思考の多動

自分を苦しめている症状を正確に表現しつつ、
それを分かりやすく、かつ簡潔に纏めてくれるのは、
専門用語の重要な役割の1つだと思います。

まずもって自分の症状を言語化するのが難しく、
それを他者に理解させるのは、もっと難しい。
お医者さんからは、「君の苦痛を経験してない人には
本当の意味では分かりっこない」と言われており、
実際そうなんだよなぁ・・・と感じます。

完全一致とまでいかなくても、
同じと見なせる苦痛を味わった者同士ならば
5分の間に10回は頷けるほどに理解が進むのですが、
そうでない関係だと、莫大な根気と労力が
お互いに必要になってくるので、やってられない。


イヤーワームで検索してみると、
眼鏡のイケメンが数分ほど解説してくれる動画がありましたが、
どっちかというと思考の多動に関する方が、より共感。

私の場合、好きな音楽のイヤーワームは
さほど苦痛ではない部類に入るのです。
嫌いな音楽が流れだすのを、好きな音楽のイヤーワームで
反射的に阻止しているのもあって、
それが滞るときこそ地獄の苦しみ。

では、その苦痛は何なのか。
すなわち単なるイヤーワームではない、複合的な症状であり、
“思考の多動”が他と組み合わさることで、
止め処も無い連想が、必ずといっていいほど負に固定される。
ああ、そういうことだよなあ・・・って頷く。


いやまあ当たり前のことしか言ってないのですが、
地獄の苦しみの経験者だからこそ、
当たり前のことを、きちんと当たり前に言えるんですよね。
正直、下手なカウンセラーにカネ払うより、
この動画を観てる方が症状が和らぎました。

家族や専門家が頼りになるようなら、
ネット検索とかしてませんって・・・。
もとい、私が思い描く“専門家”って、
最低限それの経験者であり、今でも完全には離れてない者。

数学の問題を解いたことがない数学教師など見たことないし、
スポーツや格闘技のコーチは、現役ほどでなくても
一般人のそれを格段に凌駕するはずだと思うのですが、
どういうわけだか“カウンセラー”は、
諸症状の経験者でなくても、なれてしまう。


カウンセラーという職業の需要は否定しませんが、
少なくとも私は今までに、“カウンセラー”を名乗る人々と
前提となる話が通じた経験も無ければ、
問題が解決・改善に向かったことも皆無です。

カウンセリングって、治療の一環として
お医者さんが前提として備えているスキルじゃないの?

・・・と思えるのは、良い医者に巡り合えている、
という運の良さと捉えることも出来ますが、
これを“運が良い”と言うのは抵抗あります。

そのお医者さんの言葉ですが、
治療というのは総合的なものであり、体全体を診るもの。
それが出来ないなら医者ではない、という、
厳しくも優しさに満ち溢れた信念を、話してくれました。


もちろん、私は医者ではないので、そこまでストイックな要求を
しようとは思っていません。
それは例えば、数学教師たるもの、大学入試の数学で、
初見で解けぬ問題があってはならぬ、とか言われると顔が青い感じ。
その域を目指したい、とは思うけどね・・・。

精神医学の発達が遅れているのは、仕方ないのよな。
我々精神病者が死滅しても、人類社会に特に打撃は無い。

数学教師たるもの、中学数学は概ね万事完璧に押さえよう、
という感覚を精神医学にスライドさせると、
まず間違いなく精神科医、カウンセラーが深刻に不足し、
症状の軽い人々にとって大打撃になることも分かります。


自分は救済されるべきだという感覚は結局、
自分が社会にとって不要だと認めたくないだけなんだよなぁ。
“ヒーローとヒロインの唯一つ確かな共通点は、
供給が決して需要に追い付かないことだ”って、
なかなかの名言だと思います。やるせないぜ。

てなわけで明日も私はイケメンおじさまのもとへ・・・いや、別に
イケメンとかでなく名医だから通っているのが大前提であり、
しかしそこにイケメンという付加価値が与えられることによって
治療にプラスの効果が有意に存在することは医学的に証明されており、
これもまた治療の一環として捉えることが出来るんですよね。
もはや言うまでもないことですが、念の為。







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