孤独の王者は死を統べる (録)

勝てない、と思った。

魔法使いは、勇者に告白したときのことを思い返していた。
魔王の娘ハルと戦った後、しばらくしてから意を決して、あらためて告白した。
そのとき、返ってきた返事は、予想した通りに悲しいもので、魔法使いは泣いた。
勇者は涙を拭いてくれたけれど、心の涙までは触れなかった。触れてはいけなかった。

あのとき、実は、魔法使いは諦めていなかった。
仲間として育んだ絆、命懸けの戦いを潜り抜けてきた絆は、幼馴染の絆に負けてないと思っていた。
共に戦いもせず、故郷で待つだけの女なんかに、負けたくないと思っていた。
たかが一度フラれたくらいで、諦める恋なんかじゃないと、次の機会を窺っていた。

しかし、繰神冬未は予想を超えていた。その戦闘能力もさることながら、発想のスケールが違う。
一体全体どこの誰が、死族と手を結ぶなどと考えるだろう。それも、邪悪な意図ではなく、平和の為に。
世界を滅ぼしたいと思いながら、確かな自制も利いている。
考えることがデタラメで、しかし不思議と筋は通っている。

そして、何よりも。

冥王が振り下ろした右腕は、空を切っていた。
勇者が冬未を抱えて、攻撃から逃れていた。

この光景が、あまりにも“しっくりきた”。
当たり前で、壊してはいけなくて、幸せに見えた。


「ま、まー君・・・。」

「死なせるかよ! 言いたいこと、色々あるのはわかるし、反論なんか思いつかねえ。けれどな、お前を死なせたら、俺は絶対に後悔する! お前が何と言おうと、これだけは譲れねえ。絶対に死ぬな! わかったか!」

激しい剣幕で、勇者は冬未を強く抱き締めた。
勇者の腕の中で、冬未は顔を赤くしていた。

「あ・・・う・・・」
「わかったか!」
「わ、わかった・・・。」

そして冬未は大地に降りた。

「わかったよ、まー君。」

冬未の顔は、見たことがないほど柔らかい笑顔になっていた。
こういうときが一番ヤバいことを、勇者は知っている。


「冥王さん、それに、みんなも。ここで殺し合い、しよ?」


小首をかしげて微笑みを浮かべる冬未に、一同は戦慄した。

「あ、その、つまり、ここまで来たら、戦い無しでは収まりつかないって、多かれ少なかれ思ってるんじゃないかと思って・・・。だから、最終決戦やって、それで、お互いに恨みっこなしにしようって、思うんだけど・・・。ダメ?」

確かに、収まりがつかない者が大半だ。
多かれ少なかれという但し書きを付ければ、全員が同じことを思っている。
それに、少なくとも冥王は収まらないだろう。

冬未の指摘で、冥王が封印できないことは明らかになっている。
たとえ冬未が単独で冥王より強かろうが、不死身の相手と戦えば、いつかは力尽きるのは冬未の方だ。
無論それは、全員でかかっても同じ結果が先延ばしされるだけのことである。

そもそも勇者は、冬未が大して強くないことも知っている。
底無しの魔力や、耐性、特性などを持っている為に、その方面にかけては禁呪ですら中級呪文で相殺できるほどだが、実のところ肉体強度にかけては一般人と大差ない。魔法なしの殴り合いなら、魔法使いにも負けるだろう。

「どうかな、冥王さん。何より、あなたが承諾してくれなければ話にならないんだけど・・・。仲間の死族も、ありったけ呼んでいいからさ。溜め込んだ感情を全部吐き出すまで、戦い続けようよ!」

「は・・・ははは、お前ホント、何者なんだよ。」

「私はただの平和主義者だ。戦争なんて、戦いが好きな奴だけで殺し合えばいいって思ってるだけの、普通の人間。ただ、私も戦いが好きで、殺し合いが好きで、戦って、戦って、生きてる実感を、自分の命の感触を、確かめたいと思っているんだぁ。・・・冥王さんは、お母さんは、どう? 死族だろうが何だろうが、この世に存在する限り、存在する意義を確かめたいと思わない?」

