進撃の巨人 第134話 祈ったところで何も変わらない

無機質で強大な力に追い立てられて、
昨日も今日も人々は、
レミングさながら落ちていく。

我々の世界と異なるのは、
その姿が見えるかどうかだけなんだ。



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何だか反省してる風なことを言ってる奴がいるが、
乗り切ったら忘れるタイプだと感じる。
ここまでの事態になってからでないと
反省らしき言葉を口にしないあたり、
マガト元帥よりも随分と遅い・・・。

なんてったって“子供に罪は無い”という思想が
昔っから受け付けなくてね。どうしてもね。
“子供同士の諍い”を、軽んじる奴らが嫌いでね。
相対的にでも軽んじる奴らがね。

いや、嫌いというより、ズレてると感じる。
もはや憐れみさえ覚えているかもしれない。

子供の頃は、苛立つばかりだった。
考えていることを上手に言語化できない、
おのれの未熟さを呪い続け、
子供ということで軽んじられているなら
早く大人になりたいと思っていた。

しかし、なんのことはない。
私が口下手だとか、子供だからとかではなく、
ただ単に私が軽んじられていただけだった。


子供時代、憎悪を原動力にして自分を磨いてきたので、
どうしても怒りや憎しみを軽んじるような発言は、
軽薄が過ぎると感じるのだが、
しかし世の中そうした言説が多くて吐き気がする。

大人の諍いも結局は子供の諍いの延長にあり、
本質を同じくするということを、
どうしても理解できない人々が多すぎて嫌になる。

連中にとって、それは理解するようなことではなくて、
そのような価値観である、ということらしい。

これまで手を変え品を変え語ってきたはずのことが、
その人に全く、これっぽっちも伝わっていなかった、
心に響いていなかったと知ったときに、
失望し、熱意が冷めてしまうのだ。


・・・とまあ、そうしたダウナーが感情を投影する
スクリーンを用意してくれたが如く、
流石のジークちゃんは
投擲で飛行船部隊を粉砕するんだなっ!

やはりパラディ飛行艇が来ないと話は始まらないって!

めそめそして死ぬのを待つだけの者と、
儀式として嘆きを利用する者との違いっていうかさあ・・・!

漫画MOTHERで、極端に細い敵は
回避率が高くて厄介だってシーンがありましたが、
しかし鎧と獣の激突シーンを見て、一瞬「えっ?」ってなった!

でっけええええええええええええええええええええ!!!

この尖った骨部分だけで
100メートルくらいあるんじゃないの!?

そしてピークちゃんの華麗なる着地が
全身摺りにしか見えなかった
私の汚れた妄想を・・・誰か・・・止めてくれ・・・

・・・おぅ、あれは・・・ハンジさん・・・?
ハンジさん・・・そうですか、ハンジさん! わかりました!
巨人にエロスを感じることが憎しみを超えることなんだ!
否定するんじゃない、超えるんだ!
さあ、征こう、憎しみの果てにある巨人萌えの世界へ!


「エレン・・・もう一度、嫌な質問してやるよ」

おお・・・アルミンらしいアルミンが・・・

「“君のどこが自由なのか”って」

アルミンが、カッコいいんじゃあああ・・・!

「そこから引きずり出した後・・・」

エレンを引きずり出すのはアルミンの役目!
みんな知ってるね!








この記事へのコメント

ラギ
2020年11月13日 00:15
「地ならし」は思ったより広範囲で行われてたことに少々驚いたラギです。
マーレがある大陸以外にも広がってたのか。あくまで大陸内、及びその比較的周辺まで、なのかもしれないけれど。

>何だか反省してる風なことを言ってる奴がいるが、
>乗り切ったら忘れるタイプだと感じる。
他所の感想まとめ見ても大体同じ意見だった、自分もそう思った。
なにせ、演説と同時に爆撃しかけてるしね。
“子供に罪は無い”は……まあ、こういう演説では「子供」が「未来」とか「希望」とかの象徴として扱われるのは定番だしなぁ。
こういう時は大体「子供」という大きな括りで、子供一個人に言及するのはまれでしょうしね。

この演説で言及されてる大きな事は「憎しみのシステム化」ですかね。
個人個人の憎しみなら、当事者同士の争いでどうにかなるけど、それが組織、団体、国と広がっていくと、それに付随する利権やら面倒ごとの押し付けやらが絡み、「憎いやつら」を設定しといた方が楽、それ前提の世界として周していった方が優位でいられる、と。

マーレであれば、汚れ仕事も他国の恨みもユミルの民に押し付けて、自分らは美味しいとこ取り。
ズルい事をしている、という後ろめたさは「かつて先祖が巨人に支配された憎しみ」が正当化してくれる。

それを反省してた……んだけど、ここで地ならしが止まったら、今度は地ならしを理由に島を攻めてくるよな……徹底的に。

それでも、虐殺を止めにいくアルミン達は……なんだかなぁ、と言う考えは拭えない。
世界側のパラディ憎し描写が大々的で「そりゃ世界に向けて地ならしするわ」という説得力が強すぎてね……。
アッキー
2020年11月13日 23:47
>ラギさん

言われてみると、壁の大型巨人は足りているのか気になります。
ローゼやシーナも動員していたらパラディが酷いことになるし、マーレで暮らすユミルの民で、いなくなっている面々を巨人化しているとしても、ドリフターズ黒王軍みたいな虱潰しは難しそうなんですよね・・・。

始祖ユミルが長時間かけて巨人の肉体を作っていると明かされた時から、壁の巨人は、もしかして人間ベースではなく、戦鎚の力で作った人形が大半なのかな・・・という可能性が浮かんでいるアッキーです。


>なにせ、演説と同時に爆撃しかけてるしね。
まったくですわ・・・。
憎しみのシステム化が限界を迎えたから、次は「反省のシステム化」に切り替えようとしている。そんな風にしか映りません。

そうした卑劣な大人たちも、かつては前の大人たちから未来を託された子供たちだと思うと、また同じことが繰り返されるとしか思えないんですよね・・・。
大局で語るのは必要ですが、個人を蔑ろにすることは結局、多数の利害で動いていく世界から脱却できない、という。


>「そりゃ世界に向けて地ならしするわ」という説得力が強すぎてね……。
少なくとも、地ならしに対する負の感情が、ユミルの民が迫害されている状況への怒りを上回るようでは、踏み潰されても仕方ないと私も思っています。
正直この光景を「惨たらしい」ではなく「美しい」と感じている自分がいると思うと、エレンのうっとり顔が腑に落ちる・・・。

アルミン達も心の奥では、地ならしを止めることは優先事項に据えてないと思うんですよね。それを優先するならジークの安楽死計画に乗っかっているわけで。
仲間が一致するラインが地ならし阻止であって、シンプルに「エレンを引きずり出して」「外の世界を冒険する」って行動原理に立ち戻りつつあるのでは、というのが私の予測ですが、ちょっと願望入りすぎてるかな・・・?

いや、倫理観を度外視すれば、今こうして外の世界を縦横無尽に駆け巡っているアルミン達メッチャ楽しそうやん、って思うわけですよ。
ある意味アルミンの夢も現在進行形で叶っているという。

ミカサにも是非「その女(始祖ユミル)殺して体中かっさばいて、その汚いところから出してあげるから」的な感じに立ち戻って欲しいな・・・と、これまた願望に塗れた予想ですが。
ときめきは人類規模の悪習に抗い続ける武器でもある、とは田口雅之の言葉でもありますが、そう思いたい。


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