように見えますが・・・」

神邪 「そんなこと言わないで!」

アッキー 「隠しても無駄ですよ。数学者には変態しかいないのです。」

神邪 「マジレスすると字数が足りないと思うので。」

アッキー 「いけると思いますよ。」

山田 「今のやり取り必要あったか?」

八武 「必要以前に需要が無い。どうして女の子になってくれないんだ神邪くん!?」

神邪 「え、しかし、ドクターの根底には女性への嫌悪が流れてるとか聞いてしまっては・・」

八武 「いやいやいや、それは私のごくごく一部に過ぎないのだよ!?」

八武 「美女・美少女に、私の一部をごくごく飲んでもらいたいと常に思っている男だよ、私は!」

維澄 「それもどうなんだろう。」

山田 「どっちにしろデッドゾーンだな。」

八武 「ともかく、ロールシャッハテストか深層催眠でしか出てこないような感情を理由に、私から女子を遠ざけてもらっては困るね! 罰として今すぐ真夜ちゃんになるんだ!」

真夜 「わかりました!」

維澄 「早いね。」

真夜 「そんっ、な・・・僕は、答えなんて言いたくないのに・・・言う、言う、言っちゃう!」

山田 「・・・・・・」

真夜 「というわけで、続きます。」




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アッキーさん。
7月28日に、ウェブリブログの「メッセージ」をお送りしました。御覧になったでしょうか。確認していただけたら幸いです。よろしくお願いします。
supremered
2017/08/03 05:35
>supremeredさん

メッセージいただきました。
アドレスの方に返信しましたので、ご確認お願いします。
アッキー
2017/08/03 23:02

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