冬未は、ゾッとする笑みを漏らす。
それがすぐに、心優しい乙女の顔に戻る。

「この極北の大地なら、戦いたくもない人を巻き込む心配は無い。私はね、戦いたくもない人を巻き込んでおきながら、意義とか必要悪とか唱えたくないんだ。でも、ここなら!」

「ははははははは、はは・・・・面白いな、お前は・・・。ははは、わたしが死族を結集させることが出来るのも、見抜いてくれるし・・・。ははは、いや、それは全員、知ってたか? だからこそ、がむしゃらに突っ込んでくるような、愚かな戦い方をしなかったのか?」

冥王は、自嘲したような笑みを漏らし、右腕を切り離す。

切り離された右腕は、骸骨として再生する。

「あ、あれ? ピルト解放されたの? ラッキー! でも何で?」

「ピルト!」

魔物使いが呼ぶ。

「ベスラおばさん!」

ピルトが駆け寄る。


「ははははは、これでいいだろう。多少はパワーダウンするが、問題ない。部下も呼んで、総力戦だ。」

冥王の右腕が、肉のついた手に戻る。

「ははははは、だが、しかし、本気で殺すよ?」

「もちろん、そう来なくっちゃ・・・。本気の殺し合いだからこそ、積もった感情も晴れるんだ。死んだら、死族として蘇らせてね。」

「ははは、もちろん。ははははは、だが、お前は死ぬ気は無いのだろう?」

「うん、まー君と約束したからね!」

冬未は笑顔で、そして戦闘体勢に入る。

みんなも、やる気に、その気に、負けん気になる。



◆ ◆ ◆



生き物と死族の戦いは、熾烈を極めた。
多くの知恵が、魔法が、剣戟が、肉弾戦が、混ぜこぜに展開された。
すんでのところで死ぬ場面もあった。
回復魔法も、蘇生魔法も、大盤振る舞いで使用された。
賢者が強化したパーティーは、大型の死族とも互角以上に渡り合った。
勇者と戦士の剣は、ゾンビや骸骨を粉々に。魔法使いは悪霊を退治。
魔王と竜王は背中合わせに戦い、ハルも、グレースも、神竜も、当たるを幸いと敵を薙ぎ倒す。
魔物使いと仲間たちは、ピルトも加えて大忙し。四天王も、きびきびした動きで戦った。
冥王は惜しみなく禁呪を連発し、それをスーラや冬未が魔法で抑え込む。

やってることは殺し合いなのに、みんなの表情は楽しげだった。
まるで、遊んでいるようだった。じゃれているようだった。
ゴッコ遊び。戦争ゴッコ。遊びは本気でやるから面白い。
やりたい奴だけの、メチャクチャな殺し合い。恨みっこなしの、最終決戦。
お祭り騒ぎ。パーティー。

そして・・・



◆ ◆ ◆



それから、3年が過ぎた。



◆ ◆ ◆



世界は変わる。
いつでも、少しずつ。
あるときは、想像を超えて大きく。


人間界では、王政が廃止され、共和制へと移行しつつあった。
元国王は王宮を離れ、街外れの小さな家に住むことになった。これはイヴィルマリスの勧めだ。
たとえ王政が廃止されたところで、市民より贅沢な暮らしをしていれば、有名無実の共和国。
そうなってはならない。争いの火種は、もうたくさんだ。
元国王のところへは、たまにイヴィルヘイトやイヴィルマリスが、トランプやチェスをしに行ってるようだ。

魔族のうち幾らかは、人間界に住み着くことになった。
和議が成立してから判明したことだが、民間レベルでは密かに人間と魔族は交流していた。
既に混血の2世3世までが、戸籍こそ無いが、多く存在していた。
それら全てが、祝福を受けていった。

四天王もまた、人間界に留まった。
イヴィルマリスとイヴィルジェラシーは議会の一員となり、政治や経済、交流や、それに伴う混乱に、機敏かつ的確に対処していった。
イヴィルヘイトとイヴィルパンプキンは、魔族が人を食らわないように、酪農の方面に力を入れることになり、科学者であり百姓であるという肩書きとなる。


魔物使いは、また各地を放浪する旅に出かけ、ピルトも付き従った。
コアトル、メタルキング、虹孔雀とも、仲良くやれているようである。
たまに人間界の競技場で姿を見せることがあり、最強のモンスターマスターとして名を馳せつつあるようだ。

竜王姉妹と神竜は竜族の里へ帰り、魔王とハルは魔王城へ。
それぞれ、再び元の役職に戻る。
人間と和議を結んだとはいえ、力ありきの魔界の情勢は、まだ平和には程遠い。
これからも魔王と竜王は、山のように仕事を抱えることとなる。

魔王の娘と結婚した戦士は、当然のことながら魔王城で暮らすことになった。
最終決戦のすぐ後に結婚し、仲睦まじい夫婦として新婚生活を満喫している。
もうすぐ2番目の子供が生まれるとのことだ。

勇者は、人間界には帰らなかった。
大きな力を持っている者は、人間界とは少し距離を置いた方がいいのかもしれない。そう思った末の決断だ。
処刑されそうになったとき、民衆にも怯えの色があった。
冬未の故郷での話を聞いて、より強く。魔界に留まるべきだと思った。

魔法使いは、竜王に付いて竜族の里へ行くことになった。
このまま勇者の側にいるのが辛いせいもあるが、もう半分は、竜王と仲良くなったからだ。
乙女としての悩みや愚痴に付き合う、良き相談役になっているようである。

賢者は導師スーラと共に人間界へ戻り、ここ数年を記録として書き残す作業に取りかかった。
それらは活版印刷によって出版され、様々な言語に翻訳されて広まっていった。
勇壮な戦いもさることながら、恋愛模様やコメディチックな日常が、評判が良かった。

冥王は行方不明になったが、あの戦い以来、各地で死族が人を襲うことはなくなった。
死のエナジーさえ供給されなければ、その殆どが弱小な死骸。
たまに廃墟や墓地で見かけることがある程度になっていた。


そして、勇者と冬未は―――



◆ ◆ ◆



「ははははは、久しぶり、勇者マーブル。」

3年間とんと行方を晦ましていた冥王ハルカが、ふらっと魔王城へ現れたのは、勇者と冬未の結婚式の日だった。

「冥王、や、冬未の母ちゃん、来てくれたのか!」

「ははは、冥王でいいよ。どうやって探し当てたのか、大導師が報せてくれてね。ピルトにも通信しておいたから、魔物使いたちも来ると思うよ。」


その言葉通り、程なくして魔物使いがやって来た。
コアトル、メタルキング、虹孔雀。そしてピルト・ダウン。

「久しぶりね、勇者。また男っぷりが上がったんじゃない?」
「ありゃー、冥王様にタッチの差。まあいいか、ピルトそういうの気にしないし。」


人間界からも、四天王が休暇を取ってやって来た。

「べ、別に結婚を祝いに来たわけじゃないんだからね!」
「あのさー、ヘイト。だったら何しに来たんだよー。」
「羨ましいです。私も結婚相手が欲しいです。」
「焦っても仕方ないべ。ゆっくり、ゆっくり。」


竜族の里からも、竜王姉妹、そして魔法使いもやって来た。(神竜は留守番を預かっている)

「あの、久しぶり・・・。」
「お、おう。」

未だに気まずい2人だが、不穏な気配は無くなっていた。

「竜王、元気だったか?」
「おかげ様でね。」


そこへ、戦士とハルも駆けつける。

「いよいよだな、勇者。」
「おめでたいですわ。」


人間界から賢者もやって来て、都合で来れなかったスーラからの祝いの手紙を持ってきた。

「うむ、ワシの人生で、こんな嬉しいことは数えるほどしかないのう。」


役者は揃った。
勇者は冬未を迎えに、寝室へ向かった。

「おーい、冬未! いつまでも寝てると・・・ありゃ、いねえや。」

乱れたシーツは、まだ温かかった。
勇者は洗面所や食堂を回ってみたが、冬未の姿は見えない。

「おっかしーな。どこ行ったんだろ。」



◆ ◆ ◆



どこかで。

彼女は幸せを祈っていた。


冬将軍の支配する、凍える海辺。
そこに1人の女が、血を流して倒れていた。
何も身に付けていない青白い肢体は、それこそ血の気が失せたように青白い。

(まー君。まー君・・・。)

既に全身の感覚は消え失せ、寒いとも冷たいとも、痛いとも感じなくなっていた。

(間に合った、かな・・・?)

遥か遠く。
どこか遠く。

(まー君と、まー君に繋がる全てが、壊れなくて、よかった・・・。)


ほの温かい光を心に宿しながら、彼女は静かに死に向かっていった。

ごうごうと唸り声をあげる吹雪は、彼女の最後の一言を掻き消していた。



◆ ◆ ◆



どこかで。

彼女は幸せを願っていた。


ベッドで串刺しにされた彼女は、血と共に涙を流していた。

(あー・・・)

両親が泣きじゃくって謝る声が聞こえる。

(うるさいなあ・・・。)

その音声も、次第に遠くなる。

(・・・謝らないでよ、お父さん、お母さん。私は満足してるんだから。)

彼女の流す涙に喜びが宿っていることを、その場で彼女だけが知っていた。

(ふふ、幸せな夢。世界から、大きな争いが、無くなって。まー君と、私が、結婚する・・・)


ウェディングベルが頭の中に鳴り響く。
死の花嫁となるべく、彼女の耳に心地良い音色を響かせる。

ゆっくりと、彼女は目を閉じた。



◆ ◆ ◆



どこかで。

彼女は幸せを感じていた。


「ん~、世界はメチャクチャになったね。もう駄目だね、滅んじゃうね。ふふ、ふふ、ふはははは!」

滅びの魔王は、清々しい笑顔で伸びと深呼吸をした。
彼女の眼前で、世界が壊れていく。

「みんな、みんな、死んでいった。私の好きな人も。私が殺した。ふふ・・・。」

頬を伝う涙が、崩れゆく空に消えていく。

「ねえ、大導師様。私を止めてみせる? ふふふ、でも、来るのが遅かったね。この世界は、もうじき終わる。誰にも滅びは止められない。漆黒の夢は、完遂させてみせる!」

子供のように、無邪気な笑顔。
滅びの魔王は微笑みながら虐殺する。

「私は幸せなんだ。ねえ、大導師様、私がどんな夢を見てるか教えてあげようか? 幸せな夢を見てるとね、1人でも独りじゃないんだ。この滅びゆく世界の中で、私は幸せな夢を見続ける。全てに死をもたらして、誰にも邪魔されずに最期を迎えるんだ。とっても素敵な、漆黒の現実。ふふ、ふふ、あはははははは!!!」



◆ ◆ ◆



どこかで。

彼女は。



◆ ◆ ◆



「まー君っ!!」

「うおっ!?」

後ろから冬未に抱きつかれて、勇者は前につんのめった。

「ふふ、私を探してた様子、ずっと見てたよ。」

「ずっと見てたって・・・あ、まさか、お前!」

起き上がった勇者は、冬未の頭を両手で挟んでジト目で睨んだ。

「時間停止魔法・・・か?」

「あはは・・・。」

3年前の戦いのとき、いつの間にか冥王の側にいたり。
その前にも、都合よく禁呪に相殺が間に合ったり。

肉体強度が常人並みの冬未に、およそ出来る芸当ではない。
しかしそれは、時間さえ止めていれば覆る結論だ。

勇者が寝室を訪れたとき、確かに冬未は中にいたのだ。
そしてイタズラしてやろうと思いつき、時間を止めて、どこかに隠れた。
だからこそシーツが乱れたままだったし、温かかったのだ。
その後も、誰かに見つかりそうになったら時間を止めて隠れたのだ。

「お前~、心配したんだぞ!」

勇者は冬未の頭をグリグリし、更に服の中に手を入れてくすぐった。

「きゃはきゃはきゃはははは! 息が出来な、ごめん、ごめんってば! たまには、まー君にも心配してもらおうと、思ったからで、あははははやめてくすぐったい!」

「俺が普段から、どんだけ冬未のことを心配してると思ってんだ~!?」

「きゃはきゃはきゃは!」



服を調えて式場へ向かうと、カボチャの香りが漂ってきていた。

席に着いて、冬未は少し真剣な顔になって話し始めた。

「ねえ、まー君。今でも私は、漆黒の夢を見るんだ。世界を滅ぼしていたり、殺されていたり、力尽きて死んでいたり。そんなロクでもない世界と、この幸せな世界。どっちが夢で、どっちが現実なのか、わからなくなるときがある。どっちも夢なのかもしれないし、どっちも現実なのかもしれない。私が向こうを見ているように、向こうの私も、こっちを見ているのかもしれない。だから、えーと・・」

その先は勇者が続けた。

「だから俺たちは、ちゃんと幸せになろうってことだよな。」

「うんっ!」










この世界は死に向かっている。

生きることは世界への反逆で。

死ぬことは世界への恭順に過ぎないのかもしれない。

生き物は、ひとりで生まれて、ひとりで死ぬ。



この世界は死に向かっている。

幸せは泡沫の夢で。

最期に自分を癒すのは孤独なのかもしれない。



ならば。

孤独に癒されるならば。

独りじゃない感覚を知っておくべきだ。

独りじゃない感覚を知らなければ、孤独に癒されることもない。



ひとりで生まれて、ひとりで死ぬ。

けれども、独りで生きて、独りで死ぬわけじゃない。

死んでも独りじゃなければ、何も恐いことはない。



死を統べる冥府の王として、お前たちの未来に幸あれと願う。








   孤独の王者は死を統べる   完

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この記事へのコメント

2013年12月05日 13:41
コング「魔法使いの恋心。片思いは辛い」
火剣「幼馴染よりも戦友の絆のほうが上だと思いたい気持ちはわかる」
コング「占有。支配。好きな言葉」
ゴリーレッド「冬未と勇者の絆は想像以上に深かった」
コング「全裸で手足を拘束された状態で憎き敵に大切な体を支配されてしまう・・・」
ゴリーレッド「何の話をしている?」
コング「独り言」
火剣「冬未のスケールも想像以上だったか」
ゴリーレッド「殺し合いはやめようと言うのかと思ったら、しよ?」
火剣「冥王は封印できない。ならば戦か和睦か」
ゴリーレッド「戦を選んでしまったか」
コング「冬未の肉体的強度は一般人と大差ない? ならば僕と魔法なしルールでバトルしよう。乙女の純情を賭けて」
ゴリーレッド「コングは命を賭けるのか?」
コング「やっぱりやめた」
火剣「ピルトも解放されたか。この戦はもはや人間には理解不能だ」
コング「火剣も人間だったか」
ゴリーレッド「時間を止める? 冬未はそんな技も」
コング「♪時間よー止まれー」
火剣「にのまえの能力か」
コング「夢と現実? これはどっちがどっちなんだ」
ゴリーレッド「金縛りは夢。でも人は起きている感覚でいるから現実と思って慌てる」
火剣「確かに金縛りは体が移動したり浮いたり、目の前を妖精が飛んだりする。あれは間違いなく夢だな」
コング「冬未が一糸まとわぬ姿でいる場面と、串刺しシーンだけは真相を解説してほしい」
ゴリーレッド「その淫らな笑顔ではダメだ」
火剣「夢と現実。永遠のテーマであり、ロマンだ」



2013年12月05日 23:15
>火剣さん
常人の理解を超えた戦い。それはシンプルに、戦争は戦いたい者だけが戦えばいいという思いから成るものでした。夢と現実が交差する中に意識のある冬未は、スケールも途方もない。単なるハッピーエンドではなく、マルチエンディングにしてみました。
海辺で裸でいるのも、ベッドで串刺しになっているのも、それぞれ別次元の平行世界であり、最終的に大導師と対峙しているのは第1作の「幼馴染は夢を見る」の世界となっています。

佐久間「やっぱり戦いたい奴だけで戦うと清々しいな。」
山田「それが戦闘狂の感覚か。ある意味ドラクエは戦闘狂ばっかりと言えるのかもしれん。」
佐久間「私と山田は幼馴染で戦友。最高の絆だ!」
山田「そんなものではない、腐れ縁だ。というか、中学生の頃に出会っても幼馴染と言えるのか?」
八武「くすぐりシーンは冬未がぐったりするまで続けるべきだった。勇者は未だ英雄ならず。」
山田「常人には理解不能な意見だ。」
佐久間「ちなみに時間停止の伏線は、見逃してくださイオナズンの部隊長と戦ったときに張られていた。」
八武「一十一!」
山田「ああ、あれが伏線だったか・・・。あの部隊長のインパクトが酷くて、気にも留めなかった。」
八武「海辺の冬未を拾いたい。」
佐久間「眠らせてやれ。」
八武「串刺し冬未は即時治療!」
佐久間「眠らせてやれ。」
山田「夢と現実か・・・。火の鳥でもあったな。ロマンチックだ。」
2013年12月07日 12:38
>「冥王さん、それに、みんなも。ここで殺し合い、しよ?」
ツヲ「まさか、カードゲーム、しよ?ぐらいのノリで殺し合い宣言。いいよ、冬未ちゃん!僕とカードゲーム、しよ!」
白龍「あなたはどこまで自分の都合のいいように事実をねじ曲げれば気が済むんですか、ツヲさん。」
ツヲ「本当に突拍子もないことを考える娘だよ、冬未ちゃんは。」
梅花「でも、それが冥王の心に響いた…。」
白龍「そうですね。わざわざピルトを解放し、本当に全力全開、恨みっこなしの命懸けの戦争ごっこ。そして、誰も死なず、誰も殺さなかった。奇妙な信頼関係があったのかもしれません。ここで相手を殺しても恨みが残らないという奇妙な信頼。殺す気で攻撃しても奴らなら必ずかわし、防ぎ、生き残ってくるだろうという奇妙な信頼。」
ツヲ「マルチエンディングにはドキッとさせられたよ。まさか冬未ちゃんが消失でバッドエンド?一体何が…!?」
白龍「どこかで道を一本変えていたら、そんな未来もあったのかもしれませんね。」
梅花「殺す世界、生きる世界…。一人の世界、独りじゃない世界…。殺し合いの果てに、皆生きる世界もあったのかもしれないんだね…。一人の幸せ、皆の幸せ…。うん、そうだね…。必死で生きる、ただ、それだけなんだ…。世界に反逆しても、必死で生きる。人間も、魔物も、誰もがそう…。ただ、生きることに必死になる。最後には死ぬのは運命でも…。必死に生きるから、未来に一筋の光が差すのかも、しれないね…。」
2013年12月07日 21:44
>千花白龍さん
サラッと殺し合い宣言をする冬未さん。作者の予想以上に期待に応えてくれる娘です。だからこそ、最初は封印される予定だった冥王とも和解することになりました。
白龍さんは、冥王と手を繋ぐ可能性を早くから予感してましたね。あのときはドキッとしました(笑)。梅花さんを思えば、それも必然だったように感じます。

佐久間「翼と梅花を足して2で割ったら冬未に近いかもしれない。」
山田「生きることは反逆することか・・。必死に生きるからこそ、いつか死を迎えるときに納得して目を閉じれるんだな。」
佐久間「ここで死んでも悔いは無いって人生こそ、最高だ。」
八武「デュエリストはカードで死ねたら本望だという。というわけでカードゲームでふゆみんと対決だ!」
山田「カードだけだろうな?」
八武「カードだけだよ。」
佐久間「闇のデュエルとか言い出すんだろう。」
八武「違う・・・脱衣ポーカーだ!」
佐久間「服をベットするのか。突拍子もあることを考える。」
山田「やめんかい!」
佐久間「しかし、信頼関係のある戦いは良いものだ。私と山田も・・・。」
山田「俺と佐久間の関係を、信頼という高尚な言葉で表現していいものかどうか。」
八武「お互いに全力でぶん回しても壊れないと信じあうのも、やはり信頼なのだよ。」
佐久間「何にせよ、必死になれる人生は素敵だ。」

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